【R18】キツネ様の日記帳~鬼畜変態野郎と〇〇プレイ~

くったん

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鬼畜変態野郎と再びセックス

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 朝方までヤりまくったあと、そのまま二人で眠りについた。
 何か変わるかと思いきや特に変わることもなく、いつも通りの朝を迎えた。
 パンケーキにサラダとスープ、フルーツに牛乳とオレンジジュース。この人が用意した朝ご飯を食べる。その横でこの人がコーヒー片手に新聞を読んでいる。モグモグと食べながらそれを見る私。
 今日でなくなる、いつもの朝だ。

「人間界のお土産を買って帰りたいんだけど」
「何を」
「スライム」
「魔界のその辺にいるやつだろ。買う意味がないと思うが」
「また間違った情報だね。魔界のスライムってめったに見れないんだよ。動きが速すぎて目で追えないの。一瞬でも見つけることが出来たら幸せになるって言われてるんだよ」
「そりゃ初耳だな」
「でも人間界のスライムっていろんな色があってかわいいよね。一からしつけして一緒に遊ぶの」
「のりの塊だぜ」
「……へ?」
「人間界のスライムは生き物じゃねぇよ。のりと何かを混ぜ合わせた塊。ただの塊にしつけしようとするキツネもなかなかどうして……でもやってみないと分からんこともあるからな。スライムのしつけ、頑張れよ」
「やっぱりお菓子にしようと思う。いつものカフェのバームクーヘンにしようかな。お持ち帰りできたよね」
「やってもねぇのに諦めるなよ。俺が買ってやるよ。何色がいいんだ? 全色でもいいぜ」
「いらない」

 変なスイッチが入ったこの人をスルーしてご飯を食べた。

「ううーん、今日もふわふわで美味しい!」

 悔しいかな、この人のご飯は美味しいからニコニコ笑顔になってしまう。

「これ、イチゴのシロップでしょ? 甘さ控えめで美味しいね!」
「作った」
「作ったの!?」
「おまえの好みくらい分かる」

 何ともなく言ってるけど、私のために作ってくれたってことだ。素直に嬉しい。

「えへへ、ありがとう」
「はいはい」

 ルンルン気分でご飯を食べて、それが終わったあと珍しく片付けを手伝った。たわいもない会話をしながら茶わんを拭くのも楽しいもんで、これなら毎日お手伝いをすれば良かったと後悔した。

「何時に出る予定だ」
「お昼過ぎかな。もう一眠りして帰ろうかなって」
「寝る前にさっさと帰れ」

 鬼畜変態野郎のせいで、ルンルン気分の楽しい朝から、最低な気分に変わった。浮き沈みの激しい私も悪いかもだけど、今日で終わりなんだ。
 もう二度と会えないから、少しでも長く一緒に居たいって、……一生涯の思い出にしようって……

「何それ、サイテー! 俺のペットとか言ってたくせに! もう手放さないって言ったくせに! セックスして捨てる気だったんだ! あんたなんかもう知らない!」

手に持っていたふきんを鬼畜変態野郎の顔に投げつけて、ベッドに入ってシーツにくるまった。すぐに鬼畜変態野郎が部屋に入ってきた。すぐに追いかけてくれたことがほんのちょっぴり嬉しかった。

「何か……悪かった」

 ベッドに腰かけたあとの、ビックリ謝罪に怒りがこみ上げて、すぐに起きて枕でバシバシ殴ってやった。

「何かって何よ! 怒ってる理由が分かんないなら謝らないで! それが一番ムカつくの!」
「なんだそれ。俺の謝罪を返せ」
「あんたこそ私の想いとハジメテを返しなさいよ!」
「おまえのハジメテを奪ったことに関しては、罪の意識も後悔もない。そもそも一緒に寝るっつー約束だったろ」
「は?」
「おまえが言ってきたんだぜ。次のご褒美で一緒に寝てくれって。俺をコケにした罰も含まれてるけど、俺は約束を守っただけだ」

 ズドンッと頭を殴られた気分だった。
 確かに一緒に寝るって言ったけども、それはナイフでグサリ作戦のためであって、誰も股間にグサリと刺せなんて言ってない。
 私の言い方が悪かった?
 また墓穴を掘った?
 そんな理由でセックスするの?
 そんな軽い人だったの?
 鬼畜で変態で軽くてクソみたいな男に、私のハジメテを……
 でも確かによく知らない人だ。職業も生い立ちも名前も何も知らない。そんな人と私はセックスした。大スキャンダルに発展してもおかしくないのに、むさぼるようなセックスしまくった。
 誰でもない、止めなかった私の責任だ。

「……ほげー……」

 これ以上考えるのをよそう。そこを深く考えたって処女は戻ってこないのだ。そう思うことにしよう。もう忘れるの。じゃないと泣いちゃいそう。

「それよりも」
「私の大切な処女を奪っといて、それよりもって言葉はどうかと思うの」
「二度寝するんだろ。ほら、ここに寝ろ」

 ベッドに横になった鬼畜変態野郎が、隣をポンポンと叩いて寝るよう促してきた。疑いの目を向けてしまうのは仕方ないと思う。
 こいつは乙女の敵、鬼畜変態野郎なんだ。

「何もしねぇよ。俺も眠い、おまえも眠い。俺は抱き枕がほしい、おまえは抱き枕。わかったなら、ここで寝ろ」
「いや全然分かんない」
「寝ろ」
「嫌だ」
「やっぱりアホのキツネだな。俺は寝るぜ」

 鬼畜変態野郎は私に背中を向けて寝始めた。たぬき寝入りかと思い、しばらく観察してたけど、寝息を立て始めた。本当に寝てしまったみたいだ。
 寒いかなと思ってシーツを掛けたら、寝返りを打った。寝顔を見るの初めてだったから、最後の思い出に寝顔を見ていることにした。
 寝てる姿はかわいいものだ。昨日のエッチの時とは別人。昨日はあんなにもガオーッて感じだったのに。

「……うー……」

 昨日のことを思い出して、涙がジワッと出てきた。手で拭っても、次から次に溢れてきて、拭うのもしんどくなって、近くにあったタオルを顔に押し付けた。
 両想いだと勘違いをしていた。すべてを見たときも、縄で縛られたときも、この人の想いが伝わってきて、二人の想いは一つだと、そう思った。だから初めてをこの人にって思った。
 でも違った。
 この人にとっての昨日のセックスは、お仕置きプレイの延長線の話。それだけ。想いとか何もない。欲と欲のぶつけ合い。愛がなかった。
 それに気づかないで、見えもしない何かに舞い上がって、流されて。本当にアホのキツネだ。自業自得。

「イチゴのシロップくらい、あんたも甘けりゃいいのに」

 ツンツンと指で鼻先を押した。無反応が何かすごく寂しくなったから、グリグリと鼻を潰した。でもやっぱり無反応。もっと寂しくなったから、隣に寝て引っ付いた。

「ご主人様ぁ、なんちゃって」

 失恋したけど、今しか触れない温もりが恋しい。家に帰ったら、もっと寂しくなって泣いてしまうんだ。泣くことはあとでも出来る。今は泣く前に、これを堪能したい。
 いっそのこと、この人を起こして、セックスを誘ってみようか。貞操を守ってたって、処女じゃないわけだし、意味がないし。
 一生分やってナカから満足したい。

「ッ!?」

 昨日のナカダシの感覚を思い出して、思わず下腹部を押さえてしまった。ギュウッと締め付けられる感覚が走ったのだ。
 この人の余韻。
 今日もまたこんな風に意識させるとは、ケシカランやつめ。

「あーあ、見事にハマっちゃった。……忘れられるのかな。……無理だろうな……」

 はぁっと重いため息をはきながら、寝返りを打って鬼畜変態野郎に背中を向けた。枕と首の間に腕が入ってきた。

「ぎゃあああ!!」

 間違いなく鬼畜変態野郎の腕だ。一人言を聞かれてたと思うと恥ずかしくて、逃げようとした。でも後ろからぎゅうっと抱きつかれて逃げれなかった。

「うるせぇな。寝られやしねえ」
「やだ! 離してよ!」
「嫌がるんじゃねえ、この変態ドMキツネめ。セックスしまくった仲じゃねぇか」

 恥ずかしいやら、たぬき寝入りがうますぎてムカつくやら。おなかに置いてある鬼畜変態野郎の手をギュッと握って、心を込めてギリギリィッと、力いっぱいつねった。

「大嫌い!」
「ほーう、大嫌いな男に処女をあげたのか。尻軽女だな。ケーベツするぜ」
「ッ!」

 言葉にならない怒りが込み上げて、つねってた手を自分の口元までもっていって、ガブッと噛み付いた。
 特に反応することもなく、チュッとほっぺたにキスをしてきた。思わず噛んでた口を離してしまった。
 今のキスは、ただのほっぺのキスなのに、まるで気持ちのこもってるソレだったのだ。

