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64.【全ての元凶は、父】
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やはり貴族とは怖いものだ。
馬車に戻ったアイルはロルド・ロスフォルトの言った事を考えていた。
「待ち構えていたのでしょうね」
「でしょうね。しかも僕の欲しそうな情報を出して他は余分な事も言わずに去って行きましたね」
自分の印象を残すのには最適な方法かも知れない。
学園にいる貴族生徒達と違って流石大人と言う事か。やり方も実行の仕方も実に洗練されていて自然であった。
「平民って言ってましたよね?」
「確かに平民ですよ。罪に問われ廃爵された家の元後継を養子に迎え入れる貴族家なんてありません」
着ている服も名前も平民。
「ただ、マイナル公爵家で働いているって噂は前々からありますね。あそこはロスフォルト家が失った領地をそのまま引き継いだ家ですから」
「へー。確かにロルドさんは何か事務を一手に引き受けていそうな雰囲気がありましたね」
「多分そうでしょう。マイナル公爵は極端に事務が苦手で、長らく前王の王弟として留まっていたのも婿にも出せる家がないからだったと言われております」
色々な事情があるなぁとアイルは思った。
体も大きく迫力のあるマイナル公爵は肉体派なのだろうなと考えていると、
「なので、武闘派の奥方を貰う事になったのです」
「何で?」
『なので』の理由が見当も付かなかった。
「殴って矯正する相手が必要だったと言う話です。まあ、我が国の将軍を娶るのにこじつけた理由でしょうが」
アイルはこの時初めて、自分の住んでいる国の将軍が女性だと知った。後、公爵夫人を兼任している事も。
この国に一般的な……いや、普通に考えるような女性は何人いるだろうか?
思い返せば、精霊の女王も武人だった。女性だからと言って女性っぽい事を期待するのは人間のエゴなのだろう。
いや、やはりおかしいんじゃないか?
動揺していたアイルの思考はぐるぐる回っていた。
「それはさておき、逆ハー系聖女もどきの行方でしょうね」
「行方はそうなんだけど、逆ハー系?」
聖女もどきはアイルも同意なので問い返しはしない。
「最近ウォーゲン様の愛読書が1人の女性に複数の男性が侍る恋愛物で、その物語のような状況を逆ハーレム。通称逆ハーと呼ぶそうです」
「じいちゃんは何処でそんな本を知ったんだ。帰ったら貸して貰えるかな?」
「何冊もあるので大丈夫でしょう」
ちょっとアイルは帰るのが楽しみになった。
「で、ヴィナスを連れていったと言うか、匿った相手ですよね」
アイルの知る限りの【魅了】された人間は、全員ダルディス伯爵家に監禁されたままの筈だった。
「神殿の上位の神官に聞いたら分かるでしょうか?」
「上位の神官に金が積まれたなら分かるでしょうが、下位の神官に積まれたのなら分かりませんね。上位の神官に金を取られるので下位の神官は黙るでしょう」
「そんなに神殿は腐敗しているのですか」
「ここ数年は特に酷いですね。聖女への対応も悪いのは一般王都民も知るところになっております」
アイルは神殿の検査用ダンジョンで会った神官を思い出した。
金にならない部署だったからなのか、あの神官は感じは悪くなかった。
「聖女も金で売るかも知れないって事ですか」
「それくらいはやりかねませんね」
先程アイル達が見た聖女を讃える立派な像を神殿が建てているなんて、物凄く滑稽に思った。
そして、ロルド・ロスフォルトについてもかつて妻だった聖女を騙した元凶が妹であった事はまた、人によっては滑稽だろう。
一旦家に帰ったアイルが直ぐさまゼオリスの所に行こうとしたら、周囲からまず先触れを出せと言われて止められた。
「いつまでも平民気分ではいけませんよ。自分はともかく相手は貴族ですから」
同じ王都に住む親戚とは言え、確かに礼儀は必要だ。
ハーヴィス達に諭されて、アイルは反省した。
先触れを出してしばらく待っていると、何故か慌ただしくウォーゲンが奥の部屋に逃げて行った。
「何だろ?」
「サウザン侯爵がいらっしゃいました!」
家令が飛んできたので、アイルは思わず「先触れは何だったの?」と言わんばかりにスイレンを見てしまった。
