12 / 120
第二章 精神世界・マイン
橋の上のコロシアム
しおりを挟む
「この調子でやって行くぞ」
「仲間というより奴隷といった感じなんですけど……」
宿屋での一件が有りエルはジョンの事を怖く感じていた。
「必ず家族か物を人質に取れよ、兵士にチクられたら終わりだからな」
「こんな事、戦争以外ではしたく無かった……」
「此処は戦場みたいなものだ。俺達対アイツ等のな」
ナサルはジョンを睨む
「とてもそうは思えない」
「そうか? まぁいい、兎に角どんな手段を使っても二人を見つけ出す。それに此処は精神世界、遠慮は要らないはずだろ?」
「そう割り切れる訳ないだろう!? 彼等にも家族も居る痛みも感じているんだ。君みたいな考え方は出来ない」
「それはそれは、素晴らしい騎士精神だ事でだがそう言っている間に二人の身に危機が迫っているかもしれないんだぜ?
」
「……」
ナサルは俯き黙ってしまった。
「分かったなら、ファングの元に行くぞ、次からは名前だけじゃなく容姿や服装の特徴も含め聞く、名前だけじゃどこぞの騎士団長と研究者しか出て来なさそうだ」
ジョン達は教えられた通りの道を通り酒屋の前に着く、しかし建物に光は無く音も無い
「鍵は残念ながら閉まってるな」
「何処から入ります?」
「建物は三階建てか……建物の周りを回るぞ」
家はクッキーで出来ている、表には玄関があり、裏には小さな家庭用の畑があり、裏口があるが鍵は勿論掛かっている
「侵入してどうする?」
「寝込みを襲って縛りさっきと同じ流れだ」
「扉壊しちゃいます?」
「音でファングにバレるそれに下手すると兵士もやって来る可能性がある」
「それじゃ鍵を開ければいいんですね?」
「出来るならな」
「ボク達に任せてください」
とエルは言い右手で杖を取り出す。そして鍵穴に杖先を合わせ、水を放つ、そして
「形は分かりました。やりますよ先輩」
「余り気が乗らないが……」
と言い左手の平に水を出し鍵の形にするそしてその水の上に手を翳すナサルは水は液体から固体にし氷にした。
「おいおい、まさか」
「そうです、鍵作っちゃいました」
「三人で盗賊団でも結成するか?」
「馬鹿を言っているな、入るぞ」
ファング宅に入り、宿屋と同じやり取りを繰り返す。
ファングを椅子に縛り付けジョンはその前でいやらしくニヤニヤしながらファングに質問をしている
「それで、怪しい奴が二人城に連行された訳か? マジ?」
「そうだ、お前らが大暴れした後の事だがな」
そして有力な情報を手にした。
ジョン達がナサルを救出した後の話、国の兵士達は森の捜索と街の警戒強化をした際森と街で二人の不審人物を捕えた。
一人は森で木を食べている所を捕まり、一人は城の一部を壊している所を捕まった。名前は不明
「処刑は何時だ?」
「分からねぇ、でも今頃拷問でも受けてるんじゃねぇか?」
「誰にも気が付かれず城へ入れる方法とか知ってたりする?」
「知らん」
「行くぞ、諸君」
ジョンはエルとナサルに言う
「お、おい待てよ、その前にこの手の縄を――」
「心配するな、もう解いている」
「え?」
ファングはジョンの言った通り縄は解け、両手が自由に動く事に驚愕する
「何時やったんだ!?」
「そんな事はどうでもいい、だが覚えて置いてくれよお前が余計な事をしたら、そこの犬の首は飛び家は崩壊するいいな?」
「わ、分かってる」
「ならいい、行くぞ」
家から出る、城は近く、だが城の警戒は昼の事件もあり多い、その上城の周りには溝があり、ドーナツ型のオレンジジュースの湖が出来ている
まともな出入り口は大きなお菓子の橋のみ
「さてどうしたものか……あそこ意外に城へ繋がってる道は無いぞ、他に人間が入れるような穴も無い」
「正面突破は出来そうも無いですよね」
「人数が人数だからな」
「だが侵入するにしても隙が無い」
「さてなら妥協案だ。正面突破と潜入を混ぜる」
「混ぜる? どういう事だ?」
