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第12話:影の記録 ── 6人の迷走と【スタック・ログ】
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最初に誰が泣きそうになっていたのか。
もう、誰も覚えていない。
湿った土の匂い。
見知らぬ木々。
頭上には、どこまでも続く知らない空。
6人は、森の中に倒れていた。
◇◇◇
「……ミリア、起きて。
呼吸は……OK。
状況は……最悪だね」
最初に体を起こしたのはイーサンだった。
論理的な思考が、混乱より先に現状把握へ切り替わる。
「ここ……ドコ……?
Ay…(やだ…) コワイ……」
涙声で目をこすったのはリナ。
服は土で汚れ、膝には小さな擦り傷。
「……全員、生存確認からだ。
Ingen fara…(大丈夫…) のはず……」
ヨハンが短く告げる。
その声は静かだが、どこか震えていた。
「Alright…(よし…) とりあえず、全員起きろ!
ここ……マジで“ヤベぇ場所”だぜ」
アレックスが勢いよく立ち上がる。
その豪快さが、逆に場の空気を支えていた。
「……状況、最悪ね。情報ゼロ、装備ゼロ、
位置不明。Logically…(論理的に言うと…)
これは“Dead zone”よ」
サラが淡々と分析する。
ミリアは、まだ完全に状況を飲み込めていない
顔で周囲を見回し、震える息を整えた。
「……まず、落ち着こ。私たち、
全員“日本の大学の国際寮”で出会ったんだよね。
母国も言語も違うし、男女も半分ずつだけど……
それが、私たちの強みでもある」
ミリアは、国際コミュニケーション専攻らしく、
“言語と文化”の視点で仲間を紹介していく。
「イーサン。アメリカ出身の男の子。
数学と物理が専門で、考える時は英語が混ざるタイプ」
「……まあ、否定はしないね」とイーサン。
「リナ。フィリピン出身の女の子。
看護と福祉の勉強してて……
焦るとタガログ語が出ちゃうけど、一番、人の痛みに敏い子」
「Ay…(ミリア…)」
「ヨハン。スウェーデン出身の男の子。
機械工学の人で、言葉は少ないけど……観察がすごく鋭い。
驚くとスウェーデン語が出るよね」
「…ja(ああ)」とヨハン。
「アレックス。アメリカ出身の男の子。
建築と土木の専門で、力仕事も任せられる。
英語スラング多いけど……頼りになる兄貴分」
「おい、褒めてんのかそれ」とアレックスが笑う。
「サラ。イギリス出身の女の子。
軍事戦略と歴史の専攻で……
分析がすごく冷静。英語混じりの専門用語が癖」
「事実だから仕方ないわ」とサラ。
ミリアは最後に、自分の胸に手を当てた。
「私はミリア。ドイツ出身の女の子。
国際コミュニケーション専攻で……
みんなの“言葉”と“気持ち”をつなぐのが役目。
緊張するとドイツ語が出ちゃうけど……、
みんなを守りたいって気持ちは、本物だから」
6人は互いに顔を見合わせ、ほんの少しだけ呼吸が整った。
「A-1……全員、ここに集まって。落ち着いて、話そ?」
そのコードを聞いた瞬間、6人はようやく“ゲーム内の癖”が
現実に滲んでいることに気づいた。
◇◇◇
最初の拠点は、3日で壊れた。
夜中、魔物の群れが突如、壁を突き破ったのだ。
「Damn…!(くそ…!) 来やがった!」
「B-2、側面警戒! Flank…!(側面…!) 注意して!」
「C-3、退避準備!」
「……影、揺れてる。軌道……違う」
混乱の中、6人は必死に逃げた。
翌朝、残ったのは、折れた木材と、焦げた匂いだけだった。
「……また、壊れちゃった……Ay…(やだ…)」
リナが涙をこぼす。
「仕方ないよ。次は、もっと安全な場所にしよう」
ミリアが優しく背中をさする。
「非効率だね。だが、改善点は見えた」
イーサンが淡々とメモを取る。
「……ここ、座屈してた。補強……必要」
ヨハンが残骸を触りながら呟く。
「任せろ! 次はもっと頑丈に作る!」
アレックスが拳を握る。
「……あなたたち、元気ね。まあ、悪くないわ」
サラが小さく笑った。
こうして、6人による“移動拠点生活”が始まった。
◇◇◇
1ヶ月目。
拠点は2度壊れ、3度目の場所に移っていた。
「ここ、地形的に有利だね。視界が広いし……構造的にも OK」
「影の揺れ……少ない。Trygg…(安全…) かも」
「Ay…(やだ…) でも、また壊れたら……」
それでも、6人は笑った。
笑わなければ、壊れてしまうから。
「筋肉は裏切らねぇ!!」
「……その理論、戦史にないわよ」
「合理的じゃないけど……まあ、悪くないね」
「Ne…(ね…) アレックス、スゴイね!」
「……ここ、座屈しない。たぶん」
ミリアは、そんな6人を見て微笑んだ。
(……みんな、壊れないで)
◇◇◇
3ヶ月目。
初めての“本格的な魔物”に遭遇した。
「B-2! 側面警戒!」
「J-10! 俺が前に出る!」
「……来る。軌道……読める」
「弱点……そこだ。Statistically…(確率的に…) 最適解」
「Ay…!(やだ…!) コワイ……!」
「H-8! 動かないで!」
必死の戦いの末、なんとか追い払った。
「Mission complete…(完了…)
想定より被害は少ないわ」
サラが息を吐く。
だが、全員の顔には恐怖が張り付いていた。
「これ、某FPSなら全滅案件だね」
「Ay……アレックス、死んじゃうかと……!」
「悪い。俺が前に出ねぇと守れねぇからな」
ミリアは胸の奥が締め付けられる思いで見ていた。
(……P-16、ずっと発動しっぱなしだよ……)
◇◇◇
5ヶ月目。
彼らは“魔物”より“人間”の方が怖いと知った。
「おらっ!!食料をもっと出せ!!!」
「その女、こっちに寄越せ!!」
「やめろ。それは許さねぇ!」
「Tactically…(戦術的に言うと…)それは“最悪のムーブ”よ」
「……K-11。Röd zon…(レッドゾーン…)」
「C-3……緊急退避。今は……戦わない方がいい」
その夜、6人は火も焚かず、暗闇の中で身を寄せ合った。
「……人間って、コワイね……Ay…(ほんとに…)」
◇◇◇
半年目。
森の“音”が変わった。
「……影、揺れてる。軌道……違う」
「Strategically…(戦術的に言うと…)これは“歪み”ね」
「……あれは煙だね。
Structurally…(構造的に言うと…) 自然現象じゃない」
「Ay…(やだ…) 誰か、イルかな……でも、コワイ……」
「Operation Recovery…(回収作戦…) か、
Operation Hammer…(殲滅作戦…) か……どっちかだな」
ミリアは深く息を吸った。
「A-1……一度、全員で話そう。あの煙に、近づくかどうか」
6人は、静かに輪を作った。
半年間、拠点を作っては壊され、逃げて、また作り、また壊され――。
それでも、まだ折れていない。
遠くの空で、煙が揺れている。
その向こうに、“春斗”という存在がいることを、
この時の5人はまだ知らない。
ミリアは仲間たちを見渡し、静かに言った。
「……今日はもう動かない。明日の朝、もう一度話そう」
誰も反論しなかった。
ただ、静かに頷いた。
風が揺れ、煙が細くたなびく。
――その煙が“救い”なのか、“破滅”なのか。
6人には、まだ分からなかった。
もう、誰も覚えていない。
湿った土の匂い。
見知らぬ木々。
頭上には、どこまでも続く知らない空。
6人は、森の中に倒れていた。
◇◇◇
「……ミリア、起きて。
呼吸は……OK。
状況は……最悪だね」
最初に体を起こしたのはイーサンだった。
論理的な思考が、混乱より先に現状把握へ切り替わる。
「ここ……ドコ……?
Ay…(やだ…) コワイ……」
涙声で目をこすったのはリナ。
服は土で汚れ、膝には小さな擦り傷。
「……全員、生存確認からだ。
Ingen fara…(大丈夫…) のはず……」
ヨハンが短く告げる。
その声は静かだが、どこか震えていた。
「Alright…(よし…) とりあえず、全員起きろ!
ここ……マジで“ヤベぇ場所”だぜ」
アレックスが勢いよく立ち上がる。
その豪快さが、逆に場の空気を支えていた。
「……状況、最悪ね。情報ゼロ、装備ゼロ、
位置不明。Logically…(論理的に言うと…)
これは“Dead zone”よ」
サラが淡々と分析する。
ミリアは、まだ完全に状況を飲み込めていない
顔で周囲を見回し、震える息を整えた。
「……まず、落ち着こ。私たち、
全員“日本の大学の国際寮”で出会ったんだよね。
母国も言語も違うし、男女も半分ずつだけど……
それが、私たちの強みでもある」
ミリアは、国際コミュニケーション専攻らしく、
“言語と文化”の視点で仲間を紹介していく。
「イーサン。アメリカ出身の男の子。
数学と物理が専門で、考える時は英語が混ざるタイプ」
「……まあ、否定はしないね」とイーサン。
「リナ。フィリピン出身の女の子。
看護と福祉の勉強してて……
焦るとタガログ語が出ちゃうけど、一番、人の痛みに敏い子」
「Ay…(ミリア…)」
「ヨハン。スウェーデン出身の男の子。
機械工学の人で、言葉は少ないけど……観察がすごく鋭い。
驚くとスウェーデン語が出るよね」
「…ja(ああ)」とヨハン。
「アレックス。アメリカ出身の男の子。
建築と土木の専門で、力仕事も任せられる。
英語スラング多いけど……頼りになる兄貴分」
「おい、褒めてんのかそれ」とアレックスが笑う。
「サラ。イギリス出身の女の子。
軍事戦略と歴史の専攻で……
分析がすごく冷静。英語混じりの専門用語が癖」
