俺のパーティーはとても賑やかです。

ノタケムラマサ

文字の大きさ
1 / 4
第1章:求めていた世界

退屈な世界

しおりを挟む
1、
カタカタ…カチ…カチ…
「クソッ!また死んだ。」
春休み最終日夕日が沈む頃、
俺はいつものように銃ゲーム(特にfps)をしていた。そこら辺の家庭用ゲーム機の銃ゲームの様な甘ったるいものではなく、ゲーム用のパソコンで毎日家にいる時は、トイレやお風呂などの時間以外はパソコンとにらめっこしている。俗に言う ガチ勢 である。といってもアニメやラノベも大好きなオタクでもある。
「俺だってクラスに可愛い女子がいれば学校にだって進んで通うのに……明日から登校日か、めんどくさ…はぁ」
一応学校には毎日通ってはいる。成績もクラスの真ん中くらい。
普通の高校生である。身長は高い方で顔もそこそこイケてはいるが、オタクオーラが滲み出ているせいか、モテない。彼女もいなければ、気になっている人すらもいない。
「自分の好みは金髪で髪が腰辺りまで伸びており、前髪はぱっつんで端正な顔立ちで目はパッチリしてるけど少しツリ目で両腕を腰に当てている姿が似合うロリっ子だぁぁぁ!」
それからしばらく沈黙が続いた後「まぁそんな理想の人はこの世界にはいないわな。」
それから
「勝つまでやってる!」
再びゲームを再開する。
2、
「っ…眩しぃ」
朝の7時今日から登校日である。
「準備しないと…」
俺の通っている高校は8時までに正門を通過しなければならない。今日は始業式だけだから午前中には帰って来られる。
「今日はラノベの新刊の発売日か、学校終わったら買いに行くとするか。」
顔を洗い、ご飯を食べ、歯を磨き、制服に着替えて家を出る。学校はそこそこ近いので徒歩で登校している。そして家を出てすぐに事は起こった。俺はしっかり信号が青であることを確認して横断歩道を渡ろう歩き出した。しかし反対側に行くことはなかった。俺は車が突っ込んで来ることに気づくのが遅かった様で気付いた時には道路の真ん中に倒れていた。痛みは感じないのに目線の先には赤い液体が流れている。身体が動かない。次第に視界も暗くなっていく。
・・・俺は車に飛ばされたのか。
ということはさっきの赤い液体は俺の血か…。このまま死ぬのか。正直、こんなつまらない世界で生きていくことに何の意味があるのか俺にはさっぱりわからない。丁度いい潮時かもしれないな…。神様次は、退屈しない素晴らしい世界に生きたいです。
こうして俺の17年という短い人生に幕が閉じた。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

メインをはれない私は、普通に令嬢やってます

かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・ だから、この世界での普通の令嬢になります! ↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活

天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

処理中です...