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第二章
第30話 係長の犬1
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「師匠、今日の仕事はどれからしましょうか」
「あら、どうしたの、佐々木さん。篠崎さんの事を師匠だなんて」
「いや~、実は班長に料理を教えてもらって、家で作ったら評判が良くって。あたしの料理の師匠なんですよ」
この間、俺の家に来た時に料理の基本から教えてやったら、それ以来俺のこと師匠と呼んで来やがる。困った奴だが、まあ、一時の気まぐれだろう。
「班長、いいっすね~。佐々木を家に呼んだんすか~」
「ああ、早瀬さんと一緒にな。うちの猫を貸したんで、それを返しに来たんだ」
西岡は相変わらず、こういう話になると首を突っ込んできやがるな。変な噂を立てるような事はしないでくれよ。
「お前も週末、第三係長の家に呼ばれてるだろう」
「そうすっよ。俺が飼っていた犬の事を教えてくれって言ってました」
第三係長はうちの係長と同期で仲が良く、忘年会の三次会で俺も家にお邪魔したことがある。何でも去年から犬を飼い始めて、犬の事を聞きたいと言ったそうで西岡に声が掛かったみたいだな。そのついでに俺も呼ばれて付いて行くことになっている。
――週末。
「すまんな、西岡君」
「別にいいですよ。俺、暇なんで」
会社帰り、俺達の係長と一緒に三人で第三係長の家へと向かう。家はここからモノレールで二十分の所にあって、係長は先に帰って酒の席を用意してくれているらしい。
「いやあ、私も犬など飼ったことが無くてな。知り合いに小型犬を飼っているのはいるんだが……西岡君の飼っていた犬は中型犬なんだろう」
「茶色の柴犬だったんすけど、良く馴れていてすごくかわいかったんすよ」
どうも第三係長の犬も中型犬で、初めて犬を飼ったらしいのだが、人に馴れなくて困っているとうちの係長に相談したらしい。
俺達が向かった第三係長の家は、郊外の住宅が立ち並ぶベッドタウンにある庭付きの一戸建てだ。てっきり玄関から見える庭に、犬小屋があるのかと思っていたが見当たらない。家のチャイムを係長が鳴らす。
「やあ、青木。よく来てくれたな。篠崎君に西岡君だね。さあ、上がってくれ」
「森口係長。お邪魔します」
俺は何度かこの家に来ていて、顔なじみとなった係長に挨拶して中に入る。
「まずは、うち犬を見てくれるか」
玄関を入ってすぐの横の物置だったであろう狭い部屋。その奥、頑丈に囲まれたケージの中にその犬はいた。
ふさふさとした毛並みの中型犬で、毛色は白と黒と茶色の三色。三毛猫を大きくしたような感じだが、その模様ははっきりと別れていなくて長い毛でグラデーションになっている。
俺達が部屋に入った途端、その犬が吠えだした。森口係長が犬をなだめているようだが鳴き止まない。何なんだ、係長は飼い主じゃないのか? 全く言う事を聞こうとしていないじゃないか。
仕方なく俺達は部屋を出て食堂へと向かう。
「なかなか人に馴れてくれなくてな。家内なら少しは言う事を聞くようなんだが……」
噛みつくと言う事は無いようだが、家族以外の者には激しく吠えたりすると言っている。番犬としてなら優秀なんじゃないのか? 見たところ、吠えていても襲い掛かる感じじゃなくて、警戒しているか俺達相手に怯えている感じだったな。
「まあ、まずは軽く一杯やろうか」
食卓には冷えたコップと料理が用意されていて、ビールで乾杯する。
「森口係長。あの犬は何て言う犬種なんですか」
「オーストラリアン・シェパードと言ってな、西岡君は知っているかね」
「飼ったことはないっすけど知ってますよ。アメリカ産の犬ですよね」
オーストラリアンと言う名前なのにアメリカ産なのか? それにシェパードと言えば警察犬として使っている精悍な顔つきで、毛も短くもっと大きな犬だったと思うのだが。ここの犬は耳が垂れていて厳つい感じじゃなかったな。
「あのシェパードと同じ種類の犬なんですか」
