魔法使いになりました。

usu

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きっかけ

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契約って何の事だろ、それにやった覚えが無いし。
聞いて見ないと分からない事が多すぎるね。

「猫さん、その契約の内容は分かります? 後、できれば何時やったのかとか。」
「ニャア? 契約の内容も、何時契約されたのかに関しては分からないですニャア。 ただ、僕の許可なしにこのビルに入られて居たという事は、既にご契約がお済なのだと思われますニャア。」

ふむ、ビルに入るには契約の有無か、猫さんの許可が必要なのか、防犯とかそんな感じかな。
なんて考えていると、猫さんはこう言った。

「でも、恐らくなのですがきっかけなら予想できますニャア。」
「契約そのものは簡単にできますのニャア、何しろ 同意を得ること、これだけですからニャア。」
「そんなに簡単に?」
「はい、但しいくつかの手順は踏んでいる筈ですけどニャア。」
「手順というと?」

猫さんに尋ねると手順で最低でも必要な事は、こんな感じの様だ。

①お互いが目の前に居る事
②注意事項を述べる事
③お互いの同意を得た、状態で最後に本人が「魔法使いになる」という旨を、その場で誓う事。

色々な条件を付けたり、弟子にしたい場合はまた、色々な手続きが必要なのだそうだ。

・・・・・・簡単というか気楽すぎやしないだろうか。

「猫さん、条件は分かったんですけど、私には身に覚えが全く無いですよ。」
「ご主人様が、この屋敷に来られましたのは、昨日から、本日にかけてですニャア。 それまでに、人に会われた事は無いですかニャア?」
「人にあったねぇ・・・・・・。」

そもそもで、会社帰りだったのだ。
人になんてそれこそ、幾らでも会っている。
すれ違った数なんかも含めればそれこそ数え切れて物じゃない。
でも契約を交わしたというか、誓うなんて事・・・・・・あ。

「もしかして、あの時会った占い師さんか!!」

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