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キルバーン公爵の茶会②
茶会は予定通りに進んで行った。
ホレンジ、、まあ、前世のオレンジなのだがここでは珍しいらしいのだろう、ホレンジカップケーキから始まり、梅を使った茶菓子、前世のマスカットならぬモスカットのタルトケーキザクロならぬツクロのゼリー、そしてクッキーなどのお菓子が運ばれてきた。
どれも珍しくて、美味しかったので俺は大満足だった。
茶会が一通り終わり始めた頃、キルバーン公爵が立ち上がりまた、みんなの前に立った。
「皆様、茶会はお楽しみでしょうか?
ただいま、別館の方に展示品が全て揃いましたので、、どうぞ、好きなタイミングでご覧ください。」
展示品が全て揃ったらしい。
やっときたか。
俺はステラと目を合わせて、頷いた。
軽く席を立つことを周りに伝えてから俺は立ち上がった。
すぐにステラがそばにやってくる。
「ご主人様。
行きましょう。」
「ああ。」
俺とステラはすぐに別館ではなく本館の方に歩いて行った。
ステラが持ってきていた液体を俺の服にかけた。
そしてそのまま本館を守っている護衛の近くに行く。
「すいません。私のご主人様の服が汚れてしまったので着替えさせてもらえませんか?」
護衛がじろっと俺たちをみる。
疑っているのだろうか。
「その目はもしや疑ってるのか?
私は第二王子だぞ?
もちろん言うことを聞いてくれるだろう?
お前の主人であるキルバーン公爵から許可はもらったぞ?」
俺は圧をかけて相手に訴えた。
もちろん許可などもらってないが。
「も、申し訳ございません。
すぐさま着替えられるお部屋にご案内します。」
護衛自ら客室に案内してくれた。
きっとそのまま護衛し、監視するつもりなのだろうが、、。
「、、、、まさか着替えまで監視したいのか?
王子である私の着替えを見るとは不敬だぞ?」
「すぐに出させていただきます!」
出ようと後ろを向いた瞬間にステラが護衛を気絶させた。
「ここで眠っていてくださいね。」
ステラが護衛を転がす。
俺たちはそっと部屋をでた。
やはり別館に展示品があるからか本館の護衛や使用人が少ない。
俺たちは見つからないように気をつけて進んで行った。
夏からこの秋にかけてずっとキルバーン公爵について調べていた。
もちろん屋敷の地図もだ。
だからこそスムーズに行動できた。
俺たちはすぐさま目的の場所に行った。
目的の場所に立っていた護衛も気絶させる。
気絶させた護衛を縛りながらステラが質問をしてきた。
「ここが宝物庫ですね。」
「、、、本当にここなのか?
ここに人を監禁できそうにないが。」
『ここに決まっている。
ここからフランドの魔力が濃く感じられるからな。』
アロンダさんがステラの袖口からそっと顔を出して答えた。
そう、俺たちがこの屋敷についた時から、
アロンダさんはステラと一緒にいた。
そして宝物庫に行けとうるさかったのだ。
だからきてみたが、、本当にそんな感じはしない。
「解除魔法をかけてみましょう。
頑丈だとは思いますが、、、。」
俺たちは力を合わせて解除魔法をかけた。
まるで泥棒みたいだな、と思いながらも一生懸命にかけていく。
ギギギギという音がして、鍵が開いた。
思ったよりも簡単に開いてしまった。
まあ、ラッキーなのだろう。
宝物庫の中は薄暗く、今回の茶会で展示されていないコレクションがたくさんあった。
「アロンダさん。
ここに人はいないぞ?
それと何にも違和感がない。」
『いや、絶対ここだ。
ここに入った瞬間、魔力が濃くなった。
もっと隅々まで探せ。』
俺たちは言われた通りに一通り探してみる。
「特に変なところはないですね、、。」
ステラが困ったように呟いた。
しかしその瞬間アロンダさんがステラの袖口から飛び出した。
『ここだ!!』
アロンダさんが指すところには一つの本があった。
それを開いてみると、、、。
いくつかの魔法陣が載っていた。
古代魔法の本だ。
しかし古代魔法など、俺にはさっぱりわからなかった。
「これが一体どうしたんだ?」
『この魔法陣に仕掛けが何重も隠されている。
これに気付けないとは、、汝らもまだまだだな。』
アロンダさんが呆れたように言った。
「ここに仕掛けが?
確かに、膨大な魔力を感じるような、、。」
『感じたらさっさとこの魔法陣を解読しろ。
そうしたら何かが起きるかもしれないだろ。』
「だが、魔法陣が古すぎて解読できない。」
『、、、、我を誰だと思っているんだ?
