24 / 31
16歳のお金の教科書
しおりを挟む
今回紹介するのは、「インベスターZ 公式副読本」である、
「16歳のお金の教科書」だ。
著書では、「人生はお金だ」と書かれてある。
「愛」や「友情」はお金に変えられない。それは、認めよう。
だが、社会の中で生きる人々にとって、「お金」とは、ほぼ人生のことを意味する。
結婚相談所で相手を探す際にも「年収」が重要なファクターになっているように。
どれぐらいお金を持っているかは、その人の「名札」として、価値化されているのだ。
で、あれば。自らの価値を左右する「お金」について、私たちは理解しなければならない。
お嫁さんを幸せにするなら、尚更だ。
お金を理解しない者は、社会の中で「不利な立場」となってしまう。
それは、嫌だろう。なにせ人として生きる上で、お金とは、一生涯の付き合いになるんだ。
だったら、「有利」になるために知るべきだし、その努力をしないといけない。
マンガ『インベスターZ』は、高校生の主人公、「財前くん」が、学校を運営するお金を稼ぐため、巨額の投資を任される、という冒頭から始まる。
彼は投資を通じて「お金の本質」に迫っていく~、といった物語だ。
マンガ『インベスターZ』の副読本である著書では、
「お金のプロフェッショナル」である6人の先生から「お金」について学ぶことが出来るんだ。
今回は、著書の私のオススメポイントを2つ紹介しよう。
①75歳以上の団塊世代
2025年以降は、団塊世代が75歳以上の後期高齢者に突入する。消費の一大集団だった世代が、政府にとって「大きな社会保障費」となって、日本の財政にのしかかってくる。
それまでに、「借金大国」である日本の財政をなんとか、しないといけない。
少なくとも、解決へと「ロード」の開拓は必須だと言えるだろう。
その解決法の1つと思われているものがある。それが、「お金の価値」を下げるだ。
2015年、実際にあったことだ。
日本銀行にお金を大量に刷らせ、市場に出回るお金の価値そのものを下げることで、現金の価値を薄めた。
これは、金融政策のインフレだ。
これにより、国の借金は薄まったが、同時に私たちが保有していたお金の価値も薄まったわけだ。
当時、日本銀行の黒田東彦が行ったことから、この施策は「黒田バズーカ」と呼ばれている。
昨今の生活で、「物価が高く」なっているように感じている人がほとんど、だろう。
だが、これを「物価が高くなっている」と感じるのか、「日本円の価値が下がっている」と感じるのか。
どう判断するのか、君次第だ。
だが、全てを「マイナス」として考えるのは早計だと言っておく。
何事も、裏と表があるものだ。「裏も表もプラス」という話は、私は生まれてきてから今まで一度も聞いたことがない。
光の中に影は生まれる。それに、例外はないだろう。
②愚者は経験に学び、賢者は歴史から学ぶ
「何事も経験すべき」
「若い内に経験するべき」
そうよく言われて来なかっただろうか。
私は、そう言われて育てきたし、何より、そう思って生きてきた。
だが、著書では、
「個人が得た経験は限られた、狭いものだ」と書かれていた。
私は衝撃を受けたよ。だが、同意に「それは真実」だと、目からウロコの思いだった。
真に学ぶべきは、長い年月と膨大な作り出してきた歴史的事実の方が「信用」に軍配が上がるんだ。
それほどのビッグデータが「歴史」にはあり、「個人」という名の偏った経験よりも、重要視・高価値であることは明白だろう。
ドラマでも、こんな言葉があったはずだ。
「歴史は繰り返される」
あれは、やっていはいけない「タブー」を再び犯したことで、「同じ悲劇の結末」が起こることだ。
この「繰り返される歴史」は何も「悲劇やタブー」に限定したものではない。
株式投資や副業で成功を収めた人たち、彼らには「共通点」「重複していた認識」が存在する。
いいか、「タブー」にも「成功」にも、「結果に繋がる要因」が存在し、歴史として残っているんだ。
何も国や世界規模のことを言っているわけではない。今抱えているかもしれない、君の身近な問題にも当てはまることだ。
問題は、その解決するための方法であり、それを導く「考える力」なんだ。
私たちは「その解決への、考えるための材料」が何であるか知るために、歴史から考えなければらならない。
いくら名探偵でも「材料」なしに、犯人を特定することは不可能なんだ。証拠がないんだ、当然だろう。
だからこそ、それを探しに「人の歴史」へと見つめないといけない。
大丈夫、君と似たような問題・悲しみで苦しんだ人間は、過去に絶対いる。それは、江戸時代の人間かもしれないし、大正時代の人間かもしれない。
もしかしたら、外国人かもしれない。
だが、私たちには「インターネット」という世界と繋がれるアイテムを持っている。
現在武器で「過去・世界」の先人たちの歴史から、解決方法を考える。
証拠は「歴史の中」で揃っているはずだ。
今回、紹介したのは私が感銘を受けた「2つ」だが、著書には他にも「お金の本質」を教えてくれる「言葉」と「その解説」が書かれている。
タイトルにもある通り、「16歳」といった多感な年頃の人にオススメの本だが、
株式投資や副業の専門書を読んでいる「お金に関して新しい刺激が欲しい」という人にも、私的には、かなりオススメだ。
ぜひ、手に取ってくれ。
以上で、「インベスターZ」公式副読本、「16歳のお金の教科書」の紹介を終わります。
ご読了、ありがとうございました。
