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今日も朝から走ろうと思ったが、身体中が痛く、動きがロボットの様になってしまう。
なんてこと!…筋肉痛がひどすぎる。……走るのは諦めたとしても、今日の午後にはダンスの先生がみえるのにどうしよう…。
ダンスの先生は、作法の先生も兼ねている。プルメリアの場合、普段は作法について多くを言われることがないが、笑い方や物の使い方など細かい所を注意される事もあるのだ。
とりあえず、ストレッチをして痛みを和らげましょう…
ストレッチをしてから、やってきたカルアに手伝ってもらい着替えて、食堂に向かった。
カルアは何時でも支えられるよう、手を前に出したまま後ろから付いてくる。
部屋を出るときにふらつき、そこから支えて歩いてくれようとしたのだが、私が断った為にこの形になった。
食堂に着くと、私を見たお父様とお母様が慌てだした。
「今日のダンスは断ろうか?」
「ウェル様、そうしましょう。こんなリアは見ていられないわ。」
「ちょっと待ってください!それは嫌です。貴族としてやらなければならない事はやります。」
渋々だがふたりは了承してくれた。
なぜそこまでと思われるかもしれないが、こんな状態だからこそ、やらなくてはいけない気がした。
ダンスレッスンの時間。
先生に会うと、ロボットのような動きの私を見て怪我をしていると思ったようだが、理由を聞いた先生は、顔をしかめた。
「淑女のやる事ではございませんね……。しかし、ご当主様が許可を出した事に、何か言っても仕方ありません。ある練習の機会を得たと思いましょう。」
「???」
そして、ダンスが始まった。
「痛みを顔に出してはいけません。笑っていなさい。」
「はい」
「笑顔が引きつっていますよ。」
「はい、すみません!」
ドS? 先生、ドSでしょ!?
ヤバい、足つりそう!
「笑って。」
「はい!」
なんとかこなし、ダンスの時間が終わった。
私は部屋に戻ると、ベッドに倒れ込んだ。
「身体が痛ぁ~い!!」
「プルメリア様、マッサージ致しましょう。」
「ありがとう、カルア。はぁ~、気持ちいいわ」
「プルメリア様、今日はなぜ休まなかったのですか?」
「ん?ダンスの事?」
「はい、身体に痛みがあるのにダンスだなんて。」
「怪我をしているわけではないし、私の我儘で他を疎かにするのはいけないわ。」
「怪我と一緒です!」
「くすくす、心配してくれてありがとう。」
次の日…。
痛みが残ってはいるが、前の日より落ち着いたので走ることにした。
そして、その次の日に痛み復活。
そんな日々を続けていると、走ることに慣れ、筋肉痛にもならなくなったので、周数も増やした。
その頃には、走る令嬢はオパール家の日常の光景となっていた。
師匠のジェイソン騎士団長も、ちょくちょく顔を出してくれている。
「平坦なところは慣れてきたな。それなら、そろそろ森の中もコースに加えろ。」
「はい!泥や障害物ですね!」
「話が早くて助かるよ。よしよし。」
師匠が頭を撫でてくれた!
もう!どこでも走れます!!
