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第二章 精神世界・マイン
帰って来た日常
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今日も元気にトレーニングに勤しみ、終える、次は武器のメンテナンス、そして次からが新たな課目、マリアお嬢様のお迎え
その為、部屋を出る、そして二階に向かう、そしてナサルそれにガルスと出会う
「おはよう」
「で? また今日もあの三人が食事する風景を視なきゃならないのか?」
「今日は四人だぞ」
「そういう問題じゃねぇんだがな……」
「やぁ、おはよう、やっと会えましたな」
髭を蓄えた老人、ガルスがジョンに挨拶をする
「ジョン、彼はこの屋敷で執事をしているライオネット・ガルス、君の先輩だ」
「いやいや、私の事は先輩だと思わず気軽に話し掛けて下さい、ジョン君、私の事はガルスと呼んで下さい」
と右手をジョンに差し出す
「どうも、よろしくお願いします。ガルスさん」
ジョンもそれを返す。
「君達の御蔭でお嬢様も助かった。本当にありがとう、昨日言おうとしたんだが色々ゴタゴタしていて言えなくてね」
「私は何もしていません、お嬢様を助けたのはジョンとバーングです」
「なんだそりゃ、俺も助けた事になってるのか? 何故?」
「確かに私達は気絶していて状況が分からなかったがお嬢様がそう言ったんだ「ジョンが助けてくれた」とな、だから昨日君の部屋を訪れたんだ」
「あのマリアお嬢様が?」
「あの、とは何だあのとは」
「まぁまぁ、二人共喧嘩なさらずに」
ガルスが仲裁をする
「さて、お迎えに上がりましょう」
「そうだな、そろそろ時間だ」
予定通り、マリアを起こし、母のリリそして父のアーロックを起こす。最後にネルヒムを起こす
アーロックが一番始めに部屋から出て来た事以外、昨日と同じ様な風景が流れる
おはよう、おはよう、おはようございますと挨拶が交わされ、食堂に向かい、今日はジョンも一緒に食事を運ぶ、ジョン達の食べる物とは明らか出来の違う料理達に改めて格差を感じるジョン、そんなこんな憂鬱な時間を過ごし食事が終わる
「さぁ、行きましょ、二人共」
「迷惑を掛けては駄目よ、マリア」
「はい、お母様」
三人は訓練場に場所を移す。
「さぁ、今日は剣術の訓練よね」
「えぇ、そうです、お嬢様」
「そういえば、エルの姿を見ないな、どうしたんだ?」
「目覚めてから体調が優れないらしい、今日は部屋で休むよう言ってある」
「隊長さんもか?」
「そうだ、あの人も体調が悪いらしい」
「”隊長”なだけにか?」
「……訓練を始めましょう」
「そうね、その方がいいわ」
「……」
マリア用に特注で作られたのであろう子供サイズに作られた、鉄の剣を腰に差し訓練は始まる
「いいですか? お嬢様、剣を無暗に取り出したり、人や動物に向けてはなりませんよ、あと剣を抜いている時は気を抜かない事、いいですね?」
「昨日もそれ言ってなかったか?」
「言ってたわね」
「お嬢様には危険な物を扱っているという自覚を持って欲しいのです」
「分かってるわ、それくらい」
「前みたいに集中力を欠いて剣の素振りの最中に剣がすっぽ抜けて館へと飛んで行く……なんて事本来あってはならない事なんですよ?」
「……あの時は……そうね、少しぼんやり、してたかも……」
「マリアお嬢様、さっきの言葉しっかり覚えて置いて下さいね、俺の方に飛ばして来たら首ちょん切りますよ」
「げ、下僕! 主になんて事を言うの!?」
「幾ら下僕だって主に剣を向けられれば反抗だってしますよ」
「け、剣なんか向けてないわよ!」
「だったらいいんですけど」
「は、反抗的よ! 反抗的!!」
とぺちぺちとジョンを叩くマリア
「お嬢様、人を叩いてはいけませんよ!」
「だ、だって……」
「だっても何もありません!」
「……わ、分かったわよぉ、やめればいいんでしょ、やめれば」
「結構押しに弱いんですね、マリアお嬢様は」
「うるさいわよ! 何よ!」
とフンと鼻を鳴らしソッポを向くマリア
次の時だった。屋敷の裏口玄関の戸を勢い良く開け、エルが現れたのは
「すいません!! 遅れました!」
「エ、エル、今日は休めと……」
「休んでなんかいられません! 今日もバリバリお願いしますよ! 先生!」
「今日は休めると思ったんだがな」
「残念でしたね、せぇんせい?」
「私も仲間に入れて貰おうかな」
とローラも後ろから現れる
「隊長まで……」
「御免ね? ナサル、でも昨日で分かったよ、私も相当腕が落ちてる、鍛え直さなきゃ」
「確かに行き成り三人に気絶された時はどうしようかと思ったからな」
「……済まなかったな」
「君に全部任せちゃったね」
「でも、それでも何とか出来ちゃったんだから、よ! 流石、先生!」
「エル次、しょうもない、太鼓持ちしやがったら首の骨をへし折ってやる」
「えぇ~怖い~止めて下さぁ~い」
「どんどん、生意気になっていくな」
「私達からすれば漸く、元のエルが戻って来たという感じだがな」
「確かに最初はこんな感じだったな」
「こんな生意気な所も好きな癖に~」
とエルはナサルの腕を肘でツンツンと突く
「全く」
と満更でも無さそうなナサルが微笑む
それから時は過ぎナサルはマリアの剣の稽古を開始する、マリアが素振りをする横でその素振りに狂いは無いかとチェックするナサル、そして狂いが出ると
「お嬢様、軸が曲がってますよ」
素振りをしているマリアにそうナサルがそう指摘する
「はぁはぁ、もうダメ、休憩しましょ」
「えぇ、そうしましょう」
「こっちも休憩するか?」
「いえ、まだまだ」
「まだ出来るよ」
「あぁ、そう」
と言いエルとローラは腕立て伏せを止めない
「お前らの戦いぶりを見ていたら観察云々の前に基礎筋力が足りて無い感じだったからな、まずは基礎トレーニングが必要だ」
「ははは……面目無いね」
「ボク毎日、トレーニングしてたんだけどなぁ」
「お前は単に若いから身体が成熟していないだけだ、問題は隊長」
「最近、事務業で忙しかったんだもん」
「だもんはやめろだもんは」
「そうですよ、隊長、いい歳してだもんは駄目ですよ」
「あぁ、でも残念、そろそろネルヒム様の廻りの時間だ、私は行くね」
「はいは~い、頑張って来て下さいね」
その様子をジッと見るマリア
「お嬢様、どうかしましたか?」
「い、いえ何でもないわ」
そんなマリアの様子を不審に思うナサル
(今朝からお嬢様の様子がおかしい)
「お嬢様、元気が無いようですが大丈夫ですか?」
「何よ行き成り、何も無いわよ」
「そうですか」
「ナサル、もしかして私の事心配しているの?」
「……はい、少し」
「……そうよね、ずっと私と居てくれたものね、それぐらい分かるわよね」
マリアは少し嬉しそうにした後、座りながら、俯く
「昨日の事、色々思い出して来たの」
「どんな事を思い出したんですか?」
マリアはジョンを見詰める
それを察し、ナサルはジョンを呼ぶ
「何だ?」
「私は暫く外す、お嬢様から話があるそうだ」
「え? な、何よ! そんな事、私言ってないわよ!」
「目が言ってましたよ」
そう言い残しナサルは腹筋をしているエルの方に向かう
「何よ、お節介なのよ……」
「で? 用事って何です?」
「……昨日の事」
「昨日は色々ありましたからね、具体的には?」
「一つには縛れないわ、全部の事よ!」
「これはまた、大雑把な」
「何よ、生意気ね」
「失敬」
この後、マリアは座りながら深呼吸をする、そして顔を赤くしながらジョンの方を向いて
「……ありがとう、昨日は助かったわ」
「そういう言葉は暖炉の中に捨てるって言いませんでしたっけ?」
「言葉は暖炉の中に捨てる事は出来なわよ、お馬鹿さんね」
「それは知らなかった。俺も勉強しなくちゃいけませんね」
「……本当、生意気」
「あっちの世界に居たネルヒムは……私が作り出した者なのよね?」
「そういう推理ですね、俺はよく知りませんけど」
「これも私の予想なんだけれど、あの子は私を助けてくれようとしたのよ、悪役を演じて、私に倒されて、私を持ち上げようとしたの」
「あの国の英雄・マリアの誕生ですか?」
「あなたに阻止されたけれどね」
「俺が? いや違う、マリアお嬢様が決断した事でしょう?」
「あなたがああ言わなければ、私はあの子を刺していた、間違いないわ、私の事だもの、分かる」
「……て事は殺したら後悔する事になると思ったって事ですか?」
「そうよ、私は……”弱虫”だもの、人殺しなんて耐えられない」
マリアはジョンに弱音を吐く、マリアがそう簡単に弱音を他人に吐くと思っていなかったジョンが少し驚く
「……ジョン、今から貴方の事を下僕と言ったり、僕と言ったりするのは止めるわ」
「じゃあ俺は今日から何になる?」
「そうね、私の執事なんてどうかしら?」
「執事はもう居るようですけど?」
「わ・た・しの執事よ、ガルスはお父様の執事」
「お嬢様がそれで良いと言うんなら、いいですよ、何でも」
「そう? なら改めて今日からよろしくね、ジョン」
マリアが右手を差し出す。
「こちらこそ」
二人の手は結ばれる
その為、部屋を出る、そして二階に向かう、そしてナサルそれにガルスと出会う
「おはよう」
「で? また今日もあの三人が食事する風景を視なきゃならないのか?」
「今日は四人だぞ」
「そういう問題じゃねぇんだがな……」
「やぁ、おはよう、やっと会えましたな」
髭を蓄えた老人、ガルスがジョンに挨拶をする
「ジョン、彼はこの屋敷で執事をしているライオネット・ガルス、君の先輩だ」
「いやいや、私の事は先輩だと思わず気軽に話し掛けて下さい、ジョン君、私の事はガルスと呼んで下さい」
と右手をジョンに差し出す
「どうも、よろしくお願いします。ガルスさん」
ジョンもそれを返す。
「君達の御蔭でお嬢様も助かった。本当にありがとう、昨日言おうとしたんだが色々ゴタゴタしていて言えなくてね」
「私は何もしていません、お嬢様を助けたのはジョンとバーングです」
「なんだそりゃ、俺も助けた事になってるのか? 何故?」
「確かに私達は気絶していて状況が分からなかったがお嬢様がそう言ったんだ「ジョンが助けてくれた」とな、だから昨日君の部屋を訪れたんだ」
「あのマリアお嬢様が?」
「あの、とは何だあのとは」
「まぁまぁ、二人共喧嘩なさらずに」
ガルスが仲裁をする
「さて、お迎えに上がりましょう」
「そうだな、そろそろ時間だ」
予定通り、マリアを起こし、母のリリそして父のアーロックを起こす。最後にネルヒムを起こす
アーロックが一番始めに部屋から出て来た事以外、昨日と同じ様な風景が流れる
おはよう、おはよう、おはようございますと挨拶が交わされ、食堂に向かい、今日はジョンも一緒に食事を運ぶ、ジョン達の食べる物とは明らか出来の違う料理達に改めて格差を感じるジョン、そんなこんな憂鬱な時間を過ごし食事が終わる
「さぁ、行きましょ、二人共」
「迷惑を掛けては駄目よ、マリア」
「はい、お母様」
三人は訓練場に場所を移す。
「さぁ、今日は剣術の訓練よね」
「えぇ、そうです、お嬢様」
「そういえば、エルの姿を見ないな、どうしたんだ?」
「目覚めてから体調が優れないらしい、今日は部屋で休むよう言ってある」
「隊長さんもか?」
「そうだ、あの人も体調が悪いらしい」
「”隊長”なだけにか?」
「……訓練を始めましょう」
「そうね、その方がいいわ」
「……」
マリア用に特注で作られたのであろう子供サイズに作られた、鉄の剣を腰に差し訓練は始まる
「いいですか? お嬢様、剣を無暗に取り出したり、人や動物に向けてはなりませんよ、あと剣を抜いている時は気を抜かない事、いいですね?」
「昨日もそれ言ってなかったか?」
「言ってたわね」
「お嬢様には危険な物を扱っているという自覚を持って欲しいのです」
「分かってるわ、それくらい」
「前みたいに集中力を欠いて剣の素振りの最中に剣がすっぽ抜けて館へと飛んで行く……なんて事本来あってはならない事なんですよ?」
「……あの時は……そうね、少しぼんやり、してたかも……」
「マリアお嬢様、さっきの言葉しっかり覚えて置いて下さいね、俺の方に飛ばして来たら首ちょん切りますよ」
「げ、下僕! 主になんて事を言うの!?」
「幾ら下僕だって主に剣を向けられれば反抗だってしますよ」
「け、剣なんか向けてないわよ!」
「だったらいいんですけど」
「は、反抗的よ! 反抗的!!」
とぺちぺちとジョンを叩くマリア
「お嬢様、人を叩いてはいけませんよ!」
「だ、だって……」
「だっても何もありません!」
「……わ、分かったわよぉ、やめればいいんでしょ、やめれば」
「結構押しに弱いんですね、マリアお嬢様は」
「うるさいわよ! 何よ!」
とフンと鼻を鳴らしソッポを向くマリア
次の時だった。屋敷の裏口玄関の戸を勢い良く開け、エルが現れたのは
「すいません!! 遅れました!」
「エ、エル、今日は休めと……」
「休んでなんかいられません! 今日もバリバリお願いしますよ! 先生!」
「今日は休めると思ったんだがな」
「残念でしたね、せぇんせい?」
「私も仲間に入れて貰おうかな」
とローラも後ろから現れる
「隊長まで……」
「御免ね? ナサル、でも昨日で分かったよ、私も相当腕が落ちてる、鍛え直さなきゃ」
「確かに行き成り三人に気絶された時はどうしようかと思ったからな」
「……済まなかったな」
「君に全部任せちゃったね」
「でも、それでも何とか出来ちゃったんだから、よ! 流石、先生!」
「エル次、しょうもない、太鼓持ちしやがったら首の骨をへし折ってやる」
「えぇ~怖い~止めて下さぁ~い」
「どんどん、生意気になっていくな」
「私達からすれば漸く、元のエルが戻って来たという感じだがな」
「確かに最初はこんな感じだったな」
「こんな生意気な所も好きな癖に~」
とエルはナサルの腕を肘でツンツンと突く
「全く」
と満更でも無さそうなナサルが微笑む
それから時は過ぎナサルはマリアの剣の稽古を開始する、マリアが素振りをする横でその素振りに狂いは無いかとチェックするナサル、そして狂いが出ると
「お嬢様、軸が曲がってますよ」
素振りをしているマリアにそうナサルがそう指摘する
「はぁはぁ、もうダメ、休憩しましょ」
「えぇ、そうしましょう」
「こっちも休憩するか?」
「いえ、まだまだ」
「まだ出来るよ」
「あぁ、そう」
と言いエルとローラは腕立て伏せを止めない
「お前らの戦いぶりを見ていたら観察云々の前に基礎筋力が足りて無い感じだったからな、まずは基礎トレーニングが必要だ」
「ははは……面目無いね」
「ボク毎日、トレーニングしてたんだけどなぁ」
「お前は単に若いから身体が成熟していないだけだ、問題は隊長」
「最近、事務業で忙しかったんだもん」
「だもんはやめろだもんは」
「そうですよ、隊長、いい歳してだもんは駄目ですよ」
「あぁ、でも残念、そろそろネルヒム様の廻りの時間だ、私は行くね」
「はいは~い、頑張って来て下さいね」
その様子をジッと見るマリア
「お嬢様、どうかしましたか?」
「い、いえ何でもないわ」
そんなマリアの様子を不審に思うナサル
(今朝からお嬢様の様子がおかしい)
「お嬢様、元気が無いようですが大丈夫ですか?」
「何よ行き成り、何も無いわよ」
「そうですか」
「ナサル、もしかして私の事心配しているの?」
「……はい、少し」
「……そうよね、ずっと私と居てくれたものね、それぐらい分かるわよね」
マリアは少し嬉しそうにした後、座りながら、俯く
「昨日の事、色々思い出して来たの」
「どんな事を思い出したんですか?」
マリアはジョンを見詰める
それを察し、ナサルはジョンを呼ぶ
「何だ?」
「私は暫く外す、お嬢様から話があるそうだ」
「え? な、何よ! そんな事、私言ってないわよ!」
「目が言ってましたよ」
そう言い残しナサルは腹筋をしているエルの方に向かう
「何よ、お節介なのよ……」
「で? 用事って何です?」
「……昨日の事」
「昨日は色々ありましたからね、具体的には?」
「一つには縛れないわ、全部の事よ!」
「これはまた、大雑把な」
「何よ、生意気ね」
「失敬」
この後、マリアは座りながら深呼吸をする、そして顔を赤くしながらジョンの方を向いて
「……ありがとう、昨日は助かったわ」
「そういう言葉は暖炉の中に捨てるって言いませんでしたっけ?」
「言葉は暖炉の中に捨てる事は出来なわよ、お馬鹿さんね」
「それは知らなかった。俺も勉強しなくちゃいけませんね」
「……本当、生意気」
「あっちの世界に居たネルヒムは……私が作り出した者なのよね?」
「そういう推理ですね、俺はよく知りませんけど」
「これも私の予想なんだけれど、あの子は私を助けてくれようとしたのよ、悪役を演じて、私に倒されて、私を持ち上げようとしたの」
「あの国の英雄・マリアの誕生ですか?」
「あなたに阻止されたけれどね」
「俺が? いや違う、マリアお嬢様が決断した事でしょう?」
「あなたがああ言わなければ、私はあの子を刺していた、間違いないわ、私の事だもの、分かる」
「……て事は殺したら後悔する事になると思ったって事ですか?」
「そうよ、私は……”弱虫”だもの、人殺しなんて耐えられない」
マリアはジョンに弱音を吐く、マリアがそう簡単に弱音を他人に吐くと思っていなかったジョンが少し驚く
「……ジョン、今から貴方の事を下僕と言ったり、僕と言ったりするのは止めるわ」
「じゃあ俺は今日から何になる?」
「そうね、私の執事なんてどうかしら?」
「執事はもう居るようですけど?」
「わ・た・しの執事よ、ガルスはお父様の執事」
「お嬢様がそれで良いと言うんなら、いいですよ、何でも」
「そう? なら改めて今日からよろしくね、ジョン」
マリアが右手を差し出す。
「こちらこそ」
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