スイレンはそっと目を逸らしつつ、
「侯爵は大変お忙しい身でしょうし、我々も早く行きましょうか」
ウォーゲンが逃げた理由はどうやらサウザン侯爵が来たからだろう。
他にフォルクロア家の血族もいないので、アイルはサウザン侯爵を出迎える事にした。
客間に通して慌ただしくお茶を準備する。
サウザン侯爵だけでなく、一緒にゼオリスも来ていた。
本来はゼオリスのみに会いたいと連絡を取っていたので、驚きつつもアイルは時間が遅くて暗いからサウザン侯爵も一緒に来たのかなと暢気に考えた。
実際にはある程度サウザン侯爵はアイルの話が何なのか察して来たのだが。
「アイルがうちに来るより、盗聴の心配がないフォルクロア家に我らが出向く方が都合がいいのでな」
時代の変わり目にはサウザン侯爵家としても無関係ではいられない。
直接の権利は持っていないものの王家の王権の根拠の一つでもあるフォルクロア家を親戚とするサウザン侯爵家は、何かしら盗聴の危険があった。
「侯爵家を盗聴する人がいるんですか」
ミリオス公爵家の場合は王妃も滞在していたし、公爵家でもあった。
「次の王に誰がなるのかはどの貴族も気になるだろう。手の届く関係先は全て押さえているだろうな」
誰が王位を継ぐかで貴族達の勢力図は変わる。
誰だって生き延びたいし上に行きたければ、時代の流れを読み切らなければいけない。
「あー……」
危なかった。
貴族の損得勘定の辺りは何も考えていなかったアイルは、サウザン侯爵の機転で危機を回避する事が出来た。
「さて、ゼオリスに会いたいと先触れにあったが、如何なる用事だろうか?」
威圧感もなくニコニコしてサウザン侯爵は話しかけた。
やや不審なものを見る目で祖父を見ているゼオリスには気付かずアイルは、
「ヴィナスという聖女見習いを匿いそうな貴族に心当たりがあるかと思いまして」
「ああ、あの第2王子を惑わした聖女見習いか。ゼオリス、心当たりがあるか?」
「……ダルディス伯爵家に監禁された者以外ですと、かつて取り巻きで卒業したか休学している者が数人おります」
以前のアイルの指摘を受けてから、ヴィナスの【魅了】にかかっていそうな人間をゼオリスは調べていた。
「独立した者はともかく廃嫡された者もおりますので、そこは調べきれませんでした」
「平民になってはな……」
貴族から平民になると暮らしが激変するので、一気に人相が変わるのはよくある事だ。
そこに加えて名前を変えられては余程諜報に特化した家門でない限り、行方を追えなくなる。
だが、今回はロルド・ロスフォルトからの情報があった。
「連れていったのは貴族だって分かってますから、調べる対象は貴族だけでいいですよ」
「貴族に絞っても5、6人いるな……いますね。その内で匿えそうな家なら……」
「まあ、どの家も匿うのは出来るだろう。秘密のセカンドハウスなど貴族は複数持っているからな」
ゼオリスも優秀な方ではあったが、やはり現役侯爵には届かない。
「ふむ。そして狙うは第2王子か。厄介だな」
「第2王子まで狙いますか?」
「狙うだろう。何せ今となっては陛下の血を引く唯一の王子だ。あまりに王族が少ないからと、罪人の血族ではなく名もない妾の子にしたのが徒となったな」
第1王子の廃嫡が決定した事で、第2王子は公的に唯一の直系王子となってしまった。
「……ルードルフ様がいらっしゃったらな」
誰の事かアイルには勿論、ゼオリスも分からなかった。
消された名前は本来1人で呟いてもいけない名前であった。
「ところでもし、王妃様の産んだ王子が現れたらどうします?」
アイルの言葉に、サウザン侯爵は目を見開いた。
「王妃様に王子?」
ゼオリスは聞いた事もない情報に普通に首を傾げていた。
「……まさか、生きていらっしゃるのか?」
廃嫡されて放り出されたとき、王都の貴族が何人も損得勘定があるとは言え探して助けようとしたが、誰1人とうとう元王子を見付けられなかった。
恐らく側妃のロスフォルト公爵家の関係者に消されたのだと、サウザン侯爵も多くの貴族と同じように考えていた。
だが、現実とは時に想像を超えて単純だ。
「うちの父が拾って連れて帰ってしまったらしいんです」
「あいつ、フォルクロア家の者として仕事もせずに何やってるんだ!」