「何度も言うように、俺は後悔してないぜ」
「うそっぐ」

 言いかけた言葉をふさぐように、この人の手が口をふさいできた。

「おまえが抱かれる男は俺だけで十分だ」

 そう言ったあと、手をパッと離した。言われた言葉の意味を考えても、首をかしげることしか出来ない。疑問を投げ掛けようと、寝返りを打ってこの人を見た。

「言うなよ、何も。おまえの答えは、……聞きたくねえ」

 スッと伸びてきた手が後頭部へ。キスされるって分かって逃げようとしたけど、もう遅かった。後頭部を押さえ付けられて、唇にキスをされた。
 もう味わえないと思うと、やっぱりジワッと涙が溜まっていく。でも、これ以上の行為を拒否することも出来ない。
 この人と二度と会えないのなら、もっとグチャクチャに、絶対に忘れられない深さまで傷つきたい。

「……するの?」
「当たり前だ。性懲りもなく俺の命令を三回無視した罰だぜ。来いっていう簡単な命令すら聞けねーのかよ、このアホキツネ」
「……はっ!」
「お仕置きタイムの始まりだな」

 お仕置タイムっていう言葉にホッとしてる自分がいる。お仕置だからエッチなことをしても仕方ないっていう言い訳が出来るからだ。ある意味、逃げなんだけど、今、深く考えるのはやめよう。
 今はこの人の温もりで壊されたい。

「裸になれ」

 うなずいて返事をしたあと、急いで服に手を掛けた。恥ずかしかったけど、早く触られたかった。

「こっちを向いて、足を開いて座れ」

 つまり、M字開脚を披露しろと。まだ昼前で部屋は明るいのに。裸になるならまだしも、アソコをさらけ出すなんて。……それも今さらか。恥ずかしいことに変わりはないけど。

「早くしろ」

 いつもみたいに、偉そうにベッドに肩肘をついてニヤニヤしている。その視線がイヤで顔を背けた。
 目を合わせなければM字開脚なんて大したこともない。オモラシプレイよりも四足歩行よりも全然マシ。
 ふぅっと呼吸を整えたあと、意を決して足を動かしていく。心なしか足が震えてるけど、ゆっくり広げて、この人にアソコを見せた。

「いい眺めだな」
「……っ」

 この人にアソコを見られてる。
 ナマのアソコを……
 それが恥ずかしくなって、体がカァッと熱くなった。

「もう感じてんのか? ナカから垂れてるぜ」
「それ、ちがっ」

 ヌチャッていう音が私を黙らせた。
 アソコの入り口を指先で触れて、わざとらしく音を出す。興奮してんだろって言わんばかりに。
 本当にイヤなやつだ。

「自分の指、いれてみろ」
「ふへ?」
「やれよ」
「い、や、だ!」

 本当にイヤなやつってにらんでも、この人に通じるわけもなく。ってか一人でするって何だ。一人で何をどうするの?

「指入れくらい一人でシタことあるだろ」
「ないよ! あるわけがない!」
「そりゃいいことを聞いた。手を貸せ、俺が教えてやる」
「ちょっと、やめて!」

 首を振ってイヤだと伝えてると、この人の手が私の手を強引につかんだ。私の指を持って誘導するようにアソコへ。
 濡れているアソコに触れて、何かもう抵抗を諦めて好きなようにさせた。自分の指がゆっくりとアソコに入ってく。
 ナカは肉壁という言葉が当てはまる。熱くて柔くてウネウネしていた。粘膜に触れる感覚におなかがギュッとしまると、ナカに入ってる指を肉壁が包み込んだ。
 この人もこんな風に感じてた?
 そう思うとビリリッとした何かが背中に走った。昨日の今日だけど、まだあの快楽が残っているらしい。
 一人でに指が動いて、ナカの気持ち良いトコロを刺激していく。
 一人でシテるところを見られてるのに、そんなことよりも、気持ち良さで腰が浮いてしまう。

「……ッ! んぅ、……あっ」

 昨日と全然違う感覚なのに、同じくらい気持ち良くて、自分の指の動きが止まらない。
 溢れ出てきた液を絡ませながら、粘膜を擦り続けた。何度も肉壁に触れて、気持ち良いトコロを探しては、そこを擦って。
 ナカの感覚に夢中になって、このままドロドロに溶けたいって思ったら、それはやって来た。