「事実だから仕方ないわ」とサラ。
ミリアは最後に、自分の胸に手を当てた。
「私はミリア。ドイツ出身の女の子。
国際コミュニケーション専攻で……
みんなの“言葉”と“気持ち”をつなぐのが役目。
緊張するとドイツ語が出ちゃうけど……、
みんなを守りたいって気持ちは、本物だから」
6人は互いに顔を見合わせ、ほんの少しだけ呼吸が整った。
「A-1……全員、ここに集まって。落ち着いて、話そ?」
そのコードを聞いた瞬間、6人はようやく“ゲーム内の癖”が
現実に滲んでいることに気づいた。
◇◇◇
最初の拠点は、3日で壊れた。
夜中、魔物の群れが突如、壁を突き破ったのだ。
「Damn…!(くそ…!) 来やがった!」
「B-2、側面警戒! Flank…!(側面…!) 注意して!」
「C-3、退避準備!」
「……影、揺れてる。軌道……違う」
混乱の中、6人は必死に逃げた。
翌朝、残ったのは、折れた木材と、焦げた匂いだけだった。
「……また、壊れちゃった……Ay…(やだ…)」
リナが涙をこぼす。
「仕方ないよ。次は、もっと安全な場所にしよう」
ミリアが優しく背中をさする。
「非効率だね。だが、改善点は見えた」
イーサンが淡々とメモを取る。
「……ここ、座屈してた。補強……必要」
ヨハンが残骸を触りながら呟く。
「任せろ! 次はもっと頑丈に作る!」
アレックスが拳を握る。
「……あなたたち、元気ね。まあ、悪くないわ」
サラが小さく笑った。
こうして、6人による“移動拠点生活”が始まった。
◇◇◇
1ヶ月目。
拠点は2度壊れ、3度目の場所に移っていた。
「ここ、地形的に有利だね。視界が広いし……構造的にも OK」
「影の揺れ……少ない。Trygg…(安全…) かも」
「Ay…(やだ…) でも、また壊れたら……」
それでも、6人は笑った。
笑わなければ、壊れてしまうから。
「筋肉は裏切らねぇ!!」
「……その理論、戦史にないわよ」
「合理的じゃないけど……まあ、悪くないね」
「Ne…(ね…) アレックス、スゴイね!」
「……ここ、座屈しない。たぶん」
ミリアは、そんな6人を見て微笑んだ。
(……みんな、壊れないで)
◇◇◇
3ヶ月目。
初めての“本格的な魔物”に遭遇した。
「B-2! 側面警戒!」
「J-10! 俺が前に出る!」
「……来る。軌道……読める」
「弱点……そこだ。Statistically…(確率的に…) 最適解」
「Ay…!(やだ…!) コワイ……!」
「H-8! 動かないで!」
必死の戦いの末、なんとか追い払った。
「Mission complete…(完了…)
想定より被害は少ないわ」
サラが息を吐く。
だが、全員の顔には恐怖が張り付いていた。
「これ、某FPSなら全滅案件だね」
「Ay……アレックス、死んじゃうかと……!」
「悪い。俺が前に出ねぇと守れねぇからな」
ミリアは胸の奥が締め付けられる思いで見ていた。
(……P-16、ずっと発動しっぱなしだよ……)
◇◇◇
5ヶ月目。
彼らは“魔物”より“人間”の方が怖いと知った。
「おらっ!!食料をもっと出せ!!!」
「その女、こっちに寄越せ!!」
「やめろ。それは許さねぇ!」
「Tactically…(戦術的に言うと…)それは“最悪のムーブ”よ」
「……K-11。Röd zon…(レッドゾーン…)」
「C-3……緊急退避。今は……戦わない方がいい」
その夜、6人は火も焚かず、暗闇の中で身を寄せ合った。
「……人間って、コワイね……Ay…(ほんとに…)」
◇◇◇
半年目。
森の“音”が変わった。
「……影、揺れてる。軌道……違う」
「Strategically…(戦術的に言うと…)これは“歪み”ね」
「……あれは煙だね。
Structurally…(構造的に言うと…) 自然現象じゃない」
「Ay…(やだ…) 誰か、イルかな……でも、コワイ……」
「Operation Recovery…(回収作戦…) か、
Operation Hammer…(殲滅作戦…) か……どっちかだな」
ミリアは深く息を吸った。
「A-1……一度、全員で話そう。あの煙に、近づくかどうか」
6人は、静かに輪を作った。
半年間、拠点を作っては壊され、逃げて、また作り、また壊され――。
それでも、まだ折れていない。
遠くの空で、煙が揺れている。
その向こうに、“春斗”という存在がいることを、
この時の5人はまだ知らない。
ミリアは仲間たちを見渡し、静かに言った。
「……今日はもう動かない。明日の朝、もう一度話そう」
誰も反論しなかった。
ただ、静かに頷いた。
風が揺れ、煙が細くたなびく。
――その煙が“救い”なのか、“破滅”なのか。
6人には、まだ分からなかった。
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