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第1章 異世界暮らし 山の家
第3話 異世界サバイバル2
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いつの間にか寝ていたようだが、目が覚めると扉の隙間から光が差し込んでいた。
時計が無いから時間は分からんが、日差しも弱いしまだ明け方なのだろう。隙間から冷たい風が入り込んでくる。
「こんな朝早くに起きるなんて、いつ以来だ」
いつも時間ぎりぎりまで寝ていて、目覚ましに起こされて慌ただしく会社に行く。そんな生活をずっと続けていたからな。
そんなことをしげしげ考えているとお腹がグゥ~と盛大に鳴った。そういえば昨日から一食も口にしていなかったことを思い出す。
「食事はどうするか……。とりあえず火を熾してみるか」
ん……いや待てよ、鞄の中に鍋はあったがライターのような物はなかったぞ。木をこすって火を熾すか……いやいや現代人には無理、無理。
もう一度鞄の中を探してみると箸にするには太過ぎる金属棒が2本出てきた。これは確か、棒を叩いて火花を出すやつだ。
ガン、ガンと2本の棒を叩くと、相当量の火花が出てきた。
「これならいけるか」
地面に落ちている石や土でかまどを作って、昨日帰り道で拾ってきた燃えやすそうな木を置いてみる。少し太いのでナイフで薄く削り木の下に敷いてみた。
「それにしてもこのナイフ、すごい切れ味だな」
名のある鍛治師が作った業物か?
金属棒を何度か叩いてどうにか火をつけることができた。
キャンプ用鍋に袋から取り出した粉と、水筒の水を入れて火に掛ける。
吹きこぼれないようにスプーンでかき混ぜながら見ていると、ドロッとしたおかゆのようなものが出来上がった。
嗅いでみると米がゆのようないい臭いがして、堪らずスプーンに取って口に運ぶ。
「なかなかに美味いじゃないか」
塩などの味付けも最初から付いているし、湯戻しの野菜も入っている。久しぶりに食べた食事のせいか、こんな簡単なものでもすごく美味く感じる。
しかし袋の中にある粉の量を考えると、あと1週間ぐらいしか持たんか。この分だと先に水が無くなる方が早いかもしれんな。
「やはりまずは水の確保からだな」
昨日行った左手の丘の先には川があるかもしれん、なんとしても水源を確保しておきたいものだ。
帰りを考えたら半日しか探索できないし、早めに外に出るか。砂を被せ火の後始末をしてから荷物をまとめて外に出る。
昨日と同じように左手の丘の方向に進んでいく。一度通った道なので枝を払わずに済むのは楽だな。途中からは丘の方に登らず、藪を切り開きながら丘を横目に見てできるだけ直線的に進んでいく。
丘を過ぎ1時間ぐらい歩いただろうか。しばらくすると川の水音が聞こえてきた。
「おお~。川か」
うん、うん。やはりこちら側に川があったか。俺は自分の行動が正しかったことに小さくガッツポーズをし、ウキウキと歩を進める。
小さな坂を下り辿り着いた河原は広く、川自体は幅が4mぐらいか。水深もそれほど深くなく、透き通った綺麗な水が流れていた。
「よし! 水源確保だ」
最初のミッションコンプリートである。頭の中では、ミッションクリアの音楽が流れていた。
ここまで扉からは約2時間ぐらいの距離か、何とか往復はできるな。水さえあれば1週間は生き伸びる事ができる。早速水筒に水を入れようとして、その前に少し考えた。
この川の水はそのまま飲めるのか? 今水筒の中にある水は女神様からもらった綺麗な水だ。これと混ぜると汚染されないか?
「見た目は綺麗な水みたいだし、沸騰させれば飲めるとは思うが……」
まだ水筒には1.5リットル程の水がある。もう少し減ってから水を汲みに来ればいいんじゃないかなどとグダグダ考えていたら、川下の方から女性の悲鳴が聞こえた!!