「班長。シェパードってのは羊飼いって意味で、牧羊犬全般の事なんすよ」
西岡によると、同じシェパードでも警察犬はドイツ原産の牧羊犬で、ジャーマン・シェパード・ドッグと言うらしい。軍用犬として改良が進められて知的で忠誠心に富む犬となったそうだ。
そういえば昔の映画でドイツの軍人がシェパードを連れている映像があったな。
「だからオーストラリアン・シェパードはアメリカで生まれた牧羊犬なんで、警察犬とは種類が違いますね」
「じゃあ、なんでオーストラリアンって名前がついたんだ」
「さあ、なんででしょうね。それは俺も知らないっす」
犬と人類は大昔からの付き合いで、野生のオオカミを家畜化したものとされている。人の役に立つようにと交配し人の手によって作られたものだ。それぞれの仕事に合った数多くの犬種が作られ、今はペットとなっている。
「うちの犬は一年程前にペットショップで買ってな。生後四ヶ月の仔犬ですごく可愛かったんだがな」
ここの犬はメス犬でシャーリーと言う名前を付けたらしい。係長がペットショップに行って、四十万円余りで買ったそうだ。その頃の写真を見せてもらったが、小さくあどけない表情の可愛い仔犬で、俺達に吠えかかった犬と同じには思えないな。
あまり見かけない犬だし雑種じゃない。やはり、ペットショップで商品として繁殖されたものを買ったんだな。
その小さく可愛い仔犬も一年経つと大きくなり、家族にはある程度慣れているが他人や他の犬に対して吠えるようになったと言う。そんな調子でここの飼い主は、これから先もあの犬をちゃんと飼っていく事ができるのか?
「散歩に連れて行っても大きな声で吠えてな。家の外で飼うつもりだったんだが近所迷惑になるんで、今は部屋の中で飼っているんだよ」
吠えるのを注意しても、飼い主の言う事を聞かなくて困っていると言う。
俺は犬の事は分からないが、最初にちゃんと躾けないと動物は自分勝手に振る舞う。動物としては正しいのだろうが、ペットとして人間と暮らすには不都合な事が多くなる。愛情をもって育てていると言うだけでは、飼い主としての責任を果たしたことにはならないだろう。
「あら、どうしたの、佐々木さん。篠崎さんの事を師匠だなんて」
「いや~、実は班長に料理を教えてもらって、家で作ったら評判が良くって。あたしの料理の師匠なんですよ」
この間、俺の家に来た時に料理の基本から教えてやったら、それ以来俺のこと師匠と呼んで来やがる。困った奴だが、まあ、一時の気まぐれだろう。
「班長、いいっすね~。佐々木を家に呼んだんすか~」
「ああ、早瀬さんと一緒にな。うちの猫を貸したんで、それを返しに来たんだ」
西岡は相変わらず、こういう話になると首を突っ込んできやがるな。変な噂を立てるような事はしないでくれよ。
「お前も週末、第三係長の家に呼ばれてるだろう」
「そうすっよ。俺が飼っていた犬の事を教えてくれって言ってました」
第三係長はうちの係長と同期で仲が良く、忘年会の三次会で俺も家にお邪魔したことがある。何でも去年から犬を飼い始めて、犬の事を聞きたいと言ったそうで西岡に声が掛かったみたいだな。そのついでに俺も呼ばれて付いて行くことになっている。
――週末。
「すまんな、西岡君」
「別にいいですよ。俺、暇なんで」
会社帰り、俺達の係長と一緒に三人で第三係長の家へと向かう。家はここからモノレールで二十分の所にあって、係長は先に帰って酒の席を用意してくれているらしい。
「いやあ、私も犬など飼ったことが無くてな。知り合いに小型犬を飼っているのはいるんだが……西岡君の飼っていた犬は中型犬なんだろう」
「茶色の柴犬だったんすけど、良く馴れていてすごくかわいかったんすよ」
どうも第三係長の犬も中型犬で、初めて犬を飼ったらしいのだが、人に馴れなくて困っているとうちの係長に相談したらしい。
俺達が向かった第三係長の家は、郊外の住宅が立ち並ぶベッドタウンにある庭付きの一戸建てだ。てっきり玄関から見える庭に、犬小屋があるのかと思っていたが見当たらない。家のチャイムを係長が鳴らす。
