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ウェルクSide4 / ライアン殿下Side
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---ウェルクSide---
ライアン殿下が学園から戻ってきた為、再々教育の話し合いが始まった。
話し合いというか、最終確認だな。
「陛下。我が家に任せて頂けるのですよね?」
「いや、それは…。なぁ、宰相」
「陛下、前にも言いました。諦めてください。それに、前回の再教育が失敗しているのです。今回の再々教育は、任せたほうが良いと思いますよ。」
「…分かった。」
「うちの息子も、」
ジェイクも頭にきているのは知っている。リアの事を本当に愛してくれているからな。
しかし…
「ジェイソン。今回は礼儀作法に関しての再々教育ですから、ジェイクには我慢してもらってください。」
「……伝えておく。」
「お願いします。」
「…やり過ぎるなよ。」
「私情は少ししか挟まず、きちんと教えますよ。」
「挟むのかよ。」
家に帰り、結果を皆に報告する。
「ライアン殿下の再教育は我が家に任された。」
「そうですか。それなら私が…」
「いや、私が行く。」
「ズルいですよ。」
「お前はレオン殿下に付いていろ。」
「父上こそ仕事が忙しいでしょう。」
チスとふたりで睨み合っていると、ミディアが口を開いた。
「私が行きます。」
「「は?」」
「ダリアと一緒に行ってきますわ。」
実は、我が家は使用人も戦闘訓練していて、ダリアは侍女長という立場だけでなく、ミディアの護衛も兼ねている。
「しかし…」
「わ·た·く·し·が。」
ミディアの口調が強まる。
今回の件、ミディアも頭に来ていたのだろう。
「…分かった。しかし、私情は挟まない様にな。」
「あら、私が私情を挟むと?」
「い、いやそうではないが…。」
「貴方達の方が、私情を挟みそうだけれど?」
「そ、そんな事はない。な、チス!」
「そ、そうですよ。そんな事はないです!」
こうして、ミディアが教育を行うことになった。
---ライアンの私室---
私は学園から、王宮に戻された。
納得がいかない。
婚約の話はお祖父様に言われたのだし。
前回もそうだが、私は騙されただけ、私は悪くない!
オパール嬢には、本当の事を言っただけではないか。何が悪いのだ!
そこへ、来客が来たことが知らされた。
「ライアン殿下。ご機嫌麗しゅうございますか?作法をお教えする事になりましたミディア·オパールでございます。こちらは侍女のダリアです。」
「ご機嫌な訳ないだろう。」
「そうでございますか。」
「私は教えてもらう事はない。帰って良い。」
「私は陛下の命で来ております。」
「自分の娘を再教育した方が、良いのではないか?」
オパール夫人はニコリと笑った。
「プルメリアが何か致しましたか?」
「分からないのか?野蛮な事をしているではないか。」
「殿下に何か致しましたか?」
「だから、淑女というものは走ったり、戦ったりはしないであろう?」
「殿下にご迷惑をおかけしましたか?」
「だから先程から言っているだろう!聞いていないのか!」
「私も先程から申し上げております。プルメリアは殿下に迷惑な事をしたのでしょうか?」
「それは…。」
「それは?」
私は何も言えなくなった。
オパール嬢から何かをされた事はない。
というか、よく考えると向こうから近づかれた事もない?
「答えが出ませんか。それでは、この話はここまでです。授業を始めましょう。」
「…」
「お返事が聞こえませんが?」
「…」
「ふぅ…。」
オパール夫人は息を吐いてから、続けた。
「今回、何故学園から戻されたのかお分かりですか?」
「…俺は騙されただけだ。」
「騙された?」
「そうだ。」
バチン!