ビクッと飛び上がりながらも川下の方を見ると、岩陰の向こうに大きな獣とその脇に人が倒れているのが見えた。
グワァ~と血が逆流し髪が逆立つような感じがして、気が付けばショートソードを手に取り獣に向かって走っていた。
「うおぉ~~~」
倒れている人の足は血に染まり大量の出血をしている。意識はあるようだが動けないでいる。
走りながら見た獣は虎のような姿ではあるが、異様に牙が大きい。絶滅したはずのサーベルタイガーを彷彿とさせる獣だった。
そんな非常識な光景を目にしても、俺は倒れている人を助けることしか頭になく叫びながら、倒れた人とサーベルタイガーの間に割って入っていた。
いくら剣道をしたことがあるといっても、こんな獣を目の前にしたことも殺し合いをしたこともない。
唸り声を上げる獣を間近に見て恐怖を覚える。だが目を逸らしたら負けだ! その瞬間に襲われてしまう。
肩はガチガチに堅く、ヒザは少し震えているがサーベルタイガーの目を睨みつけ、震える両手でショートソードを強く握った。
――ブゥ~ン
突然ショートソードが唸りだした。それを聞いたサーベルタイガーが驚いたのか、丸い両目を見開き身軽な仔猫のように後方に飛び退いた。見事なジャンプで距離をとる。
この剣の音がよほど不快だったのか、警戒心を露わにし遠くからこちらを睨んでくる。俺がそのまま睨み続けていると、サーベルタイガーは後退りながら森の奥へと去って行った。
それを見届けた俺の膝がガクッと崩れ落ちた。その場でゼーゼーと荒い息をし河原の砂地に片手を突く。
死を予感した。
今も全身から吹き出す汗が止まらない。なぜ俺はこんな無謀な行動を取った!! 自分でもよく分からない。
だが今は怪我した人を助けることが先決だ。手が震えながらも後ろの人の背中を支えて起こし「大丈夫か」と声をかけた。
まだ意識のあるその怪我人と目が合ったが、注目すべきは頭上に生えた耳だ。
犬のような耳が力なく前に倒れている。よく見るとシッポも生えているぞ。犬と言うよりはオオカミ……獣人なのか!!
時計が無いから時間は分からんが、日差しも弱いしまだ明け方なのだろう。隙間から冷たい風が入り込んでくる。
「こんな朝早くに起きるなんて、いつ以来だ」
いつも時間ぎりぎりまで寝ていて、目覚ましに起こされて慌ただしく会社に行く。そんな生活をずっと続けていたからな。
そんなことをしげしげ考えているとお腹がグゥ~と盛大に鳴った。そういえば昨日から一食も口にしていなかったことを思い出す。
「食事はどうするか……。とりあえず火を熾してみるか」
ん……いや待てよ、鞄の中に鍋はあったがライターのような物はなかったぞ。木をこすって火を熾すか……いやいや現代人には無理、無理。
もう一度鞄の中を探してみると箸にするには太過ぎる金属棒が2本出てきた。これは確か、棒を叩いて火花を出すやつだ。
ガン、ガンと2本の棒を叩くと、相当量の火花が出てきた。
「これならいけるか」
地面に落ちている石や土でかまどを作って、昨日帰り道で拾ってきた燃えやすそうな木を置いてみる。少し太いのでナイフで薄く削り木の下に敷いてみた。
「それにしてもこのナイフ、すごい切れ味だな」
名のある鍛治師が作った業物か?
金属棒を何度か叩いてどうにか火をつけることができた。
キャンプ用鍋に袋から取り出した粉と、水筒の水を入れて火に掛ける。
吹きこぼれないようにスプーンでかき混ぜながら見ていると、ドロッとしたおかゆのようなものが出来上がった。
嗅いでみると米がゆのようないい臭いがして、堪らずスプーンに取って口に運ぶ。
「なかなかに美味いじゃないか」
塩などの味付けも最初から付いているし、湯戻しの野菜も入っている。久しぶりに食べた食事のせいか、こんな簡単なものでもすごく美味く感じる。
しかし袋の中にある粉の量を考えると、あと1週間ぐらいしか持たんか。この分だと先に水が無くなる方が早いかもしれんな。
「やはりまずは水の確保からだな」
昨日行った左手の丘の先には川があるかもしれん、なんとしても水源を確保しておきたいものだ。
帰りを考えたら半日しか探索できないし、早めに外に出るか。砂を被せ火の後始末をしてから荷物をまとめて外に出る。
昨日と同じように左手の丘の方向に進んでいく。一度通った道なので枝を払わずに済むのは楽だな。途中からは丘の方に登らず、藪を切り開きながら丘を横目に見てできるだけ直線的に進んでいく。
丘を過ぎ1時間ぐらい歩いただろうか。しばらくすると川の水音が聞こえてきた。
「おお~。川か」
うん、うん。やはりこちら側に川があったか。俺は自分の行動が正しかったことに小さくガッツポーズをし、ウキウキと歩を進める。
小さな坂を下り辿り着いた河原は広く、川自体は幅が4mぐらいか。水深もそれほど深くなく、透き通った綺麗な水が流れていた。
「よし! 水源確保だ」
最初のミッションコンプリートである。頭の中では、ミッションクリアの音楽が流れていた。
ここまで扉からは約2時間ぐらいの距離か、何とか往復はできるな。水さえあれば1週間は生き伸びる事ができる。早速水筒に水を入れようとして、その前に少し考えた。
この川の水はそのまま飲めるのか? 今水筒の中にある水は女神様からもらった綺麗な水だ。これと混ぜると汚染されないか?
「見た目は綺麗な水みたいだし、沸騰させれば飲めるとは思うが……」
まだ水筒には1.5リットル程の水がある。もう少し減ってから水を汲みに来ればいいんじゃないかなどとグダグダ考えていたら、川下の方から女性の悲鳴が聞こえた!!
ビクッと飛び上がりながらも川下の方を見ると、岩陰の向こうに大きな獣とその脇に人が倒れているのが見えた。
グワァ~と血が逆流し髪が逆立つような感じがして、気が付けばショートソードを手に取り獣に向かって走っていた。
「うおぉ~~~」
倒れている人の足は血に染まり大量の出血をしている。意識はあるようだが動けないでいる。
走りながら見た獣は虎のような姿ではあるが、異様に牙が大きい。絶滅したはずのサーベルタイガーを彷彿とさせる獣だった。
そんな非常識な光景を目にしても、俺は倒れている人を助けることしか頭になく叫びながら、倒れた人とサーベルタイガーの間に割って入っていた。
いくら剣道をしたことがあるといっても、こんな獣を目の前にしたことも殺し合いをしたこともない。
唸り声を上げる獣を間近に見て恐怖を覚える。だが目を逸らしたら負けだ! その瞬間に襲われてしまう。
肩はガチガチに堅く、ヒザは少し震えているがサーベルタイガーの目を睨みつけ、震える両手でショートソードを強く握った。
――ブゥ~ン
突然ショートソードが唸りだした。それを聞いたサーベルタイガーが驚いたのか、丸い両目を見開き身軽な仔猫のように後方に飛び退いた。見事なジャンプで距離をとる。
この剣の音がよほど不快だったのか、警戒心を露わにし遠くからこちらを睨んでくる。俺がそのまま睨み続けていると、サーベルタイガーは後退りながら森の奥へと去って行った。
それを見届けた俺の膝がガクッと崩れ落ちた。その場でゼーゼーと荒い息をし河原の砂地に片手を突く。
死を予感した。
今も全身から吹き出す汗が止まらない。なぜ俺はこんな無謀な行動を取った!! 自分でもよく分からない。
だが今は怪我した人を助けることが先決だ。手が震えながらも後ろの人の背中を支えて起こし「大丈夫か」と声をかけた。
まだ意識のあるその怪我人と目が合ったが、注目すべきは頭上に生えた耳だ。
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