「16歳のお金の教科書」だ。
著書では、「人生はお金だ」と書かれてある。
「愛」や「友情」はお金に変えられない。それは、認めよう。
だが、社会の中で生きる人々にとって、「お金」とは、ほぼ人生のことを意味する。
結婚相談所で相手を探す際にも「年収」が重要なファクターになっているように。
どれぐらいお金を持っているかは、その人の「名札」として、価値化されているのだ。
で、あれば。自らの価値を左右する「お金」について、私たちは理解しなければならない。
お嫁さんを幸せにするなら、尚更だ。
お金を理解しない者は、社会の中で「不利な立場」となってしまう。
それは、嫌だろう。なにせ人として生きる上で、お金とは、一生涯の付き合いになるんだ。
だったら、「有利」になるために知るべきだし、その努力をしないといけない。
マンガ『インベスターZ』は、高校生の主人公、「財前くん」が、学校を運営するお金を稼ぐため、巨額の投資を任される、という冒頭から始まる。
彼は投資を通じて「お金の本質」に迫っていく~、といった物語だ。
マンガ『インベスターZ』の副読本である著書では、
「お金のプロフェッショナル」である6人の先生から「お金」について学ぶことが出来るんだ。
今回は、著書の私のオススメポイントを2つ紹介しよう。
①75歳以上の団塊世代
2025年以降は、団塊世代が75歳以上の後期高齢者に突入する。消費の一大集団だった世代が、政府にとって「大きな社会保障費」となって、日本の財政にのしかかってくる。
それまでに、「借金大国」である日本の財政をなんとか、しないといけない。
少なくとも、解決へと「ロード」の開拓は必須だと言えるだろう。
その解決法の1つと思われているものがある。それが、「お金の価値」を下げるだ。
2015年、実際にあったことだ。
日本銀行にお金を大量に刷らせ、市場に出回るお金の価値そのものを下げることで、現金の価値を薄めた。
これは、金融政策のインフレだ。
これにより、国の借金は薄まったが、同時に私たちが保有していたお金の価値も薄まったわけだ。
当時、日本銀行の黒田東彦が行ったことから、この施策は「黒田バズーカ」と呼ばれている。
昨今の生活で、「物価が高く」なっているように感じている人がほとんど、だろう。
だが、これを「物価が高くなっている」と感じるのか、「日本円の価値が下がっている」と感じるのか。
どう判断するのか、君次第だ。
だが、全てを「マイナス」として考えるのは早計だと言っておく。
何事も、裏と表があるものだ。「裏も表もプラス」という話は、私は生まれてきてから今まで一度も聞いたことがない。
光の中に影は生まれる。それに、例外はないだろう。
②愚者は経験に学び、賢者は歴史から学ぶ
「何事も経験すべき」
「若い内に経験するべき」
そうよく言われて来なかっただろうか。
私は、そう言われて育てきたし、何より、そう思って生きてきた。
だが、著書では、
「個人が得た経験は限られた、狭いものだ」と書かれていた。
私は衝撃を受けたよ。だが、同意に「それは真実」だと、目からウロコの思いだった。
真に学ぶべきは、長い年月と膨大な作り出してきた歴史的事実の方が「信用」に軍配が上がるんだ。
それほどのビッグデータが「歴史」にはあり、「個人」という名の偏った経験よりも、重要視・高価値であることは明白だろう。
ドラマでも、こんな言葉があったはずだ。
「歴史は繰り返される」
あれは、やっていはいけない「タブー」を再び犯したことで、「同じ悲劇の結末」が起こることだ。
この「繰り返される歴史」は何も「悲劇やタブー」に限定したものではない。
株式投資や副業で成功を収めた人たち、彼らには「共通点」「重複していた認識」が存在する。
いいか、「タブー」にも「成功」にも、「結果に繋がる要因」が存在し、歴史として残っているんだ。
何も国や世界規模のことを言っているわけではない。今抱えているかもしれない、君の身近な問題にも当てはまることだ。
問題は、その解決するための方法であり、それを導く「考える力」なんだ。
私たちは「その解決への、考えるための材料」が何であるか知るために、歴史から考えなければらならない。
いくら名探偵でも「材料」なしに、犯人を特定することは不可能なんだ。証拠がないんだ、当然だろう。
だからこそ、それを探しに「人の歴史」へと見つめないといけない。
大丈夫、君と似たような問題・悲しみで苦しんだ人間は、過去に絶対いる。それは、江戸時代の人間かもしれないし、大正時代の人間かもしれない。
もしかしたら、外国人かもしれない。
だが、私たちには「インターネット」という世界と繋がれるアイテムを持っている。
現在武器で「過去・世界」の先人たちの歴史から、解決方法を考える。
証拠は「歴史の中」で揃っているはずだ。
今回、紹介したのは私が感銘を受けた「2つ」だが、著書には他にも「お金の本質」を教えてくれる「言葉」と「その解説」が書かれている。
タイトルにもある通り、「16歳」といった多感な年頃の人にオススメの本だが、
株式投資や副業の専門書を読んでいる「お金に関して新しい刺激が欲しい」という人にも、私的には、かなりオススメだ。
ぜひ、手に取ってくれ。
以上で、「インベスターZ」公式副読本、「16歳のお金の教科書」の紹介を終わります。
ご読了、ありがとうございました。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる