彼岸花

[第一章完] 恩返し

死神の道の先が光放っている私はその光に吸い込まれるように入った周りは眩しく目が開けれない位だが次第に光が消えていく
目を開けると私は病院のベッドで寝ていた
周りをキョロキョロし『戻ってこれたのか？それとも夢か？』
だが夢という可能性がなくなった何故なら私の手には彼岸花を、しっかり握っていたからだ私は慌てて母の病室へ行く
『母さん！』病室には医師と看護婦がいた
『まさか…母さん！』
医師は静かに話し始めた…
『お母さん頑張りましたね、もう心配は要りません回復が進んでいます』
『え！？』
『奇跡ような回復です良かったですね』と話し病室から出ていった…
『何が一体どうして？』すると握っていた彼岸花から声が聞こえた
『お前さんは母君にもう少し恩返しをしないとな…頑張れよ』猫法師の声だ！
『法師ありがとう！本当に…』
すると握っていた彼岸花は灰のように粉々になり消えていった。
母さんが目を覚ますと『どうした？なんで泣いてるだ？何かあったか？』と私に言う私は
『何でもないけど、ありがとう』と言うと
母は昔話をしてくれたのだ。

『子供の頃、猫を拾ってな一緒に寝たり、ご飯食べたり楽しかったぞ』

おわり