伝説の魔法使いだぞ。
いいか、我が特別に汝たちに魔法を教えてやろう。
まず、ここがーー』
アロンダさんが解読を手伝ってくれる。
そして少しずつ魔法陣が解読されていく。
そして、解読した魔法陣に魔力を注ぎ、、、発動させた。
発動した瞬間、
俺たちのすぐそばの壁に扉が音もなく現れた。
そして勝手に開いた。
扉の向こうは真っ暗で何も見えないが、とにかく廊下のように真っ直ぐに一本の道が伸びているのがわかった。
『この扉の向こうだな。
どんどん濃くなっている。』
俺たちは扉の向こうに歩いて行った。
魔法で火をつけ、明かりにする。
しかしその最中、様々な仕掛けが俺たちを襲いかかった。
急に矢が飛んできたり、ステラが割ったが、巨大な石が転がってきたり、落ちなかったが、落とし穴などもあって下は見えないが、毒を感じる謎の液体だったりした。
キルバーン公爵、屋敷に何を作っているんだ!!
怒りが湧いてきた。
仕掛けはどれも確実に命を奪う目的のような気がするものばかりだ。
この奥に一体何が隠されているのか。
さまざまな仕掛けを乗り越えてついに一つの空間に出ることができた。
そこはなぜか少しの光が届いていて、明るかった。
そして中央に一つの台があった。
そこには一つの美しいパープルの宝石、、いや、魔法石が飾ってあった。
もしかして、これが、、キルバーン公爵が長年隠してきた魔法石なのか?
だが、その魔法石は今日展示されているはずだ。
『この魔法石だ。
これにフロンドの魔力を一番濃く感じる。』
「、、だが確かに魔力は膨大に感じるが、人がいるようには見えない。」
『我はリフリアの花に閉じ込められているだぞ?
何があってもおかしくないだろう。』
「確かに、、、。」
ざっくりと調べた感じ魔法石やこの台に何か魔法や仕掛けがあるようには思えなかった。
しばらく観察していると突然魔法石がわずかに光った。
そして、、。
『ううっ、ううっ、っ、、。』
くぐもった声が聞こえてきた。
俺はす調べようとすぐに魔法石を手に取ろうとした。
しかしその時!!
「ハッハッハッ!!
素晴らしいですね。
ここまでたどり着くとは!!!」
拍手と共に現れたのはーーーーーー
キルバーン公爵本人だった!
ホレンジ、、まあ、前世のオレンジなのだがここでは珍しいらしいのだろう、ホレンジカップケーキから始まり、梅を使った茶菓子、前世のマスカットならぬモスカットのタルトケーキザクロならぬツクロのゼリー、そしてクッキーなどのお菓子が運ばれてきた。
どれも珍しくて、美味しかったので俺は大満足だった。
茶会が一通り終わり始めた頃、キルバーン公爵が立ち上がりまた、みんなの前に立った。
「皆様、茶会はお楽しみでしょうか?
ただいま、別館の方に展示品が全て揃いましたので、、どうぞ、好きなタイミングでご覧ください。」
展示品が全て揃ったらしい。
やっときたか。
俺はステラと目を合わせて、頷いた。
軽く席を立つことを周りに伝えてから俺は立ち上がった。
すぐにステラがそばにやってくる。
「ご主人様。
行きましょう。」
「ああ。」
俺とステラはすぐに別館ではなく本館の方に歩いて行った。
ステラが持ってきていた液体を俺の服にかけた。
そしてそのまま本館を守っている護衛の近くに行く。
「すいません。私のご主人様の服が汚れてしまったので着替えさせてもらえませんか?」
護衛がじろっと俺たちをみる。
疑っているのだろうか。
「その目はもしや疑ってるのか?
私は第二王子だぞ?
もちろん言うことを聞いてくれるだろう?
お前の主人であるキルバーン公爵から許可はもらったぞ?」
俺は圧をかけて相手に訴えた。
もちろん許可などもらってないが。
「も、申し訳ございません。
すぐさま着替えられるお部屋にご案内します。」
護衛自ら客室に案内してくれた。
きっとそのまま護衛し、監視するつもりなのだろうが、、。
「、、、、まさか着替えまで監視したいのか?
王子である私の着替えを見るとは不敬だぞ?」
「すぐに出させていただきます!」
出ようと後ろを向いた瞬間にステラが護衛を気絶させた。
「ここで眠っていてくださいね。」
ステラが護衛を転がす。
俺たちはそっと部屋をでた。
やはり別館に展示品があるからか本館の護衛や使用人が少ない。
俺たちは見つからないように気をつけて進んで行った。
夏からこの秋にかけてずっとキルバーン公爵について調べていた。
もちろん屋敷の地図もだ。
だからこそスムーズに行動できた。
俺たちはすぐさま目的の場所に行った。
目的の場所に立っていた護衛も気絶させる。
気絶させた護衛を縛りながらステラが質問をしてきた。
「ここが宝物庫ですね。」
「、、、本当にここなのか?