「……ああっ! ンンッ! ッん」

 自分の指をギューッとしめて、ナカがビクンビクンッと収縮した。
 イッてしまったのだ。
 自分の指で、この人に見られながら。
 指を引っこ抜くと、ナカから液体がコポッと溢れ出てきた。それがダラリと垂れてお尻へ。そしてシーツに染み込んでいく。
 溢れ出てきたモノを確認すると、白っぽい液体だった。きっとこの人の精液だと思う。
 ナカから犯された証、メチャクチャにされた証、ドロドロに溶けた証、その証が、一晩たっても私のナカにあって、内側から犯していた。
 それを想像すると、子宮にゾクリとくるものがあった。こんな指じゃ足りない。グチャグチャのドロドロのになりたい。
 ナカから犯されたい。

「…ッ……もうっ、……いれてっ」

この人に目をやると、ベルトを外して、ズボンと下着を脱いだ。大きくなったアレがそそりたってる。ヒクンと子宮が悦んだ。

「横になれ」

 仰向けに寝そべると、この人が足の間に割り込んできた。アレの先をアソコに押し当てて、グニグニと擦り付けてくる。
 また子宮がゾクリとした。早くほしいとヒクヒクしてる。でも、アレがほんの少しだけ入ってくる。それだけ。

「……んっ、……ふぁ……」

 それも気持ち良いけど、そうじゃない。もっと奥に触れて、ナカをグチャグチャに掻き乱してほしいのに。

「……あのっ」
「あ?」
「……もっと、……奥に、ほしい」
「……んっとに、ハジメテだったとは思えねーくらいに、ハマってやがるぜ」
「んんんッ!」

 がちゅんとナカに入ってきた太いアレが粘膜を擦り始めた。アレが肉壁に触れる感覚が伝わって、それがジワジワと染み込んでいく。

「コレッ、……んんぅ、もっと!」

 ナカの擦れる感覚に夢中になって、このままドロドロに溶けたいって思っても、やっぱり足りない。もっと奥まで、内側から響くアレの振動がほしい。
 だから、この人の動きに合わせて、自らの腰を動かして、振動を子宮に送っていく。
 でも、それでも全然足りない。もっと真っ白でドロドロに溶けたいのに、ソコじゃないし、そうじゃない。
 何かズレてる。
 それに気づくほど、たった一日で、こんなにも、この人に犯されたのか。

「そんなに好きか、俺のアレ」
「……ちがうっ」
「やれやれ」
「……あぅ……」

 ナカからアレが居なくなった。ポヤンとした視界でこの人を見ると、またアソコにアレを押し当ててきた。
 入り口をグヌグヌと擦り付けて、ほしがる私の体をもてあそぶんだ。早くほしいのに、奥まで響くアレが今すぐほしいのに。
 ムッとした顔でにらむと、この人が手を伸ばし、私の手を握って指を絡めてきた。どうしていいか分からずに、ただじっ見てると、ギュッと手に力を込めながら口を開いた。

「……素直に言え」
「……ふぇ?」
「奥までほしいんだろ? 言ったらくれてやる」

 それを言うのは恥ずかしいことだけど、それを口にすることに抵抗なんてない。オネダリしたら与えてもらえる。恥ずかしさよりもそっちが優先。だから、この人の手を握り返して、素直にオネダリの言葉を返した。

「すきっ。あなたのぜんぶ、すき。おねがい、もっといっぱい、おくまであいし……ッッああ!!」

 ガツンッとアレが奥に響く。
 一瞬で目がチカチカしてしまうほど、モノスゴイ振動が子宮に響いてる。
 気を抜くと全部持ってかれちゃう。
 でも、コレを求めてた。真っ白のドロドロに溶けたくて、コレがずっとほしかった。

「ああっ、……ッ…ッッ!」

 耐えられるわけがなかった。
 アレの振動が奥に響くほど、ドロドロに溶けていく。ビクビクッとケイレンしても、アレの感覚をむさぼるように追いかけてる。
 もうそれしか考えられない。

「最高にいいオネダリだった」
「んッ、ああ! アッ!」
「気持ちが良いな。ハマる気持ちも分かるぜ」
「……やッ! やだぁ……っ!」
「……ああ? やだっつったのか? 俺をほしがったこの口が、俺を否定してんのか?」

 眉間にシワを寄せて、私の口を押さえ付けてきた。
 ひどいことされてる、それも気持ち良い。
 余裕がない。
 アレの感覚で意識が埋め尽くされてる。
 ナカを擦る感覚も、奥に届く振動も、アレの熱も固さも、押さえ付けてられてることも、すべてが気持ち良いの。
 でも、何も考える余裕なんてないのに、言葉と涙がポロッと漏れたんだ。

