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3話
「ん、あああぁっ……! ゼ、ゼノス様……っ、そこは、だめ……っ!」
首筋に熱い舌先を這わされ、僕はシーツを掴んで仰け反った。
『魔力供給体』の僕にとって、魔力を吸い取られる行為は、神経を直接なぞられるような快感を伴う。
これまでの王子たちは、適当に唇を重ねるか、腕から魔力を吸い取るだけだった。
けれど、この魔王は違う。
まるで獲物の骨までしゃぶり尽くそうとする獣のように、執拗に、僕の敏感な場所を探り当ててくる。
「何がだめだ。……ここか? それとも、ここか」
ゼノスの大きな手が、僕のシャツの中に忍び込む。
熱を帯びた指先が、胸の突起をコリリと弾いた。
「ひゃうんっ!?」
変な声が出た。
あまりの刺激に腰が勝手に跳ね、ゼノスの太腿に僕の足が絡みつく。
彼は満足げに喉を鳴らし、僕の鎖骨に深い紅い痕――噛み跡を残した。
「ふむ……。このあたりに、魔力の淀みが溜まっているようだな。直接吸い出してやらねば」
(淀み!? そんなの聞いたことない……絶対、嘘だ!)
頭ではわかっているのに、彼の指先が、舌が、僕の理性をとろとろに溶かしていく。
ゼノスは僕の衣服を無造作に剥ぎ取ると、露わになった僕の全身を、食い入るような視線で見つめた。
銀髪を散らし、涙目で震える僕は、さぞかし無防備で誘っているように見えただろう。
「……信じられん。これほどの純度、これほどの密度。……あの愚か者共は、お前を単なる『予備電池』のように扱っていたのか」
ゼノスの声に、隠しきれない怒りが混じる。
彼は僕の細い腰を引き寄せ、自身の硬く熱い体躯に密着させた。
服越しでもわかる彼の「昂ぶり」が太腿に当たり、僕は顔が爆発しそうになる。
「ゼ、ゼノス様……それ、当たって……」
「気にするな。これはお前の魔力が美味すぎて、俺の制御が効かなくなっているだけだ。……エルヴィン。お前はもう、俺以外の誰にも指一本触れさせん。魔力の一滴、吐息の一つまで、すべて俺の受容体(からだ)に注ぎ込め」
有無を言わせぬ独占宣言。
同時に、彼の大きな手が僕の下着の端に指をかけた。
「あ、待っ……まだ、心の準備が……!」
「黙れ。……もっと奥まで食わせろ」
再び唇を塞がれる。
今度は、先ほどよりもずっと深く、蹂躙するように。
口内を隅々まで愛撫され、魔力と一緒に魂まで吸い取られるような感覚に、僕はただ彼の広い肩にすがりつくしかなかった。
――この男、絶倫魔王という噂は本当だったんだ。
自由を求めて逃げ出したはずの僕は、その夜、本当の「快楽の牢獄」に繋がれることになるなんて、まだ知る由もなかった。
首筋に熱い舌先を這わされ、僕はシーツを掴んで仰け反った。
『魔力供給体』の僕にとって、魔力を吸い取られる行為は、神経を直接なぞられるような快感を伴う。
これまでの王子たちは、適当に唇を重ねるか、腕から魔力を吸い取るだけだった。
けれど、この魔王は違う。
まるで獲物の骨までしゃぶり尽くそうとする獣のように、執拗に、僕の敏感な場所を探り当ててくる。
「何がだめだ。……ここか? それとも、ここか」
ゼノスの大きな手が、僕のシャツの中に忍び込む。
熱を帯びた指先が、胸の突起をコリリと弾いた。
「ひゃうんっ!?」
変な声が出た。
あまりの刺激に腰が勝手に跳ね、ゼノスの太腿に僕の足が絡みつく。
彼は満足げに喉を鳴らし、僕の鎖骨に深い紅い痕――噛み跡を残した。
「ふむ……。このあたりに、魔力の淀みが溜まっているようだな。直接吸い出してやらねば」
(淀み!? そんなの聞いたことない……絶対、嘘だ!)
頭ではわかっているのに、彼の指先が、舌が、僕の理性をとろとろに溶かしていく。
ゼノスは僕の衣服を無造作に剥ぎ取ると、露わになった僕の全身を、食い入るような視線で見つめた。
銀髪を散らし、涙目で震える僕は、さぞかし無防備で誘っているように見えただろう。
「……信じられん。これほどの純度、これほどの密度。……あの愚か者共は、お前を単なる『予備電池』のように扱っていたのか」
ゼノスの声に、隠しきれない怒りが混じる。
彼は僕の細い腰を引き寄せ、自身の硬く熱い体躯に密着させた。
服越しでもわかる彼の「昂ぶり」が太腿に当たり、僕は顔が爆発しそうになる。
「ゼ、ゼノス様……それ、当たって……」
「気にするな。これはお前の魔力が美味すぎて、俺の制御が効かなくなっているだけだ。……エルヴィン。お前はもう、俺以外の誰にも指一本触れさせん。魔力の一滴、吐息の一つまで、すべて俺の受容体(からだ)に注ぎ込め」
有無を言わせぬ独占宣言。
同時に、彼の大きな手が僕の下着の端に指をかけた。
「あ、待っ……まだ、心の準備が……!」
「黙れ。……もっと奥まで食わせろ」
再び唇を塞がれる。
今度は、先ほどよりもずっと深く、蹂躙するように。
口内を隅々まで愛撫され、魔力と一緒に魂まで吸い取られるような感覚に、僕はただ彼の広い肩にすがりつくしかなかった。
――この男、絶倫魔王という噂は本当だったんだ。
自由を求めて逃げ出したはずの僕は、その夜、本当の「快楽の牢獄」に繋がれることになるなんて、まだ知る由もなかった。
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