ここに人を監禁できそうにないが。」
『ここに決まっている。
ここからフランドの魔力が濃く感じられるからな。』
アロンダさんがステラの袖口からそっと顔を出して答えた。
そう、俺たちがこの屋敷についた時から、
アロンダさんはステラと一緒にいた。
そして宝物庫に行けとうるさかったのだ。
だからきてみたが、、本当にそんな感じはしない。
「解除魔法をかけてみましょう。
頑丈だとは思いますが、、、。」
俺たちは力を合わせて解除魔法をかけた。
まるで泥棒みたいだな、と思いながらも一生懸命にかけていく。
ギギギギという音がして、鍵が開いた。
思ったよりも簡単に開いてしまった。
まあ、ラッキーなのだろう。
宝物庫の中は薄暗く、今回の茶会で展示されていないコレクションがたくさんあった。
「アロンダさん。
ここに人はいないぞ?
それと何にも違和感がない。」
『いや、絶対ここだ。
ここに入った瞬間、魔力が濃くなった。
もっと隅々まで探せ。』
俺たちは言われた通りに一通り探してみる。
「特に変なところはないですね、、。」
ステラが困ったように呟いた。
しかしその瞬間アロンダさんがステラの袖口から飛び出した。
『ここだ!!』
アロンダさんが指すところには一つの本があった。
それを開いてみると、、、。
いくつかの魔法陣が載っていた。
古代魔法の本だ。
しかし古代魔法など、俺にはさっぱりわからなかった。
「これが一体どうしたんだ?」
『この魔法陣に仕掛けが何重も隠されている。
これに気付けないとは、、汝らもまだまだだな。』
アロンダさんが呆れたように言った。
「ここに仕掛けが?
確かに、膨大な魔力を感じるような、、。」
『感じたらさっさとこの魔法陣を解読しろ。
そうしたら何かが起きるかもしれないだろ。』
「だが、魔法陣が古すぎて解読できない。」
『、、、、我を誰だと思っているんだ?
伝説の魔法使いだぞ。
いいか、我が特別に汝たちに魔法を教えてやろう。
まず、ここがーー』
アロンダさんが解読を手伝ってくれる。
そして少しずつ魔法陣が解読されていく。
そして、解読した魔法陣に魔力を注ぎ、、、発動させた。
発動した瞬間、
俺たちのすぐそばの壁に扉が音もなく現れた。
そして勝手に開いた。
扉の向こうは真っ暗で何も見えないが、とにかく廊下のように真っ直ぐに一本の道が伸びているのがわかった。
『この扉の向こうだな。
どんどん濃くなっている。』
俺たちは扉の向こうに歩いて行った。
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しかしその最中、様々な仕掛けが俺たちを襲いかかった。
急に矢が飛んできたり、ステラが割ったが、巨大な石が転がってきたり、落ちなかったが、落とし穴などもあって下は見えないが、毒を感じる謎の液体だったりした。
キルバーン公爵、屋敷に何を作っているんだ!!
怒りが湧いてきた。
仕掛けはどれも確実に命を奪う目的のような気がするものばかりだ。
この奥に一体何が隠されているのか。
さまざまな仕掛けを乗り越えてついに一つの空間に出ることができた。
そこはなぜか少しの光が届いていて、明るかった。
そして中央に一つの台があった。
そこには一つの美しいパープルの宝石、、いや、魔法石が飾ってあった。
もしかして、これが、、キルバーン公爵が長年隠してきた魔法石なのか?
だが、その魔法石は今日展示されているはずだ。
『この魔法石だ。
これにフロンドの魔力を一番濃く感じる。』
「、、だが確かに魔力は膨大に感じるが、人がいるようには見えない。」
『我はリフリアの花に閉じ込められているだぞ?
何があってもおかしくないだろう。』
「確かに、、、。」
ざっくりと調べた感じ魔法石やこの台に何か魔法や仕掛けがあるようには思えなかった。
しばらく観察していると突然魔法石がわずかに光った。
そして、、。
『ううっ、ううっ、っ、、。』
くぐもった声が聞こえてきた。
俺はす調べようとすぐに魔法石を手に取ろうとした。
しかしその時!!
「ハッハッハッ!!
素晴らしいですね。
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拍手と共に現れたのはーーーーーー
キルバーン公爵本人だった!
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