「やあ、青木。よく来てくれたな。篠崎君に西岡君だね。さあ、上がってくれ」
「森口係長。お邪魔します」
俺は何度かこの家に来ていて、顔なじみとなった係長に挨拶して中に入る。
「まずは、うち犬を見てくれるか」
玄関を入ってすぐの横の物置だったであろう狭い部屋。その奥、頑丈に囲まれたケージの中にその犬はいた。
ふさふさとした毛並みの中型犬で、毛色は白と黒と茶色の三色。三毛猫を大きくしたような感じだが、その模様ははっきりと別れていなくて長い毛でグラデーションになっている。
俺達が部屋に入った途端、その犬が吠えだした。森口係長が犬をなだめているようだが鳴き止まない。何なんだ、係長は飼い主じゃないのか? 全く言う事を聞こうとしていないじゃないか。
仕方なく俺達は部屋を出て食堂へと向かう。
「なかなか人に馴れてくれなくてな。家内なら少しは言う事を聞くようなんだが……」
噛みつくと言う事は無いようだが、家族以外の者には激しく吠えたりすると言っている。番犬としてなら優秀なんじゃないのか? 見たところ、吠えていても襲い掛かる感じじゃなくて、警戒しているか俺達相手に怯えている感じだったな。
「まあ、まずは軽く一杯やろうか」
食卓には冷えたコップと料理が用意されていて、ビールで乾杯する。
「森口係長。あの犬は何て言う犬種なんですか」
「オーストラリアン・シェパードと言ってな、西岡君は知っているかね」
「飼ったことはないっすけど知ってますよ。アメリカ産の犬ですよね」
オーストラリアンと言う名前なのにアメリカ産なのか? それにシェパードと言えば警察犬として使っている精悍な顔つきで、毛も短くもっと大きな犬だったと思うのだが。ここの犬は耳が垂れていて厳つい感じじゃなかったな。
「あのシェパードと同じ種類の犬なんですか」
「班長。シェパードってのは羊飼いって意味で、牧羊犬全般の事なんすよ」
西岡によると、同じシェパードでも警察犬はドイツ原産の牧羊犬で、ジャーマン・シェパード・ドッグと言うらしい。軍用犬として改良が進められて知的で忠誠心に富む犬となったそうだ。
そういえば昔の映画でドイツの軍人がシェパードを連れている映像があったな。
「だからオーストラリアン・シェパードはアメリカで生まれた牧羊犬なんで、警察犬とは種類が違いますね」
「じゃあ、なんでオーストラリアンって名前がついたんだ」
「さあ、なんででしょうね。それは俺も知らないっす」
犬と人類は大昔からの付き合いで、野生のオオカミを家畜化したものとされている。人の役に立つようにと交配し人の手によって作られたものだ。それぞれの仕事に合った数多くの犬種が作られ、今はペットとなっている。
「うちの犬は一年程前にペットショップで買ってな。生後四ヶ月の仔犬ですごく可愛かったんだがな」
ここの犬はメス犬でシャーリーと言う名前を付けたらしい。係長がペットショップに行って、四十万円余りで買ったそうだ。その頃の写真を見せてもらったが、小さくあどけない表情の可愛い仔犬で、俺達に吠えかかった犬と同じには思えないな。
あまり見かけない犬だし雑種じゃない。やはり、ペットショップで商品として繁殖されたものを買ったんだな。
その小さく可愛い仔犬も一年経つと大きくなり、家族にはある程度慣れているが他人や他の犬に対して吠えるようになったと言う。そんな調子でここの飼い主は、これから先もあの犬をちゃんと飼っていく事ができるのか?
「散歩に連れて行っても大きな声で吠えてな。家の外で飼うつもりだったんだが近所迷惑になるんで、今は部屋の中で飼っているんだよ」
吠えるのを注意しても、飼い主の言う事を聞かなくて困っていると言う。
俺は犬の事は分からないが、最初にちゃんと躾けないと動物は自分勝手に振る舞う。動物としては正しいのだろうが、ペットとして人間と暮らすには不都合な事が多くなる。愛情をもって育てていると言うだけでは、飼い主としての責任を果たしたことにはならないだろう。
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