彼岸花

みみ

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女の子と出逢い

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どうすればいいのか?
私は誰に話し掛けても誰も応答しない
『くそっ夢なら覚めてくれ!』
私は動揺していたのだ…。
私は周りを再度、見渡し考えを始めた
『この部屋から出る事は出来るか』と
さっき住職が入ってきた襖は今は、開くのかと私は何も話さない人達を横目に襖へ近づくと襖の傍にいた女の子が話し掛けてきたのだ。
『元の所に帰りたいの?』
私は少し驚きと恐怖に駆られたが
『うん。そうだよ君は帰りたくないの?』と尋ねた。
『私は帰っても寝たきりだし…』
女の子は病気でここにきたのか…
なら私は何故、ここに来たのか?死因は?
何かの間違いだと思いたい。
女の子は『途中まで一緒に行ってあげる』と言い私の横につき2人で襖を開け部屋を後にしたのだ。
部屋を出ると先が見えない程の長い廊下で繋がっている。
そして、この部屋以外にも沢山の部屋がある。
多分だが亡くなった人達がこの屋敷に集まっているのかと思いながら
長い廊下を歩いているが一向に先が見えない…
まるで無限回廊のようにも感じた。
『この部屋だけ襖の色が違う…』と女の子は言う。
本当だ…他の襖と比べたら模様があり重厚感がある。
『出口はここかもしれない!』私はこの部屋に入ったのだ。


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