「それから、今日からは護身術を始めよう。」
「!!! もう、教えてもらえるのですか?」
「軽いものからな。」
そう言って教えてくれたのは、前世で言うところの暴漢撃退法だった。見た事はあるが、やった事はない。恐る恐るしてみると、自分では形にはなっていると思う。
「形は良いが、勢いが足らないな。まぁ、慣れだな。回数こなすしかない。」
「はい!……でも、どうやって…?」
「俺に向かって本気で来い。」
「え?師匠を殴るのですか!?」
「……ぷっ、ははははは!お前にやられたからと言ってどうにもならん。気にせず来い。」
「それもそうですね。いきます!」
それからは、師匠が来る日は護身術の練習。来ない日は森を走る日々。そして、勉強もダンスもする。
そんなこんなをしていると、10歳になっていた。
なんてこと!…筋肉痛がひどすぎる。……走るのは諦めたとしても、今日の午後にはダンスの先生がみえるのにどうしよう…。
ダンスの先生は、作法の先生も兼ねている。プルメリアの場合、普段は作法について多くを言われることがないが、笑い方や物の使い方など細かい所を注意される事もあるのだ。
とりあえず、ストレッチをして痛みを和らげましょう…
ストレッチをしてから、やってきたカルアに手伝ってもらい着替えて、食堂に向かった。
カルアは何時でも支えられるよう、手を前に出したまま後ろから付いてくる。
部屋を出るときにふらつき、そこから支えて歩いてくれようとしたのだが、私が断った為にこの形になった。
食堂に着くと、私を見たお父様とお母様が慌てだした。
「今日のダンスは断ろうか?」
「ウェル様、そうしましょう。こんなリアは見ていられないわ。」
「ちょっと待ってください!それは嫌です。貴族としてやらなければならない事はやります。」
渋々だがふたりは了承してくれた。
なぜそこまでと思われるかもしれないが、こんな状態だからこそ、やらなくてはいけない気がした。
ダンスレッスンの時間。
先生に会うと、ロボットのような動きの私を見て怪我をしていると思ったようだが、理由を聞いた先生は、顔をしかめた。
「淑女のやる事ではございませんね……。しかし、ご当主様が許可を出した事に、何か言っても仕方ありません。ある練習の機会を得たと思いましょう。」
「???」
そして、ダンスが始まった。
「痛みを顔に出してはいけません。笑っていなさい。」
「はい」
「笑顔が引きつっていますよ。」
「はい、すみません!」
ドS? 先生、ドSでしょ!?
ヤバい、足つりそう!
「笑って。」
「はい!」
なんとかこなし、ダンスの時間が終わった。
私は部屋に戻ると、ベッドに倒れ込んだ。
「身体が痛ぁ~い!!」
「プルメリア様、マッサージ致しましょう。」
「ありがとう、カルア。はぁ~、気持ちいいわ」
「プルメリア様、今日はなぜ休まなかったのですか?」
「ん?ダンスの事?」
「はい、身体に痛みがあるのにダンスだなんて。」
「怪我をしているわけではないし、私の我儘で他を疎かにするのはいけないわ。」
「怪我と一緒です!」
「くすくす、心配してくれてありがとう。」
次の日…。
痛みが残ってはいるが、前の日より落ち着いたので走ることにした。
そして、その次の日に痛み復活。
そんな日々を続けていると、走ることに慣れ、筋肉痛にもならなくなったので、周数も増やした。
その頃には、走る令嬢はオパール家の日常の光景となっていた。
師匠のジェイソン騎士団長も、ちょくちょく顔を出してくれている。
「平坦なところは慣れてきたな。それなら、そろそろ森の中もコースに加えろ。」
「はい!泥や障害物ですね!」
「話が早くて助かるよ。よしよし。」
師匠が頭を撫でてくれた!
もう!どこでも走れます!!
「それから、今日からは護身術を始めよう。」
「!!! もう、教えてもらえるのですか?」
「軽いものからな。」
そう言って教えてくれたのは、前世で言うところの暴漢撃退法だった。見た事はあるが、やった事はない。恐る恐るしてみると、自分では形にはなっていると思う。
「形は良いが、勢いが足らないな。まぁ、慣れだな。回数こなすしかない。」
「はい!……でも、どうやって…?」
「俺に向かって本気で来い。」
「え?師匠を殴るのですか!?」
「……ぷっ、ははははは!お前にやられたからと言ってどうにもならん。気にせず来い。」
「それもそうですね。いきます!」
それからは、師匠が来る日は護身術の練習。来ない日は森を走る日々。そして、勉強もダンスもする。
そんなこんなをしていると、10歳になっていた。
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