【R18】わたしとアイツと腐った純愛

くったん

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わたしとアイツと日常

◆9話

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 言葉にすれば、簡単なものだった。
 あの夏に囚われたまま今までを過ごしてたけども、客観的に見てみると、クズ男に捨てられたという、よくあるつまんない話だ。
 それだけの話なのに、何であそこまで立ち直れなかったんだろう。今までの自分を笑ってやりたい。
 でも、こんなにも簡単に立ち直れた。
 勇樹が質問をしてくれなかったら、つまんない話から逃げ続けてたと思う。
 まだ男に対して疑惑の目で見てるし、男は女を簡単に捨てるし、浮気もするっていう偏見がなくなったわけじゃない。
 それでも、心が軽い。
 ようやくあの夏と、アイツの面影とお別れ出来た気がする。
 そして、すぐに落ちた。
 自分でも呆れてしまうほど、簡単に、完璧に落ちた。
 勇樹が好き。
 勇好きっていう自覚はあったけど、年のせいにしてた。それもあるけど、問題はそこじゃなかった。
 裏切られると思って怖かったんだ。
 あの時みたいに何も言われずに捨てられるんじゃないかって、勇樹がそんなことするはずないのに。
 勇樹が成人するまで何も求めないと思ってたのにあっさり落ちるんだもの、我ながら情けない話だ。
 でも、素直になってよかったと思う。
 初めて誰かに打ち明けた。つまんない話をバカにしないで聞いてくれた。
 嬉しかった。
 寄り添いたいと思った。
 勇樹以外もういらないって心の底から思えた。
 まだ中学生だし、犯罪だし、やっぱり成人するまで見守ることしか出来ないけど……。
 それまでは大切に、好きっていう言葉を取っておこうと思う。

「ママとパパ、今日はお泊まりデートって」
「マジで!?」
「メールがきてた」
「うおおっ! 今日の俺、マジでラッキー過ぎんだろ!」
 玄関を開けておうちに入った瞬間、ギューッと抱きしめられた。
「邪魔者が居ないうちに、いっぱいしような?」
「いつにも増して盛ってるわね」
「一緒に風呂に入っちゃったりぃ?」
「仕方ないなぁ」
「ラッキー!」
 今のうちにイロイロ楽しもうと思って、一緒にお風呂に入ることにした。
 お喋りしながら自分で自分の体を洗う。それが終われば、ヤりたい盛りの男女がすることなんて一つしかない。
「んっ、ふぁ」
 勇樹が浴槽の縁に座って、私はその太ももに乗っかった。落ちないように勇樹の首に腕を回しながら、何回もキスをして。
 距離を取るためにってのもあるけど、最近誰ともシテなかった。
 久しぶりのセックスだ。
「……あついんだけど、まだ上がんないの?」
「ダーメ、まだ全然足りねーし」
 距離が出来ていた時の分も含めていっぱいキスをするって言って、ずっとキスをしている。
 触れ合うだけのキス。たまに唇を唇で挟むだけでそれ以上はしない。しようとしたら、まだダメってとめられた。
 早く舌を絡ませたい。粘膜が擦れる時のゾワゾワがほしい。キスの先がしたい。
 勇樹とセックスがしたい。
「こんなキスで欲しくなったのかよ」
「んなこと、ない」
「そうなの?」
「うん」
 キスを止めて唇を指で摘まんできた。その太い指を舌先でペロリと舐める。本当はキスの先がしたいと、言葉じゃなく仕草で訴えた。
「じゃあ、これ以上はシテやれねーなぁ」
「……なんで?」
「お姉さまがウソつきだから」
「ウソって……」
「そろそろ素直になってくれねぇかなぁ。今日みたいに素直なお姉さまが一番かわいいんだけどなぁ」
 意地悪く笑う勇樹に、「うう」と唸ってしまう。いつもなら恥ずかしくなくペラペラと言える言葉も、今日は恥ずかしく感じるから言いたくない。言葉にしたくないから舐めてオネダリしたのに!
 でも勇樹は急に真剣な表情になり、ガシッと頭部を掴んできた。
「言って」
「っ」
「俺だってずっと我慢してんだぜ。早く言ってくれよ」
「で、でも」
「いいから、言え」
 下僕の分際でこの私に命令してんじゃないわよ!と言いたい言葉を止めて、勇樹と見つめ合う。勇樹の表情、その瞳に映る自分の表情、お互いさまだったのだ。
 この先を、言葉や仕草で急かすほど、お互いがお互いを欲しいと思っている。それが分かると、素直な言葉が舌に乗って転がり出た。
「ゆーきが、ほしい。いっぱい、さわって。いっぱい、……ゆーきが、ほしいの」
 勇樹の返事はない。力強くぶつかり合う唇と、激しく絡んできた舌が返事だと思う。
 貪るようにキスをしながら、体に指を這わせていく。軽いけどゾワッと響くタッチに、アソコが反応した。
 勇樹も同じだと、大きくなったアレが教えてくれる。それを掴んで優しくシゴけば、その手を握られた。
「……いれていい?」
 前戯ナシの挿入とか本当に珍しい。でも、それだけ求められてると思うと嬉しい。
「うん」
 うまいこと体をずらして、あまり濡れてないアソコの入り口にアレを押し込む。
 慣らしてないナカは窮屈だ。押し込んでいきたいけど、引っ掛かりを覚えたのでいれるのをやめた。
 少しだけ、痛い。
「痛い?」
「……ん、……すこし」
「ごめん、慣らすべきだったな」
「っ! うっ!」
 私の腰を掴んで強引に押し込んでいく。痛みでアソコがシマって、余計に痛みが広がった。
「いたっ」
「ここが限界っすね」
 半分までいれた辺りで押し込むのを止めて、胸に手を這わせてきた。指先で転がされるとキモチイイ感覚がアソコに響く。
「欲しい時は言えよ」
「……っ、んぅ!」
 さっきよりも強く乳首を摘まんできた。キモチイイが強くなると疼く。中途半端に入ってるアレを濡らして、奥まで挿れようと自然と促している。
 中途半端に入ってるアレが震えたから、閉じてた目を開けて勇樹を見れば、険しい顔で何かを耐えていた。
「……あ!」