城の正面にある大きなお菓子の橋、名をハーベンデルクというその橋の上に重兵十人、魔術師が五人、軽兵三十人が陣を組んでいる
本来なら誰も来るはずの無い橋である、どんな泥棒だって橋を迂回し別の侵入経路を探し侵入しようと思うだろう、この橋の前に立つとは命を捨てるのと同等の行いだからだ、だからこの橋には誰も来るはずが無いのである、だが現る黒の来客
「よぉ! 兵士諸君、勤務ご苦労」
「!?」
兵士達は男を昼の犯人だと瞬時に分かり警戒を強める
「そう硬くなるなよもっとリラックスして……楽しもうぜ? なぁ!」
ジョンは強固な飴の兵士達に向かって一直線に走り出す。
重兵が盾でジョンの進路を塞ぐ、そして盾の横からは槍が突き出ている、その後ろでは魔術師が魔法発射の準備をする
ジョンは突き出ている槍を足場にして重兵の上を飛び、後ろに居た軽兵の一人を飛び殴る
勿論、混乱が起こり、軽兵達はジョンに剣を向け攻撃しようとするがその前に殴られる、魔術師はジョンと味方が入り乱れているので易々と攻撃が出来ないでいる
重兵も同じ
「こんなものか!? 拍子抜けだな!」
後ろから数人掛で腕を捕えようとしても無駄、その前に気付かれ殴られ気絶させられてしまう、軽兵が五人程気絶した後、怖気づく兵も出て来る
ジョンの血塗れの拳と顔を見れば誰だって恐怖を抱くだろう、軽兵の何人かが逃げ出す。
「逃げるな!! 戦え!」
重兵の一人が大声でそう言うが人の恐怖心には敵わない
そして騒ぎを聞きつけた兵達が橋に集い集う
空から見たら中心の会場を取り囲む観客に中心で命懸けで戦う決闘士のように映るだろう
会場は徐々に血に染まっていく、軽兵と重兵そして魔術師の悲鳴に飴の兜の割れる音が響き渡る、それでまた集まって来る兵士
橋の周りは既に兵士で埋め尽くされる
しかしジョンは殺されず、捕えられない
「ば、化け物か!? あの男!!」
「だ、誰か騎士を呼べ!!」
「武器を使わず素手で戦っているのか!? あの男!」
兵士達の気絶体が橋を埋め尽くした頃、ジョンは橋から飛び降り、オレンジの湖の中に消える
「追え!! 追え!!!」
「誰か! 兵士達の手当を!!」
「畜生! 殺してやる!!」
数々の命令や罵倒、恐怖の声が交差する中、金の髪と鎧を持った女性が現れる
「兵士諸君、静粛に!!」
彼女の声は橋の兵士全員の耳に響く
「き、騎士様」
「……これはどういう事かな? 説明を」
「はい、私が説明します。ローラ様」
兵士が説明している間、橋を大忙しで行き来する兵士、気絶した兵士達を安全に医療が施せる場所まで移している、そして湖を捜索している部隊も居る
「ふーん、成程ね、それで君達は彼を捕える事は出来ず逃がしてしまったと……そういう事だね?」
「面目ありません……」
「でも身体を呈して彼の侵入は防げたんだ。良しとしよう」
「申し訳ありません」
「それにしても、彼は何でそんな無謀な事をしようと思ったのかな?」
「さぁ、私には思いつきません」
橋の周りで入り乱れる兵士達を見るローラ、そしてハッとする
「兵士君、もし、誰かがこの騒ぎに乗じて兵士に扮装し忍び込んだとしたらどうだろう?」
「ハッ!? まさか」
「私は王女の護衛に戻る、君達もお偉いさん方の護衛を強化して」
「ハッ! 了解しました!」
「仲間というより奴隷といった感じなんですけど……」
宿屋での一件が有りエルはジョンの事を怖く感じていた。
「必ず家族か物を人質に取れよ、兵士にチクられたら終わりだからな」
「こんな事、戦争以外ではしたく無かった……」
「此処は戦場みたいなものだ。俺達対アイツ等のな」
ナサルはジョンを睨む
「とてもそうは思えない」
「そうか? まぁいい、兎に角どんな手段を使っても二人を見つけ出す。それに此処は精神世界、遠慮は要らないはずだろ?」
「そう割り切れる訳ないだろう!? 彼等にも家族も居る痛みも感じているんだ。君みたいな考え方は出来ない」
「それはそれは、素晴らしい騎士精神だ事でだがそう言っている間に二人の身に危機が迫っているかもしれないんだぜ?
」
「……」
ナサルは俯き黙ってしまった。
「分かったなら、ファングの元に行くぞ、次からは名前だけじゃなく容姿や服装の特徴も含め聞く、名前だけじゃどこぞの騎士団長と研究者しか出て来なさそうだ」
ジョン達は教えられた通りの道を通り酒屋の前に着く、しかし建物に光は無く音も無い
「鍵は残念ながら閉まってるな」
「何処から入ります?」
「建物は三階建てか……建物の周りを回るぞ」
家はクッキーで出来ている、表には玄関があり、裏には小さな家庭用の畑があり、裏口があるが鍵は勿論掛かっている
「侵入してどうする?」
「寝込みを襲って縛りさっきと同じ流れだ」
「扉壊しちゃいます?」
「音でファングにバレるそれに下手すると兵士もやって来る可能性がある」
「それじゃ鍵を開ければいいんですね?」
「出来るならな」
「ボク達に任せてください」
とエルは言い右手で杖を取り出す。そして鍵穴に杖先を合わせ、水を放つ、そして
「形は分かりました。やりますよ先輩」
「余り気が乗らないが……」
と言い左手の平に水を出し鍵の形にするそしてその水の上に手を翳すナサルは水は液体から固体にし氷にした。
「おいおい、まさか」
「そうです、鍵作っちゃいました」
「三人で盗賊団でも結成するか?」
「馬鹿を言っているな、入るぞ」
ファング宅に入り、宿屋と同じやり取りを繰り返す。
ファングを椅子に縛り付けジョンはその前でいやらしくニヤニヤしながらファングに質問をしている
「それで、怪しい奴が二人城に連行された訳か? マジ?」
「そうだ、お前らが大暴れした後の事だがな」
そして有力な情報を手にした。
ジョン達がナサルを救出した後の話、国の兵士達は森の捜索と街の警戒強化をした際森と街で二人の不審人物を捕えた。
一人は森で木を食べている所を捕まり、一人は城の一部を壊している所を捕まった。名前は不明
「処刑は何時だ?」
「分からねぇ、でも今頃拷問でも受けてるんじゃねぇか?」
「誰にも気が付かれず城へ入れる方法とか知ってたりする?」
「知らん」
「行くぞ、諸君」
ジョンはエルとナサルに言う
「お、おい待てよ、その前にこの手の縄を――」
「心配するな、もう解いている」
「え?」
ファングはジョンの言った通り縄は解け、両手が自由に動く事に驚愕する
「何時やったんだ!?」
「そんな事はどうでもいい、だが覚えて置いてくれよお前が余計な事をしたら、そこの犬の首は飛び家は崩壊するいいな?」
「わ、分かってる」
「ならいい、行くぞ」
家から出る、城は近く、だが城の警戒は昼の事件もあり多い、その上城の周りには溝があり、ドーナツ型のオレンジジュースの湖が出来ている
まともな出入り口は大きなお菓子の橋のみ
「さてどうしたものか……あそこ意外に城へ繋がってる道は無いぞ、他に人間が入れるような穴も無い」
「正面突破は出来そうも無いですよね」
「人数が人数だからな」
「だが侵入するにしても隙が無い」
「さてなら妥協案だ。正面突破と潜入を混ぜる」
「混ぜる? どういう事だ?」
城の正面にある大きなお菓子の橋、名をハーベンデルクというその橋の上に重兵十人、魔術師が五人、軽兵三十人が陣を組んでいる
本来なら誰も来るはずの無い橋である、どんな泥棒だって橋を迂回し別の侵入経路を探し侵入しようと思うだろう、この橋の前に立つとは命を捨てるのと同等の行いだからだ、だからこの橋には誰も来るはずが無いのである、だが現る黒の来客
「よぉ! 兵士諸君、勤務ご苦労」
「!?」
兵士達は男を昼の犯人だと瞬時に分かり警戒を強める
「そう硬くなるなよもっとリラックスして……楽しもうぜ? なぁ!」
ジョンは強固な飴の兵士達に向かって一直線に走り出す。
重兵が盾でジョンの進路を塞ぐ、そして盾の横からは槍が突き出ている、その後ろでは魔術師が魔法発射の準備をする
ジョンは突き出ている槍を足場にして重兵の上を飛び、後ろに居た軽兵の一人を飛び殴る
勿論、混乱が起こり、軽兵達はジョンに剣を向け攻撃しようとするがその前に殴られる、魔術師はジョンと味方が入り乱れているので易々と攻撃が出来ないでいる
重兵も同じ
「こんなものか!? 拍子抜けだな!」
後ろから数人掛で腕を捕えようとしても無駄、その前に気付かれ殴られ気絶させられてしまう、軽兵が五人程気絶した後、怖気づく兵も出て来る
ジョンの血塗れの拳と顔を見れば誰だって恐怖を抱くだろう、軽兵の何人かが逃げ出す。
「逃げるな!! 戦え!」
重兵の一人が大声でそう言うが人の恐怖心には敵わない
そして騒ぎを聞きつけた兵達が橋に集い集う
空から見たら中心の会場を取り囲む観客に中心で命懸けで戦う決闘士のように映るだろう
会場は徐々に血に染まっていく、軽兵と重兵そして魔術師の悲鳴に飴の兜の割れる音が響き渡る、それでまた集まって来る兵士
橋の周りは既に兵士で埋め尽くされる
しかしジョンは殺されず、捕えられない
「ば、化け物か!? あの男!!」
「だ、誰か騎士を呼べ!!」
「武器を使わず素手で戦っているのか!? あの男!」
兵士達の気絶体が橋を埋め尽くした頃、ジョンは橋から飛び降り、オレンジの湖の中に消える
「追え!! 追え!!!」
「誰か! 兵士達の手当を!!」
「畜生! 殺してやる!!」
数々の命令や罵倒、恐怖の声が交差する中、金の髪と鎧を持った女性が現れる
「兵士諸君、静粛に!!」
彼女の声は橋の兵士全員の耳に響く
「き、騎士様」
「……これはどういう事かな? 説明を」
「はい、私が説明します。ローラ様」
兵士が説明している間、橋を大忙しで行き来する兵士、気絶した兵士達を安全に医療が施せる場所まで移している、そして湖を捜索している部隊も居る
「ふーん、成程ね、それで君達は彼を捕える事は出来ず逃がしてしまったと……そういう事だね?」
「面目ありません……」
「でも身体を呈して彼の侵入は防げたんだ。良しとしよう」
「申し訳ありません」
「それにしても、彼は何でそんな無謀な事をしようと思ったのかな?」
「さぁ、私には思いつきません」
橋の周りで入り乱れる兵士達を見るローラ、そしてハッとする
「兵士君、もし、誰かがこの騒ぎに乗じて兵士に扮装し忍び込んだとしたらどうだろう?」
「ハッ!? まさか」
「私は王女の護衛に戻る、君達もお偉いさん方の護衛を強化して」
「ハッ! 了解しました!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~
専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。
ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる