BLショートストーリー

メタボ戦士

文字の大きさ
74 / 131

不味飯プレイ1

しおりを挟む
 成田実なりたみのる(僕)(20)は、冠木天智かぶらきてんじ(彼氏)(23)のマンションのキッチンに立っていた。

 天智は冷蔵庫から取り出した、見たこともない色の液体が入ったパックを僕の前に突き出した。

「ミノル♡これさぁ···会社で作っている試作のプロテインなんだけど、食べてくれないかな♪」

 彼の笑顔はどこか不気味に感じられた。

「いやぁ····アハハ···ちょっと····」

 僕が首をひねると彼は強引にパックを開け、スプーンですくって口に運んで来た。

「ゥ゙ゥッ·······」

 口の中に広がるのは想像を絶する不味さ。

 まるで腐った魚の生臭さと鉄分の味が混ざり合ったような、吐き気を催すような感覚だった。

 顔をしかめると彼は満足そうに笑った。

「どう?美味しい?」

「クソ不味い····汚物過ぎぃ····」

 正直に答えるとさらに嬉しそうに、次々とスプーンですくって口に押し込んで来る。

「もっと食べて♡お残しはダメだよw」

「む、無理···お腹いっぱ·····おごぉ···」

 抵抗しようとすると強引に顎を掴み、口の中に詰め込んだ。

「ごっ···ぐぅ゙ん゙····」

 必死に飲み込もうとするたびに『もっと』と促し、拷問のように食事は続いた。


♢♢

 食事の後、天智は僕をベッドに押し倒した。

「次はもっと美味しいものをあげるよ♪」

 そう言って、自分のジーンズを下ろし始めた。

 僕の体はまだ不味い食事の味が残っていて気持ち悪かったが、同時に彼の体を求める自分がいた。

 天智はゆっくりと体の中に侵入してきた。

 体はまだ食事のせいで硬直していたが、熱がゆっくりと体中に広がっていく。

「ア···ンゥ····」

 思わず声を出してしまうと、さらに深く突き込んで来る。
 
「もっと····俺を欲しがって♡」

 彼の声はまるで端正なヨーロッパの彫刻のような見た目からして堕天使のようだった。

 僕の体は不味い食事の記憶と熱が入り混じり、複雑な感情に揺れていた。


♢♢

 激しい種付けの最中、天智は突然僕の体から離れて僕の口に何かを注ぎ始めた。

「アッ·····フ·····ゥゥン····」

 それは精液だった。

 口の中に広がるのは不味い食事とは全く異なる甘く濃厚な味。

「どう?美味しい?」

 彼の問いかけに何とも言えなかった。

 不味い食事の後だったからか、それとも彼への感情がそうさせたのか、精液の味は、今まで感じたことのないほどの甘さを感じた。


♢♢

 それからというもの、僕の日常は天智による屈辱的な食事とその後の激しい種付けで満たされるようになった。

 最初は不味い食事に苦しんで精液の味に戸惑っていたが、少しずつその繰り返しに快感を感じるようになっていった。

 不味い食事をすることで彼との種付けがより一層甘く感じられる。

 そして精液を飲むことで次の屈辱的な食事への期待が高まる。

 僕の心は完全に支配されていた。

 
♢♢

 ある日、天智は僕の耳元で囁いた。

「ミノル····もう俺から離れることはできないよ。一生、俺の玩具だね···フフッ·····」

「ぁ·····ぅぅ·······」

 もう彼に反論する力など残っていなかった。

 ただ腕の中に身を任せ、彼の言の葉に陶然とするだけだった。

(続く)
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

年越しチン玉蕎麦!!

ミクリ21
BL
チン玉……もちろん、ナニのことです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...