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2話
「……あの、魔王様? これ、どこへ連れて行くつもりですか?」
ゼノスの逞しい腕に「お姫様抱っこ」で抱えられたまま、僕は恐る恐る尋ねた。
視界の端で、さっきまで僕を捨てた兵士たちが、ゼノスの放つ威圧感だけで失神していくのが見える。
「黙っていろ。お前は俺の所有物になった。……名前は?」
「エルヴィンです。エルヴィン・ラングリス」
「エルヴィンか。いい名だ。俺はゼノス。この地を統べる魔王だ」
ゼノスは僕の顔を覗き込み、形の良い唇を歪めて笑った。
冷酷なはずのその笑顔が、なぜかひどく色っぽく見えて、心臓が跳ねる。
すると、彼は鼻先を僕の首筋に寄せ、深く息を吸い込んだ。
「ひゃっ……! くすぐったいです……っ」
「いい匂いだ。先ほどのキスだけでは、全く足りない。……城に着いたら、覚悟しておけ」
覚悟って何を!?
そう叫ぶ間もなく、ゼノスは黒い翼を広げ、夜空へと飛び上がった。
数分後。着いたのは、僕の故郷の王宮よりも数倍大きく、そして恐ろしく豪華な魔王城だった。
てっきり地下牢にでも放り込まれるのかと思いきや、連れて行かれたのは天蓋付きの巨大なベッドがある、贅を尽くした寝室。
「……ここ、僕の部屋ですか?」
「違う。俺の寝室だ。お前は今日から、ここで俺と共に寝起きし、常に魔力を供給する義務がある」
ゼノスは僕をベッドに放り投げると、自らも上着を脱ぎ捨てた。
シャツ越しでもわかる、はち切れんばかりの胸筋と、引き締まった腹筋。
その男らしすぎる体つきに、僕はゴクリと唾を呑む。
「さあ、食事の続きを始めようか。エルヴィン」
大きな身体が僕に覆いかぶさる。
ゼノスの手は、僕の服の合わせ目に迷わずかかり、細い鎖骨をなぞる。
その指先が触れるたび、肌が熱く火照っていく。
(待って……供給って、もしかして……服を脱ぐ必要あります……!?)
僕が混乱している間に、ゼノスの唇は今度は首筋に、そして深く鎖骨へと食らいついた。
逃げ場のない魔王の腕の中で、僕の新しい「仕事」が、想像以上に過激な形で始まろうとしていた。
ゼノスの逞しい腕に「お姫様抱っこ」で抱えられたまま、僕は恐る恐る尋ねた。
視界の端で、さっきまで僕を捨てた兵士たちが、ゼノスの放つ威圧感だけで失神していくのが見える。
「黙っていろ。お前は俺の所有物になった。……名前は?」
「エルヴィンです。エルヴィン・ラングリス」
「エルヴィンか。いい名だ。俺はゼノス。この地を統べる魔王だ」
ゼノスは僕の顔を覗き込み、形の良い唇を歪めて笑った。
冷酷なはずのその笑顔が、なぜかひどく色っぽく見えて、心臓が跳ねる。
すると、彼は鼻先を僕の首筋に寄せ、深く息を吸い込んだ。
「ひゃっ……! くすぐったいです……っ」
「いい匂いだ。先ほどのキスだけでは、全く足りない。……城に着いたら、覚悟しておけ」
覚悟って何を!?
そう叫ぶ間もなく、ゼノスは黒い翼を広げ、夜空へと飛び上がった。
数分後。着いたのは、僕の故郷の王宮よりも数倍大きく、そして恐ろしく豪華な魔王城だった。
てっきり地下牢にでも放り込まれるのかと思いきや、連れて行かれたのは天蓋付きの巨大なベッドがある、贅を尽くした寝室。
「……ここ、僕の部屋ですか?」
「違う。俺の寝室だ。お前は今日から、ここで俺と共に寝起きし、常に魔力を供給する義務がある」
ゼノスは僕をベッドに放り投げると、自らも上着を脱ぎ捨てた。
シャツ越しでもわかる、はち切れんばかりの胸筋と、引き締まった腹筋。
その男らしすぎる体つきに、僕はゴクリと唾を呑む。
「さあ、食事の続きを始めようか。エルヴィン」
大きな身体が僕に覆いかぶさる。
ゼノスの手は、僕の服の合わせ目に迷わずかかり、細い鎖骨をなぞる。
その指先が触れるたび、肌が熱く火照っていく。
(待って……供給って、もしかして……服を脱ぐ必要あります……!?)
僕が混乱している間に、ゼノスの唇は今度は首筋に、そして深く鎖骨へと食らいついた。
逃げ場のない魔王の腕の中で、僕の新しい「仕事」が、想像以上に過激な形で始まろうとしていた。
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