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ガチ速仕事術

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今回紹介するのは、「大原昌人」さんの、

「すべての仕事を2分の1の時間で終わらせる ガチ速仕事術」だ。

まず、先に言わせて欲しい。

著書を読んだのは、私が、

「せっかく副業をやるのだったら、効率的にやりたいな」

「だったら、仕事の時短術の本も読んでみたいな」

と思い読んだのだ。

決して、「株式投資」「副業」につながる本ではない。

だが、「何をやる」にしても、その時間が必要だ。時間を作るためには「何かの時間を削る」か「時短」するしかない。

娯楽であるゲームの時間を削るよりも、「時短術」を学んだほうが、長期的にプラスだと、私は考えたんだ。

では、本の紹介へ移ろう。

著者である「大原昌人」さんは、元「楽天市場」のプロデューサーという経歴の持ち主だ。

大手メガベンチャーの「楽天」は、「大原昌人」さん曰く、とてもスピードの早い会社だ。著書の「仕事術」も、「楽天」で働いていたとき経験や「タスク管理術」から基づくもので、一人の経営者になった今でも、そのスキルが彼の生活を支えてる。

著書を読んで、中でも私が感動した「3つの術」を紹介しよう。

①無意識で脳は働く。

人間には、「意識的」と「無意識」があるが、学校の先生やビジネス本には「○○を意識的にする」と、効率が良いと教えられたり、書かれていたりする。

だが、それは「無意識」が働かない、ということではないのだ。

何かを事前インプットする。例えば、明日出す会社の資料の完成図を考える。

大体でいい。道筋・骨組みだけを取り敢えず考え、そこで終了する。

資料を作る前に、家の掃除・炊事・買い物などをやる。

その間に、脳は無意識に「会社の資料」を作成してくれてるのだ。具体的にどんな形に落とすのか、何ページでまとめるのかを考えてくれる。

「無意識」はゼロじゃない。君の知らないところで「脳の中」で働き、問題の出口までのロードマップを作ってくれる存在だったんだ。

②何もしない、はメリットだった。

著書では、人は一日沢山のことを決断し、その度に脳が消耗していると書かれている。朝から夕方・夜と仕事のパフォーマンスが落ちるのも、この「消耗」が蓄積されているから、と述べられている。

一日中働いては、脳も疲れてしまう。

そこで、「何もしない時間」を入れるのだ。

ぼーっと、それこそ窓の景色を見るだけの時間。

それは、何も価値を生まない時間のように思えるかもしれないが、それは違う。

人間には、「働きたい気持ち」と「休みたい気持ち」がある。その折り合いが難しく、そして大事なんだ。

それは「脳」も同じだ。疲れ切っったパフォーマンスを回復させるためには「脳」も休憩が必要だ。

ぐだぐたな仕事は効率が悪いのは、言うまでもないし、休み時間にスマホゲームなどをして「脳」だけ働かせるのは悪手だぞ。

③血の巡りの脳は連動する。

当たり前のこと、そう思われても仕方がない。

だが、考えてくれ。

パソコンで仕事をする際、会社では、ほとんど座ったまま仕事をしているだろう。

これが一般的だ。だが、長時間座ったまま作業していると、体に不具合が起きる。

腰・背中の痛み、運動不足などが挙げられるが、他にも色々なデメリットが予測されるだろう。

そもそも、長時間同じ態勢でいることが、体に良いとは思えない。筋肉が固まり、血の流れも止まってしまいそうなイメージをしてしまう。

長時間ゲームをしていて、母に「いつまでゲームをやっているの、体に悪いよ!」と私は言われたことがある。

思い返せば、態勢を変えながらゲームをやる、といった器用なことをした記憶がない。

奇しくも母の言っていたことは、当たっていたのだ。

これで「3つの術」を紹介したわけだが、著書には、職場で効果的な「時短術」や、自分だけではなく相手にも「時短」を促す方法などが解説されている。

時間とは限られたもので、誰にも等しく与えられたものだ。いかに効率化して時短するか、その工夫は「君の時間」として返ってくる。

「君の時間」の使い方は君次第だ。ぜひ、「君の幸せ」のための時間に使ってくれ。

以上で、「大原昌人」さんの、「すべての仕事を2分の1の時間で終わらせる ガチ速仕事術」の紹介を終わります。

ありがとうございました。
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