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男の性根
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ーーー猫法師は言う
「お前さんを助けてあげよう」と男はニコリと笑顔を見せた
「流石!死神さん!何でもしますよ~」
男は調子の良い言葉ばかり並べてくる。
猫法師は掛軸の前に立ち男に尋ねる
「お前さんは親の介護をしていると言うが親をどう思っているんだい?」
男は「介護?さぁ介護どころか
会いにも行かないから知りませんね~
ここだけの話なんですけど
売れたボクに頼るつもりなんじゃないかなぁ」
明らかにあまり興味がなさそうに言った。
さらに尋ねる「お前さんは親に恩返しや親孝行をしたいとか思っているのか?」
「ハッキリ言ってないかもかなぁ
だって自分が稼いだ金は自分以外には使いたくないし親だってもう年寄だし先のない人に時間も使いたくないなぁ暇でも勘弁かな」
猫法師は怒り気味の声で
「そうか…
お前さんの気持ちは分かった…
では目の前に掛軸が
3幅ある、お前さんに1つくれてやろう選ぶが良い」
掛軸の絵は
①一輪の彼岸花
②崖の上に立つ虎
③仁王立ちしている赤鬼と青鬼
「③の掛軸かなぁ~
売ると1番高そうだしSNSのネタになるかな」
ーーーこの場所も私もネタにするつもりだな
「よし今から帰り道を開くぞ掛軸を持ってついてまいれ!」
「お前さんを助けてあげよう」と男はニコリと笑顔を見せた
「流石!死神さん!何でもしますよ~」
男は調子の良い言葉ばかり並べてくる。
猫法師は掛軸の前に立ち男に尋ねる
「お前さんは親の介護をしていると言うが親をどう思っているんだい?」
男は「介護?さぁ介護どころか
会いにも行かないから知りませんね~
ここだけの話なんですけど
売れたボクに頼るつもりなんじゃないかなぁ」
明らかにあまり興味がなさそうに言った。
さらに尋ねる「お前さんは親に恩返しや親孝行をしたいとか思っているのか?」
「ハッキリ言ってないかもかなぁ
だって自分が稼いだ金は自分以外には使いたくないし親だってもう年寄だし先のない人に時間も使いたくないなぁ暇でも勘弁かな」
猫法師は怒り気味の声で
「そうか…
お前さんの気持ちは分かった…
では目の前に掛軸が
3幅ある、お前さんに1つくれてやろう選ぶが良い」
掛軸の絵は
①一輪の彼岸花
②崖の上に立つ虎
③仁王立ちしている赤鬼と青鬼
「③の掛軸かなぁ~
売ると1番高そうだしSNSのネタになるかな」
ーーーこの場所も私もネタにするつもりだな
「よし今から帰り道を開くぞ掛軸を持ってついてまいれ!」
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