サウザン侯爵は当然ブチ切れて、血圧の急激な上昇に耐えきれず倒れた。
馬車に戻ったアイルはロルド・ロスフォルトの言った事を考えていた。
「待ち構えていたのでしょうね」
「でしょうね。しかも僕の欲しそうな情報を出して他は余分な事も言わずに去って行きましたね」
自分の印象を残すのには最適な方法かも知れない。
学園にいる貴族生徒達と違って流石大人と言う事か。やり方も実行の仕方も実に洗練されていて自然であった。
「平民って言ってましたよね?」
「確かに平民ですよ。罪に問われ廃爵された家の元後継を養子に迎え入れる貴族家なんてありません」
着ている服も名前も平民。
「ただ、マイナル公爵家で働いているって噂は前々からありますね。あそこはロスフォルト家が失った領地をそのまま引き継いだ家ですから」
「へー。確かにロルドさんは何か事務を一手に引き受けていそうな雰囲気がありましたね」
「多分そうでしょう。マイナル公爵は極端に事務が苦手で、長らく前王の王弟として留まっていたのも婿にも出せる家がないからだったと言われております」
色々な事情があるなぁとアイルは思った。
体も大きく迫力のあるマイナル公爵は肉体派なのだろうなと考えていると、
「なので、武闘派の奥方を貰う事になったのです」
「何で?」
『なので』の理由が見当も付かなかった。
「殴って矯正する相手が必要だったと言う話です。まあ、我が国の将軍を娶るのにこじつけた理由でしょうが」
アイルはこの時初めて、自分の住んでいる国の将軍が女性だと知った。後、公爵夫人を兼任している事も。
この国に一般的な……いや、普通に考えるような女性は何人いるだろうか?
思い返せば、精霊の女王も武人だった。女性だからと言って女性っぽい事を期待するのは人間のエゴなのだろう。
いや、やはりおかしいんじゃないか?
動揺していたアイルの思考はぐるぐる回っていた。
「それはさておき、逆ハー系聖女もどきの行方でしょうね」
「行方はそうなんだけど、逆ハー系?」
聖女もどきはアイルも同意なので問い返しはしない。
「最近ウォーゲン様の愛読書が1人の女性に複数の男性が侍る恋愛物で、その物語のような状況を逆ハーレム。通称逆ハーと呼ぶそうです」
「じいちゃんは何処でそんな本を知ったんだ。帰ったら貸して貰えるかな?」
「何冊もあるので大丈夫でしょう」
ちょっとアイルは帰るのが楽しみになった。
「で、ヴィナスを連れていったと言うか、匿った相手ですよね」
アイルの知る限りの【魅了】された人間は、全員ダルディス伯爵家に監禁されたままの筈だった。
「神殿の上位の神官に聞いたら分かるでしょうか?」
「上位の神官に金が積まれたなら分かるでしょうが、下位の神官に積まれたのなら分かりませんね。上位の神官に金を取られるので下位の神官は黙るでしょう」
「そんなに神殿は腐敗しているのですか」
「ここ数年は特に酷いですね。聖女への対応も悪いのは一般王都民も知るところになっております」
アイルは神殿の検査用ダンジョンで会った神官を思い出した。
金にならない部署だったからなのか、あの神官は感じは悪くなかった。
「聖女も金で売るかも知れないって事ですか」
「それくらいはやりかねませんね」
先程アイル達が見た聖女を讃える立派な像を神殿が建てているなんて、物凄く滑稽に思った。
そして、ロルド・ロスフォルトについてもかつて妻だった聖女を騙した元凶が妹であった事はまた、人によっては滑稽だろう。
一旦家に帰ったアイルが直ぐさまゼオリスの所に行こうとしたら、周囲からまず先触れを出せと言われて止められた。
「いつまでも平民気分ではいけませんよ。自分はともかく相手は貴族ですから」
同じ王都に住む親戚とは言え、確かに礼儀は必要だ。
ハーヴィス達に諭されて、アイルは反省した。
先触れを出してしばらく待っていると、何故か慌ただしくウォーゲンが奥の部屋に逃げて行った。
「何だろ?」
「サウザン侯爵がいらっしゃいました!」
家令が飛んできたので、アイルは思わず「先触れは何だったの?」と言わんばかりにスイレンを見てしまった。
スイレンはそっと目を逸らしつつ、
「侯爵は大変お忙しい身でしょうし、我々も早く行きましょうか」
ウォーゲンが逃げた理由はどうやらサウザン侯爵が来たからだろう。
