246 / 251
第246話 口論
しおりを挟む
〈シュッタ〉
ナーダ&ケイ 「どうも…」
アインス 「お母さん達……なんで?」
ナーダ 「ちょっとガーネットさんに用事があってね…」
アインス 「そう…?」
〈ガチャ〉
ガーネット 「ナーダさんどうしました?忘れ物ですか?」
ナーダ 「違いますよ。」
ガーネット 「ではなんですか?夫婦揃ってわざわざこちらにいらっしゃったのは?」
ナーダ 「私達の子供達があなたが作ったものでおかしくなりました。だから治療方法を教えてください。それが出来ないなら私が満足するまであなたを殴ります。」
ガーネット 「は?」
アインス 「お母さん……」
ケイ 「ナーダ殴るのはちょっと…」
ナーダ 「ケイは黙ってて!!」
ケイ 「はい…」
ナーダ 「まぁそういうことなんですけどどうですか?」
ガーネット 「治療法はありますけど暴力に訴えようとするナーダさんには教えたくないですね。」
ナーダ 「教えればしませんよ。」
ガーネット 「それでじゃあ…とはなりませんよ。」
ナーダ 「わかりました。それならどうすればいいですか?暴力に訴えようとしたことに対して謝ればいいんですか?教えてくださいよ!!」
ガーネット 「そう詰めて来ないでくださいよ。面倒臭いな…」
ナーダ 「『面倒臭い』?面倒臭いのはアンタのせいでしょうが!!」
ガーネット 「私のせいにしないでくださいよ。元を辿ればパンケーキとジュースは私は無理やり勧めていません。お子様達が自分から摂取したんです。それなのにそういう言い方はどうなんですか?」
ナーダ 「責任転嫁するなよクソアマ!もう怒った…コテンパンにしてやる!!」
ガーネット 「かかって来なさいよ…クソクレーマー…」
ケイ 「2人共やめなよ。親戚同士なんだからさあ…」
アインス 「ケイさんの言う通りだよ。やめなよ。」
ナーダ&ガーネット 「ケイ(さん)とアインス(君)は黙ってて!!」
ケイ 「はい…でもほどほどにしてね。君達にはそれぞれ子供達がいるんだから…」
ナーダ 「大丈夫よ。こいつを懲らしめるだけだから。」
ガーネット 「悪者扱いなんて感じ悪いわね。これだから育ちの悪い冒険者は嫌いなのよ。」
ナーダ 「今は育ちは関係ないでしょ!」
ガーネット 「あるわよ。育ちが悪い=性悪って世の中相場が決まっているのだから。」
ナーダ 「それならアンタだってそうなんじゃないの?」
ガーネット 「私の実家は男爵家の家庭なんで違いますけど?」
ナーダ 「どうせ没落でしょ?平民と婚約しているのだから。」
ガーネット 「違いますけど?ガイさんとは恋愛結婚なんで。」
ナーダ 「あっそ!どうでもいいけど。」
ガーネット 「何よ!」
〈ガチャ〉
ガイ 「ふぅわ…別室で寝ていたのに騒がしいな。一体どうした?」
ケイ 「兄さん。」
ガーネット 「あなた…クレーマーが家に来たから追い出して。」
ガイ 「『クレーマー』ってナーダさんとケイか?なんでそんなことに?」
ナーダ 「かくかくしかじかで……」
ガイ 「それはこちらの不手際だで申し訳ない…」
ガーネット 「あなた…なんで?」
ガイ 「ガーネット、勧めていなくても出した時点で俺達が悪い。だから謝ろう。」
ガーネット 「わかったわよ。変なものを提供して申し訳ございませんでした。治療方法はこちらの紙に記したのでどうぞ…」
ナーダ 「どうも…じゃあケイ帰るわよ。」
ケイ 「うん。アインス君は置いてきていいの?」
ナーダ 「まぁガイさんがいるし大丈夫でしょ。帰るわよ。」
ケイ 「わかった。兄さんじゃあね。」
ガイ 「あぁ…」
〈シュッ〉
ナーダ&ケイ 「どうも…」
アインス 「お母さん達……なんで?」
ナーダ 「ちょっとガーネットさんに用事があってね…」
アインス 「そう…?」
〈ガチャ〉
ガーネット 「ナーダさんどうしました?忘れ物ですか?」
ナーダ 「違いますよ。」
ガーネット 「ではなんですか?夫婦揃ってわざわざこちらにいらっしゃったのは?」
ナーダ 「私達の子供達があなたが作ったものでおかしくなりました。だから治療方法を教えてください。それが出来ないなら私が満足するまであなたを殴ります。」
ガーネット 「は?」
アインス 「お母さん……」
ケイ 「ナーダ殴るのはちょっと…」
ナーダ 「ケイは黙ってて!!」
ケイ 「はい…」
ナーダ 「まぁそういうことなんですけどどうですか?」
ガーネット 「治療法はありますけど暴力に訴えようとするナーダさんには教えたくないですね。」
ナーダ 「教えればしませんよ。」
ガーネット 「それでじゃあ…とはなりませんよ。」
ナーダ 「わかりました。それならどうすればいいですか?暴力に訴えようとしたことに対して謝ればいいんですか?教えてくださいよ!!」