「……ごめ」
「ああ?」

 ぐぐもった声に気づいたのか、手を退かしてくれた。でも漏れだしたそれは止まらない。

「……うそなの、……ごめんなさ……い」
「うそ?」
「ほんとは、きもちいいのっ、……ごめんなさいっ、……すきなのっ、だいすきっ、……きもちよくて、……ごめんなさいっ」
「あー……いいな、それ。……おまえ、ぶっ飛んでんだろ?」
「……ごめんなさい、きもちいのッ……すきなのっ、……とまらない! イッ……イクの! とまらないの! ずっと、イッてるのっ!」
「よしよし、……泣いてよがるほど、……そうか、……俺も同じだぜ」

 誰に、何で謝ってるのかも分かんなくて、ポロポロ漏れる言葉と涙が止まらない。でもこの人は、それでいいと言わんばかりに頭をなでてきた。
 お互いの手と手に力を込める。この人の握力が強すぎて痛いけど、ゾクゾクッと走りっぱなしの感覚が気持ち良すぎて、少しも気にならなかった。

「……あー……イク、……このまま……」
「やっ……ナカは、だめ!……きもちいいの! これ以上は、だめなの!」
「……ナカダシにハマるとか、ホント、どーしようもねえ女だな」
「ちがうのっ! ナカはっ! っぐぅ、ダメっ、だめ!」
「……そんなにほしいなら、……出すぜ、……思い切り、……おまえのナカに……」
「ンンンッ! ふああッ!」

 この人が腰をずらすと、アレの角度が変わった。今まで擦ってたトコロじゃない上の壁をグリリィッて擦っていく。
 ナカダシを拒否したいのに、ゾワゾワゾワッとした感覚がナカに響いて、刺激的過ぎて、あっという間にイッてしまった。
 でも、それでも、その壁にアレが這う。イッたのに、執拗にソコを責める。気持ち良すぎて泣くことしか出来なくなっても、アレが止まることはない。
 ナカに出すまで。
 ドクンッと子宮が動いた。
 ナカで震えるアレの感覚、精液を奥にかけられて、ナカから犯される、あの感じを思い出した。
 もうすぐアレがくると思うと、イキっぱなしでおかしくなってる体が一から疼いて、射精に合わせていこうとしてる。

「あー……出るっ、……イクぜ」
「ふぁ、んッ! ……ダメ、いま、ダメ! ナカ、ダメ! イッちゃう、イクの!」
「イッ……ッ!」
「あああ!!」

 アレがドクンッと震えた。ビクンと大きく揺れながら、精液をはき出してる。
 私のナカはそれを受け入れた。
 まるで飢えたケモノみたいに、奥へ奥へと精液を飲み込んでいった。



ーーーーーー



 セックスしたすぐあとは、ポヤンとしてフワフワ夢ごこちだけど、一分一秒と時がたつにつれて現実が襲ってくる。
 私は四つん這いになって、枕を叩きながらうなった。

「うああ!!」

 またヤってしまった。どうしてこうも簡単に快楽に流されちゃうんだ。もっとしっかりしろよって叫びたいけど、お仕置だったことを思い出して、うなるのを止めた。
 お仕置って便利な言葉だ。

「……つかれた……」

 ポスンッと寝そべって鬼畜変態野郎の方を向くと、タバコに火をつけてた。

「なんだよ」
「タバコ嫌い」
「ふぅ」
「ぎゃう!?」

 タバコ嫌いって言ってんのに、わざと顔面に煙を吹き掛けてきた。

「アハハ、何だその鳴き声。……バカか」
「ッ!」

 一瞬の笑いはウソのように、すぐに真顔に戻して、ボヤーッとタバコを吸ってる。一言くらい文句を言ってやりたい気持ちがあるから、ムスッとにらんでると、大きい手が頭をワシャワシャとなでてきた。

「気持ち良かったぜ」
「ちっとも嬉しくないの!」
「じゃ、下手くそだったぜ」
「そういうことじゃあない!」
「めんどくせーな」

 またそうやってウザそうにする!って言いたい。でもそれを言ったところで相手にされないから、もう諦めて、タバコを吸ってる鬼畜変態野郎を眺めてることにした。
 しかしこの先、大丈夫なのだろうか。処女を失ったことをバレないようにするっていっても、ここまでナカの感覚を植え付けられたら、未来の旦那様にバレそうだ。
 それに、これ以上気持ち良いセックスを味わうことなんて一生ないと思う。演技力に自信はあるけど、気持ち良くないのにヘコヘコされてドヤ顔された日には、鼻で笑っちゃいそうだ。
 でも、それも今は考えないことにしよう。家に帰ってたら、いくらでも時間はあるんだ。今は、この人と一緒に楽しく過ごしたい。