他にフォルクロア家の血族もいないので、アイルはサウザン侯爵を出迎える事にした。
客間に通して慌ただしくお茶を準備する。
サウザン侯爵だけでなく、一緒にゼオリスも来ていた。
本来はゼオリスのみに会いたいと連絡を取っていたので、驚きつつもアイルは時間が遅くて暗いからサウザン侯爵も一緒に来たのかなと暢気に考えた。
実際にはある程度サウザン侯爵はアイルの話が何なのか察して来たのだが。
「アイルがうちに来るより、盗聴の心配がないフォルクロア家に我らが出向く方が都合がいいのでな」
時代の変わり目にはサウザン侯爵家としても無関係ではいられない。
直接の権利は持っていないものの王家の王権の根拠の一つでもあるフォルクロア家を親戚とするサウザン侯爵家は、何かしら盗聴の危険があった。
「侯爵家を盗聴する人がいるんですか」
ミリオス公爵家の場合は王妃も滞在していたし、公爵家でもあった。
「次の王に誰がなるのかはどの貴族も気になるだろう。手の届く関係先は全て押さえているだろうな」
誰が王位を継ぐかで貴族達の勢力図は変わる。
誰だって生き延びたいし上に行きたければ、時代の流れを読み切らなければいけない。
「あー……」
危なかった。
貴族の損得勘定の辺りは何も考えていなかったアイルは、サウザン侯爵の機転で危機を回避する事が出来た。
「さて、ゼオリスに会いたいと先触れにあったが、如何なる用事だろうか?」
威圧感もなくニコニコしてサウザン侯爵は話しかけた。
やや不審なものを見る目で祖父を見ているゼオリスには気付かずアイルは、
「ヴィナスという聖女見習いを匿いそうな貴族に心当たりがあるかと思いまして」
「ああ、あの第2王子を惑わした聖女見習いか。ゼオリス、心当たりがあるか?」
「……ダルディス伯爵家に監禁された者以外ですと、かつて取り巻きで卒業したか休学している者が数人おります」
以前のアイルの指摘を受けてから、ヴィナスの【魅了】にかかっていそうな人間をゼオリスは調べていた。
「独立した者はともかく廃嫡された者もおりますので、そこは調べきれませんでした」
「平民になってはな……」
貴族から平民になると暮らしが激変するので、一気に人相が変わるのはよくある事だ。
そこに加えて名前を変えられては余程諜報に特化した家門でない限り、行方を追えなくなる。
だが、今回はロルド・ロスフォルトからの情報があった。
「連れていったのは貴族だって分かってますから、調べる対象は貴族だけでいいですよ」
「貴族に絞っても5、6人いるな……いますね。その内で匿えそうな家なら……」
「まあ、どの家も匿うのは出来るだろう。秘密のセカンドハウスなど貴族は複数持っているからな」
ゼオリスも優秀な方ではあったが、やはり現役侯爵には届かない。
「ふむ。そして狙うは第2王子か。厄介だな」
「第2王子まで狙いますか?」
「狙うだろう。何せ今となっては陛下の血を引く唯一の王子だ。あまりに王族が少ないからと、罪人の血族ではなく名もない妾の子にしたのが徒となったな」
第1王子の廃嫡が決定した事で、第2王子は公的に唯一の直系王子となってしまった。
「……ルードルフ様がいらっしゃったらな」
誰の事かアイルには勿論、ゼオリスも分からなかった。
消された名前は本来1人で呟いてもいけない名前であった。
「ところでもし、王妃様の産んだ王子が現れたらどうします?」
アイルの言葉に、サウザン侯爵は目を見開いた。
「王妃様に王子?」
ゼオリスは聞いた事もない情報に普通に首を傾げていた。
「……まさか、生きていらっしゃるのか?」
廃嫡されて放り出されたとき、王都の貴族が何人も損得勘定があるとは言え探して助けようとしたが、誰1人とうとう元王子を見付けられなかった。
恐らく側妃のロスフォルト公爵家の関係者に消されたのだと、サウザン侯爵も多くの貴族と同じように考えていた。
だが、現実とは時に想像を超えて単純だ。
「うちの父が拾って連れて帰ってしまったらしいんです」
「あいつ、フォルクロア家の者として仕事もせずに何やってるんだ!」
サウザン侯爵は当然ブチ切れて、血圧の急激な上昇に耐えきれず倒れた。
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