ガーネット 「そう詰めて来ないでくださいよ。面倒臭いな…」
ナーダ 「『面倒臭い』?面倒臭いのはアンタのせいでしょうが!!」
ガーネット 「私のせいにしないでくださいよ。元を辿ればパンケーキとジュースは私は無理やり勧めていません。お子様達が自分から摂取したんです。それなのにそういう言い方はどうなんですか?」
ナーダ 「責任転嫁するなよクソアマ!もう怒った…コテンパンにしてやる!!」
ガーネット 「かかって来なさいよ…クソクレーマー…」
ケイ 「2人共やめなよ。親戚同士なんだからさあ…」
アインス 「ケイさんの言う通りだよ。やめなよ。」
ナーダ&ガーネット 「ケイ(さん)とアインス(君)は黙ってて!!」
ケイ 「はい…でもほどほどにしてね。君達にはそれぞれ子供達がいるんだから…」
ナーダ 「大丈夫よ。こいつを懲らしめるだけだから。」
ガーネット 「悪者扱いなんて感じ悪いわね。これだから育ちの悪い冒険者は嫌いなのよ。」
ナーダ 「今は育ちは関係ないでしょ!」
ガーネット 「あるわよ。育ちが悪い=性悪って世の中相場が決まっているのだから。」
ナーダ 「それならアンタだってそうなんじゃないの?」
ガーネット 「私の実家は男爵家の家庭なんで違いますけど?」
ナーダ 「どうせ没落でしょ?平民と婚約しているのだから。」
ガーネット 「違いますけど?ガイさんとは恋愛結婚なんで。」
ナーダ 「あっそ!どうでもいいけど。」
ガーネット 「何よ!」
〈ガチャ〉
ガイ 「ふぅわ…別室で寝ていたのに騒がしいな。一体どうした?」
ケイ 「兄さん。」
ガーネット 「あなた…クレーマーが家に来たから追い出して。」
ガイ 「『クレーマー』ってナーダさんとケイか?なんでそんなことに?」
ナーダ 「かくかくしかじかで……」
ガイ 「それはこちらの不手際だで申し訳ない…」
ガーネット 「あなた…なんで?」
ガイ 「ガーネット、勧めていなくても出した時点で俺達が悪い。だから謝ろう。」
ガーネット 「わかったわよ。変なものを提供して申し訳ございませんでした。治療方法はこちらの紙に記したのでどうぞ…」
ナーダ 「どうも…じゃあケイ帰るわよ。」
ケイ 「うん。アインス君は置いてきていいの?」
ナーダ 「まぁガイさんがいるし大丈夫でしょ。帰るわよ。」
ケイ 「わかった。兄さんじゃあね。」
ガイ 「あぁ…」
〈シュッ〉
10
あなたにおすすめの小説
狼になっちゃった!
家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで?
色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!?
……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう?
これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
【完結】異世界転移したら騎士団長と相思相愛になりました〜私の恋を父と兄が邪魔してくる〜
伽羅
恋愛
愛莉鈴(アリス)は幼馴染の健斗に片想いをしている。
ある朝、通学中の事故で道が塞がれた。
健斗はサボる口実が出来たと言って愛莉鈴を先に行かせる。
事故車で塞がれた道を電柱と塀の隙間から抜けようとすると妙な違和感が…。
気付いたら、まったく別の世界に佇んでいた。
そんな愛莉鈴を救ってくれた騎士団長を徐々に好きになっていくが、彼には想い人がいた。
やがて愛莉鈴には重大な秘密が判明して…。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました
東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!!
スティールスキル。
皆さん、どんなイメージを持ってますか?
使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。
でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。
スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。
楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。
それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。
2025/12/7
一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる