フェンリル幼女の魔法学園調査隊!!!

あにうえお

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プロローグ

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 全部全部嫌いだ。

自分の人生碌なことがなかった。

両親は私が4歳の頃に、事故で亡くなり、引き取られた叔母の家では毎日嫌味や小言を浴びせられ、気に入らないことがあれば暴力を受けたりもした。

「本当嫌になるよ、そっちから縁をきっておいてこんな置土産残していくなんて、アンタの親は死んでも迷惑かけんだから」


そんな事を毎日のように言われては、心が落ち着く時なんて一分一秒もなかった。


もう疲れた。


全部やりなおしたい。


こんな生き地獄に居続けるなら、いっそ死んでしまいたい。


「もう、、、疲れた」


気づけば私は3階のアパートの塀から下へと、落下してふわっと体が軽くなった。


これでもう大丈夫。


私は、、。



気づけば眩しい光があたりを覆う、目を開けばざわざわと木々の揺れる音と、青臭い匂いが鼻をつく。


此処はあの世??

私は確かに、あの時死んだ死んだはずだった。

起き上がり、あたりの様子を確認する。

見る限り薄暗い森の中で、おとぎ話に出てきそうな雰囲気だ、重なり合う木々の隙間から太陽の光だろうか、陽光が漏れて所々地面を照らしていた。

しかしふと違和感に気づく、どう考えても私の目線からはすべてが巨大に見える。

体が縮んだみたいに、そこで自分の手を見る、しかしそこにあるのは幼児くらいの小さな手で、下を見れば裸足の足もぷくっとした小さな足だった。


ふわっと耳に違和感を感じる、しかしその耳は頭上の方にあるように感じ、ピクピクと揺れどこかむず痒い。

頭に手を当てれば、ふわっとした毛を触ったような三角の物がそこに生えていた、これはつまり獣の耳。

理解が追いつかずにいると、足元にサラッと何かが巻きついた感覚に、声を上げ下を見れば、銀色のフサフサな何かが揺れていた。

その何かを触って出処を探れば、私のおしりから生えていた、見た感じ犬の尻尾と大差ない。

つまり私は、漫画やアニメでよくある獣人になってしまったというわけか??



意味がわからない。



しかしこれが夢でもないのなら、私は異世界転生なるものをしたのかと此処で理解する。


昔から本を読むことが好きで、現実逃避できるあの世界が好きだった、だからそのオタク知識だけはある私は、ここで妙に納得していた。



「そっか、、私生まれ変われたの」


不安よりも嬉しさが打ち勝ち、どこかふつふつと情熱が湧き上がった。

新しい世界で私は、人生をやり直せる。

そんな願いを神様は聞き届けてくれたんだ。

ずっとずっと、、苦しかった。

でもこの世界では、今度は自分の思う世界を生きてやる!!!!!


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