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24:世界移動
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むむむ。昨夜早めに寝て惰眠を貪ったせいで全然眠く無いコーラルです。
でもそれではアンナに迷惑をかけてしまうので寝たふりをしました。
今日も順調にお昼寝をしたことに安堵してアンナが部屋から出てお手洗いに行きます。
そしてむくりとわたしは起き上がったわけです。
眠れない。そんな日もありますよね。
と言うことで今日は狭間の世界に行きたいと思います。
今まで自分の意思で行きたいと思ったことはありませんからね。大概は気付いたら行ってたのです。
意識ない時にしかまだ行けてないですものね。
青いたぬきもどきの出す扉があればいいのですが……。
そもそもスキルの発動とはどういうものなのか、というところからです。
この世界の人は大なり小なり魔力を保持しています。
そういう魔力計測器なるものがあるみたいですが、私はまだ計っていません。
子供の頃の魔力は不安定だそうなので計るとしても6歳になってからのようです。
なので誰でも簡単な魔法くらいなら家庭で習う感じです。
流石にちゃんとした教育を受けないと難しい魔法もあるみたいですが、そういうのは魔法に限らずなんでもそうですよね。
「うぶぶぅ」
アンナが以前言っていたことを察するに、スキルは本来魔法で使おうならば難しいものでも魔力の消費なしや消費を微量なものにして発動できることを言うそうです。
簡単に言えばスキルとは才能なのでしょう。
それを伸ばすことで己の得意分野として目覚めていく指針にもなる。
自分の才能がわかる世界って前世よりもスタート位置が全然違いますね。
さて、皆はどうやってスキルを発動させているのでしょうか。
スキル発動の条件。
魔法系のスキルなら大体想像が出来ます。
普通に魔法を使えばスキルが自動的に発動する状態なのでしょう。
怪力は始め大変みたいですが訓練でコントロールできるみたいです。
あと絵本に載っていたスキルと言えば、魔歌とかでしょうか。
その名の通り魔法の歌。魅了だったり鼓舞であったり魔歌も様々です。
でも、隙間の世界に行く魔法なんて実際は存在しないっぽいんですよね。お父様の口ぶりを察するに。
スキルでしか行けない場所。
伝説と言われても致し方ありませんね。
なら、先人の方々はどうやってスキルを発動させたのでしょう。
「ひりゃけ、ごま……にゃんて」
誰かに聞こえると恥ずかしいので小さな声で呟きました。
すると、私の体は光に包まれます。
5秒くらいでしょうか。
私は光に包まれた後、狭間の世界にやってきていたのです。
「うそー」
いやいやいや。
開けゴマで世界を渡りたくないですよ。
私はいつもどおりあの花畑に向かいました。
ガゼボの中央に鎮座している台座を登って宝石玉を覗き込みます。
【移動設定『開けゴマ』でよろしいでしょうか】
よろしくないよ!?!?
まさかと思ってきてみれば、やっぱり設定があるみたい。
もしかして、今まで設定しなかったから不規則にこちらに来ていたのでしょうか。
それならちょっと納得です。
その後私はお昼寝の時間を過ぎても移動の鍵になる言葉を考えるのでした。
でもそれではアンナに迷惑をかけてしまうので寝たふりをしました。
今日も順調にお昼寝をしたことに安堵してアンナが部屋から出てお手洗いに行きます。
そしてむくりとわたしは起き上がったわけです。
眠れない。そんな日もありますよね。
と言うことで今日は狭間の世界に行きたいと思います。
今まで自分の意思で行きたいと思ったことはありませんからね。大概は気付いたら行ってたのです。
意識ない時にしかまだ行けてないですものね。
青いたぬきもどきの出す扉があればいいのですが……。
そもそもスキルの発動とはどういうものなのか、というところからです。
この世界の人は大なり小なり魔力を保持しています。
そういう魔力計測器なるものがあるみたいですが、私はまだ計っていません。
子供の頃の魔力は不安定だそうなので計るとしても6歳になってからのようです。
なので誰でも簡単な魔法くらいなら家庭で習う感じです。
流石にちゃんとした教育を受けないと難しい魔法もあるみたいですが、そういうのは魔法に限らずなんでもそうですよね。
「うぶぶぅ」
アンナが以前言っていたことを察するに、スキルは本来魔法で使おうならば難しいものでも魔力の消費なしや消費を微量なものにして発動できることを言うそうです。
簡単に言えばスキルとは才能なのでしょう。
それを伸ばすことで己の得意分野として目覚めていく指針にもなる。
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さて、皆はどうやってスキルを発動させているのでしょうか。
スキル発動の条件。
魔法系のスキルなら大体想像が出来ます。
普通に魔法を使えばスキルが自動的に発動する状態なのでしょう。
怪力は始め大変みたいですが訓練でコントロールできるみたいです。
あと絵本に載っていたスキルと言えば、魔歌とかでしょうか。
その名の通り魔法の歌。魅了だったり鼓舞であったり魔歌も様々です。
でも、隙間の世界に行く魔法なんて実際は存在しないっぽいんですよね。お父様の口ぶりを察するに。
スキルでしか行けない場所。
伝説と言われても致し方ありませんね。
なら、先人の方々はどうやってスキルを発動させたのでしょう。
「ひりゃけ、ごま……にゃんて」
誰かに聞こえると恥ずかしいので小さな声で呟きました。
すると、私の体は光に包まれます。
5秒くらいでしょうか。
私は光に包まれた後、狭間の世界にやってきていたのです。
「うそー」
いやいやいや。
開けゴマで世界を渡りたくないですよ。
私はいつもどおりあの花畑に向かいました。
ガゼボの中央に鎮座している台座を登って宝石玉を覗き込みます。
【移動設定『開けゴマ』でよろしいでしょうか】
よろしくないよ!?!?
まさかと思ってきてみれば、やっぱり設定があるみたい。
もしかして、今まで設定しなかったから不規則にこちらに来ていたのでしょうか。
それならちょっと納得です。
その後私はお昼寝の時間を過ぎても移動の鍵になる言葉を考えるのでした。
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