 前戯を飛ばしてしまうほど、欲しいと思ってくれていたんだ。すぐに挿れたいのを私のために我慢してくれてる。
「えへへ!」
「なに? 何のわらい?」
「んーん、なんでもなーい」
 ふにゃっと顔が緩むのをそのままに、この先を促した。
「もう、だいじょーぶよ」
「ほんと? 無理してない?」
「いいから、はやく」
「……じゃあ、遠慮なく……いくっすよ」
「っ、んっ、ああ!」
 限界まで抜かれたと思えば一気に押し込められた。
 痛かったのは、ほんの一瞬だけ。
「あっ! ああ!」
 下から荒々しく突き上げられる。コツンコツンと奥に当たるアレのせいで、キモチイイが回りだす。でもそれを堪能する前に、ピタリと動きがとまった。
 勇樹に視線をやればやっぱり何かを必死に耐えていた。
「……どうしたの?」
「……おれが、……はやいっ」
「……はやい? なにが?」
「……どうしよぉ、もうイキそう」
 困った顔されても私も困る。でも食べちゃいたいほどかわいいから頷いて返事をした。グッと動き出した。
「んあ! おくっ、あたってる!」
「あー……、……むり、イ……くっ」
 本当にもうイキそうな状態だったらしく、奥に勢いよく射精した。
「さきっ」
 色っぽい声で名前を呼ばれて、心臓がドクンッてなった。勇樹の太い指が私の耳の裏をかいた。その指がツゥッと首筋へ。
「まだ、シテいい?」
「……ん」
「あがろうぜ」
「ん」
 蒸した浴室のせいで汗をかいたので、それを流してお風呂から上がる。体を拭こうとすればひょいと勇樹に抱えられて、洗濯機の上に座らされた。
 は?っと反応する前に開かれた足。その間に立って、アソコにアレを押し当てた。
「みてて」
 そう言って私の頭を鷲掴みにして下を向くように促す。必然的にアソコに当てられてるアレが目に入るわけで、これは見ていられないと目を閉じた。
「見てる?」
「いや!」
「何で?」
「やだ!」
「んー、咲希がこれを見るまでずっとこのままっすね」
「そーいうことを!」
「あー、早くいれてーなぁ、もっとキモチイイことしてーなぁ」
 勇樹がこうなると頑固に早変わり。こっちが折れるしかないって、分かってやってる辺りが確信犯って勇樹を睨んでも、楽しそうにアレでアソコをグリグリしてくるだけ。
 ダメだこりゃ、諦めるしかなさそうだ。
 恐る恐るアソコを見る。さっき中に出された精子が垂れてきてるらしく、アレの先っぽに絡んでる。
 勇樹の遺伝子が私の中に……、そう思ったら、カアアッと体が熱くなった。
「……み、た……」
「おっ、えらいえらい。んじゃ、いれてあげるぅ」
「っ」
「あー……咲希のナカ、ぬるぬるぅ」
 アレの先っぽがアソコの入り口を念入りに攻める。いれては抜いて、次にいれる時はさっきよりも奥へ。かと思えば浅くいれて。もどかしい動きにアソコがヒクつく。
「あっ!」
 限界まではいって奥に触れた。グニグニと奥を押してキモチイイを高めていく。でも、中途半端に高めるだけ高めて、アレを抜いて素股を始めた。
 またイジワルすると視線で訴えても、勇樹は知らん顔。「入り口が分かんねぇから、咲希が当てて?」と言ってきた。