「おいこら、鬼畜変態野郎め」

 ニヤニヤしながら腕に抱きついてすり寄った。

「チッ、なれなれしい」

 舌打ちした鬼畜変態野郎に口元がヒクヒクしてしまうけど、ここで引いたら負けなので、気にしないで引っ付いてることにした。

「一人でするのも二人でするのも、どっちも気持ち良かった!」
「ソーデスカ」
「また一人でしちゃうかも!」
「ソーデスカ」
「一人でするのになれたらもっと気持ち良くなる?」
「ソーデスネ」
「頑張るね!」
「ハイハイ」

 素っ気ない返事だけど、相手をしてくれる気はあるらしい。何だかんだで優しい人……いや、だまされてはダメだ。罰として私のハジメテを狙ってきた辺り、ただの鬼畜変態野郎だ。
 それでもいいやと思う私も大概だけど。

「引っ付かれるの好きじゃないの?」
「別に」
「嫌なら引っ付かないよ」
「嫌とは言ってねぇだろ」
「嫌そうだよ」
「おまえのお得意な勘違いだ」
「じゃあ、嬉しいの?」
「ほーう、もっと引っ付いてほしいって俺に言われてぇのか。いいぜ、言ってやるから土下座で頼めよ」
「ほんとサイテーだよね。さすがキツネ様のハジメテを平然と奪った鬼畜変態野郎なだけあるわ」
「ナカダシされて喜ぶ女にアレコレ言われたくねぇな」
「あんた生意気よ! いい加減にしないとぶん殴るわよ!」
「ハハッ、寝言は寝て言え、このアホキツネ」

 タバコタイムが終わったらしく、ベッド横のサイドテーブルに置いてあった手錠を手に取って、こっちを向いた。

「手、出せ」
「はいはい」

 両手を差し出すと、手首に手錠をつけて、覆い被さってきた。顔の横に肘をついて、首にちゅっとキスをしてくる。くすぐったくて笑うと、ガリッと噛まれた。

「んッ」
「あんだけイったくせに、まだ足りねーのかよ」

 この人の舌が首の皮ふを舐める。ゾワワッとして、でも、嫌いじゃない。
 昨日の今日で、キモチイイことにハマってる自分にあきれながら、手錠を付けられた手で、この人の髪の毛を撫でた。

「するの?」
「お仕置きだって言っただろ」
「またお仕置きなの? つまんない」
「何だよ、何ならいいんだよ」
「んー……私に夢中になるまでセックスに変更ね!」
「んだよそれ、まだ抱かせろよ」
「まだ? どーいう意味?」
「なんでもねえ」
「ねぇ、ねぇ」
「あ?」
「あんたとするセックスってすっごく気持ちイイね!」
「マジでハマってんじゃねぇよ、この変態ドMキツネ」

 ゴキゲンな様子で鼻をガブリと噛んできたこの人に、笑みが溢れた。

「あんたはハマってないの?」
「回数で察しろ、このアホキツネ」

 二人でクスクス笑いあってチュッとキスをして、それからまた、気持ち良いセックスをした。

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パイロットのエリート幼馴染とワケあって同棲することになった私。 同棲はかれこれもう7年目。 お互いにいい人がいたら解消しようと約束しているのだけど……。 合コンは撃沈。連絡さえ来ない始末。 焦るものの、幼なじみ隼人との生活は、なんの不満もなく……っというよりも、至極の生活だった。 何かあったら話も聞いてくれるし、なぐさめてくれる。 美味しい料理に、髪を乾かしてくれたり、買い物に連れ出してくれたり……しかも家賃はいらないと受け取ってもくれない。 私……こんなに甘えっぱなしでいいのかな? そしてわたしの30歳の誕生日。 「美羽、お誕生日おめでとう。結婚しようか」 「なに言ってるの?」 優しかったはずの隼人が豹変。 「30になってお互いに相手がいなかったら、結婚しようって美羽が言ったんだよね?」 彼の秘密を知ったら、もう逃げることは出来ない。 「絶対に逃がさないよ?」

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