オパール夫人が、持っていた扇を鳴らした。
「人のせいにばかりするのは、お止めください。殿下に良識があれば、この様な事態にはなっていないのです。」
「良識が無いというのか?」
「良識があるのなら、何が悪かったのか分かるのでは?」
「…」
「さて、まずはプルメリアへの態度について、話しましょうか。」
こうして、オパール夫人との勉強が始まった。
オパール夫人はニコニコしていたが、話す度に追い詰められていく。変な威圧感もあり、段々胃が痛くなってきた。
そして、私は次の日に寝込む事となった。
ライアン殿下が学園から戻ってきた為、再々教育の話し合いが始まった。
話し合いというか、最終確認だな。
「陛下。我が家に任せて頂けるのですよね?」
「いや、それは…。なぁ、宰相」
「陛下、前にも言いました。諦めてください。それに、前回の再教育が失敗しているのです。今回の再々教育は、任せたほうが良いと思いますよ。」
「…分かった。」
「うちの息子も、」
ジェイクも頭にきているのは知っている。リアの事を本当に愛してくれているからな。
しかし…
「ジェイソン。今回は礼儀作法に関しての再々教育ですから、ジェイクには我慢してもらってください。」
「……伝えておく。」
「お願いします。」
「…やり過ぎるなよ。」
「私情は少ししか挟まず、きちんと教えますよ。」
「挟むのかよ。」
家に帰り、結果を皆に報告する。
「ライアン殿下の再教育は我が家に任された。」
「そうですか。それなら私が…」
「いや、私が行く。」
「ズルいですよ。」
「お前はレオン殿下に付いていろ。」
「父上こそ仕事が忙しいでしょう。」
チスとふたりで睨み合っていると、ミディアが口を開いた。
「私が行きます。」
「「は?」」
「ダリアと一緒に行ってきますわ。」
実は、我が家は使用人も戦闘訓練していて、ダリアは侍女長という立場だけでなく、ミディアの護衛も兼ねている。
「しかし…」
「わ·た·く·し·が。」
ミディアの口調が強まる。
今回の件、ミディアも頭に来ていたのだろう。
「…分かった。しかし、私情は挟まない様にな。」
「あら、私が私情を挟むと?」
「い、いやそうではないが…。」
「貴方達の方が、私情を挟みそうだけれど?」
「そ、そんな事はない。な、チス!」
「そ、そうですよ。そんな事はないです!」
こうして、ミディアが教育を行うことになった。
---ライアンの私室---
私は学園から、王宮に戻された。
納得がいかない。
婚約の話はお祖父様に言われたのだし。
前回もそうだが、私は騙されただけ、私は悪くない!
オパール嬢には、本当の事を言っただけではないか。何が悪いのだ!
そこへ、来客が来たことが知らされた。
「ライアン殿下。ご機嫌麗しゅうございますか?作法をお教えする事になりましたミディア·オパールでございます。こちらは侍女のダリアです。」
「ご機嫌な訳ないだろう。」
「そうでございますか。」
「私は教えてもらう事はない。帰って良い。」
「私は陛下の命で来ております。」
「自分の娘を再教育した方が、良いのではないか?」
オパール夫人はニコリと笑った。
「プルメリアが何か致しましたか?」
「分からないのか?野蛮な事をしているではないか。」
「殿下に何か致しましたか?」
「だから、淑女というものは走ったり、戦ったりはしないであろう?」
「殿下にご迷惑をおかけしましたか?」
「だから先程から言っているだろう!聞いていないのか!」
「私も先程から申し上げております。プルメリアは殿下に迷惑な事をしたのでしょうか?」
「それは…。」
「それは?」
私は何も言えなくなった。
オパール嬢から何かをされた事はない。
というか、よく考えると向こうから近づかれた事もない?
「答えが出ませんか。それでは、この話はここまでです。授業を始めましょう。」
「…」
「お返事が聞こえませんが?」
「…」
「ふぅ…。」
オパール夫人は息を吐いてから、続けた。
「今回、何故学園から戻されたのかお分かりですか?」
「…俺は騙されただけだ。」
「騙された?」
「そうだ。」
バチン!
オパール夫人が、持っていた扇を鳴らした。
「人のせいにばかりするのは、お止めください。殿下に良識があれば、この様な事態にはなっていないのです。」
「良識が無いというのか?」
「良識があるのなら、何が悪かったのか分かるのでは?」
「…」
「さて、まずはプルメリアへの態度について、話しましょうか。」
こうして、オパール夫人との勉強が始まった。
オパール夫人はニコニコしていたが、話す度に追い詰められていく。変な威圧感もあり、段々胃が痛くなってきた。
そして、私は次の日に寝込む事となった。
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