 本当にイジワルだって思ってもやめてくれるワケない。今さらゴチャゴチャ考える前にアレを掴んで、アソコに先っぽを押し当てた。その瞬間、ガツンっと奥まではいってイッた。
「……あう……?」
 突然のことに声も思考もついていけてないけど、ナカに勇樹がいるのはハッキリ分かる。
「イクの早くね? まだいれただけだぜ。今からもっと激しくするってのによぉ」
「……ッッ! んッ、ああッ!」
 イキナリの行為についていけない。それでも奥を突き始めた勇樹のせいで、ゾクゾクッとした何かが走り出す。
「……ここ?」
「やッ! そこ、……やだ!」
「本当にイヤならやめるけど」
「ふあ! ちがっ、キモチイイの!」
「じゃあ、絶対に、やめねえ」
 キモチイイ事しか考えられなくなる。堪らなくなって、我慢出来なくて、アソコがビクビクと痙攣した。
「まだ、やめてあげねぇから」
「うあっ! ああ!」
 イッても奥に触れてくる。さっきよりもキモチイイが深まって、何度も何度も快感が襲ってくる。
 それがムチャクチャ堪らなくて、どうしようもなくて、ずっと続く快楽がツラくて、泣きそうになって、じわりと涙が溜まっていく。
 でも、理性が追い込まれるこの感じ、これが、堪らなく好きだ。
「イッちゃったの! やだ! おくがびりびりするの!」
「んー……イキ癖つけたの俺だけど、……少し自重すりゃよかったかな」
「っっ、がま、ん」
「あー……違う違う。言葉が悪かった。イキっぱなしの咲希に、すっげぇ興奮するって意味」
「……ッッ! は、……う、……らめ! またくる!」
「……咲希がイク前にイキそ。これ終わってもシテいい?」
「いい、から! もっと、おく!」
「あー……ッ……」
 ナカでアレが大きく脈打つ。それだけでアソコが震えた。中出しでイッた。ここまで染められてた。
 勇樹の遺伝子を、こんなにも……。
「ナカ、ドロッドロじゃん」
 ヌルッとあれが抜かれていく。でも次の瞬間ガンッと奥まで突かれた。終わったと思って、気を緩めてたのに!
「まっ、まって! すこし、きゅーけいして、ベッドで」
「うんうん、これ終わったらベッドでもしよーな」
「……なッッ! ッああ!! あ! ああ! ダメっ! これ以上は! んッ、あああ!」
 理性を通り越えた体が悲鳴を上げる。悲鳴を表したような声が洗面所に響くと、少し弱ってた勇樹のあれが大きく固くなった。
「うわっ、今のゾクッてきた。その喘ぎ声、もっと聞かせて?」
「やだ! はなして! ほんとに、やだ! やだやだ、やめて!」
「めちゃくちゃ興奮してっから無理っすねぇ」
「ふえ、ふ、う、あぁ、やだぁ!」
「いいねぇ、理性ぶっ壊れて泣いちまった時の咲希も俺の大好物ぅ」
 こっからあんまり覚えていない。
 泣いて訴えても逆に興奮されて、理性という理性を粉々にされて、勇樹の限界がくるまでひたすらイジメられたことは何となく覚えてる。
 それと、、
「しゅきっ、だいしゅき! ゆーきのこと、すき!」
「俺もすき! 咲希のこと、すっげーすき!」
 とんでもないことを口走ってたことも、何となく覚えていた。


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