異世界大家族〜お母さんは大変です

第239話 子供視点19② プレゼントを買いに2

　寝ているお母さん達には置き手紙を書いて、僕達8人きょうだいはショッピングモールに来ていた。

アインス　「お母さんのプレゼント不死鳥フェニックスの羽衣なんていいんじゃない？物理と魔法の防御力高いし。」

ドゥーエ　「お前予算いくらだと思ってるん？2人分で大金貨20枚におさまるように考えてくれよ。」

アインス　「はいはい…そう考えると結局一泊二日の旅行券が妥当なのかな…」

ドゥーエ　「そうかもな…隣国の温泉地とかな。」

トロワ　「えー年寄り臭い。もっといい場所にしましょうよ。」

ドゥーエ　「例えば？」

トロワ　「華の都があるフルールｩとか…」

ドゥーエ　「あそこ内戦真っ最中だから無理だろ。それも遠過ぎるし。」

トロワ　「ちぇっ駄目か。じゃあ隣国の温泉地でいいや。」

ドゥーエ　「急に投げやりになったな、まぁいいや。じゃあ隣国の温泉地に絞っておすすめの場所があるやつは言ってくれ。」

フィーア　「はい！」

ドゥーエ　「フィーアどうぞ。」

フィーア　「オォイータなんてどう？有名だし。」

ドゥーエ　「確かにあそこなら予算内だしいいな。候補の1つに入れところ。他は？」

ペンタ　「はい！」

ドゥーエ　「ペンタどうぞ。」

ペンタ　「ハコネェーもいいと思う。野菜とか美味いし。」

ドゥーエ　「そこも悪くないな。オォイータより近いし。他に意見は？」

ドゥーエ以外　「………」

ドゥーエ　「ないな…じゃあこの2つのどちらかにしよう。いい方に挙手してくれ。オォイータがいい人…アインスとフィーア、アーニム。て…ことはハコネェーは…」

アーニム　「ドゥーエはどっちなの？」

ドゥーエ　「僕はハコネェーかな。近い分、宿泊施設のグレードを高く出来るし。」

ヘプタ　「じゃあハコネェーで決まりだな。」

ドゥーエ　「そうだね多数決でもそうだしね。じゃあそこのペアチケット買うか。すみません！」

　トラベルの店に入り店員さんに話し掛けた。

店員　「はい、何でしょうか？」

ドゥーエ　「ハコネェー行き大人2人のペアチケットをください。」　

店員　「申し訳ありません。そちらは現在人気で、今からご予約となると半年以上かかりますが…」

ドゥーエ　「え～そんなぁ…みんなどうする？」

ドゥーエ以外　「オォイータでいいんじゃない？」

店員　「オォイータなら2人分空いておりますよ。」

ドゥーエ　「じゃあオォイータで。」

店員　「はい、日時はいかがなさいますか？」

ドゥーエ　「1週間後で。」

店員　「かしこまりました。ではこちらにサインと料金大金貨10枚をお願いいたします。」

〈ｶｷｶｷ～ジャラ…〉

店員　「ではこちらチケットになります。」

ドゥーエ　「どうも。」

店員　「ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております。」

ドゥーエ　「さてパーティー料理の材料を買って帰るか。」

トロワ　「え～せっかくショッピングモールに来たんだからまだ遊びましょうよ。金もあるんだし。」

ドゥーエ　「残りの金はパーティーに使うから駄目だ。行くぞ。」

トロワ　「ちょっとだけだけだから。お願い～♡」

　ベタベタとドゥーエにくっつくトロワ。

ドゥーエ　「…わかった、わかったから。じゃあ1人中銀貨10枚な。」

トロワ　「やったー！じゃあ女子3人で遊んで来る。フィーア、ユイット行くよ。」

フィーア&ユイット　「うん！」

　3姉妹は元気な足取りでいなくなった。

ドゥーエ　「女子の勢いは凄いな。」

アインス　「同感。」

ペンタ　「同じく。」

アーニム　「おいら達はどうする？」

ヘプタ　「そろそろ昼だし昼食食べに行こうぜ。」

ヘプタ以外　「賛成。行こう。」