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ネフリティス村
6種族特性にょ
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村長の家を後にして向かったのは程近い小さな家だった。二階建ての家には花が飾られ、ログハウスの様な趣きだ。華やかな正面は他の家と比べても人目を引いた。この家の住人が一目で花が好きであることが分かるだろう。
家の隣で洗濯物を干している女性がエテルネル達に気付いて顔をこちらへと向けた。
「あなた、おかえりなさい」
「ただいま、イリシャ。エテルネル、俺の妻のイリシャだ。イリシャ、この子はエテルネル。うちで預かることになった」
紹介されてエテルネルはハッとした。子供は王都にいると聞いたが、奥さんとは一緒に暮らしているのは当然のことで、その奥さんが拒絶したらエテルネルは世話になることはない。流されるままについて来たが、先に奥さんへ了承を取るべきだっただろう。
もしそうなったとしても村から出て街までの道のりを教えて貰えばあとはどうにでもなりそうだが。
インベントリに入っている全財産は、無駄遣いしなければ12歳くらいまでは暮らせるだろうだけ入っている。いざとなれば入ったままの素材を売ればいいだろうし、なんとかなると楽観視しているエテルネルであった。
エテルネルを見て目を見開いたイリシャは持っていた洗濯物を落として口元に手を当てていた。ぷるぷると震え、今にもなんてものを拾ってきたのかと怒声を喰らう覚悟をする。
「か」
「か?」
「可愛い! あなた、こんな可愛いコ、何処から拾ってきたの!?」
猪もかくやという勢いで突進してきたイリシャはエテルネルを抱えると頬ずりを始めた。どうやらエテルネルのもふもふ具合が堪らなく良かったようで、何故か息が荒い。
「うちで預かるってことはうちの子同然よね。洋服とかフィリアのがまだ着れるかしら。お部屋も必要よね。夜寂しかったら一緒に寝ましょう。あ、私のことお母さんって言ってもいいのよ。あとあと」
「イリシャ落ち着け」
鼻息の荒いイリシャをエテルネルから引き離したクラヴィは息を吐いた。こうなることが最初から分かっていたらしい。
イリシャが落ち着くのを待って、クラヴィが詳しく説明していく。30分程かけて説明が終わる頃にはクラヴィが瀕死の状態であった。
「これ、いいにょ?」
「あらあら、気にしないでエテちゃん。はい、これ今日焼いた果物パイなの」
ぐったりとしたクラヴィを尻目にイリシャはせっせとエテルネルの世話を焼く。まあ、奥さんがそう言うのならとエテルネルは切って貰った果実パイを口に含んだ。
ザ☆手作りという素朴な味で、見た目も焼け目にムラがあるが、とてもほっこりするような気分になる味だ。甘いパイにストレートティーもよく合う。
「おいしいにぇ」
「うふふ、ありがとう」
いつの間にか隣に来て鼻息荒くなっていても気にしてはいけない。頭を撫でてくるがその視線が獲物を狙うようなものになっていても気にしてはいけない。そう、気にしてはいけないのだ。
エテルネルが若干緊張しながらも食べ終わると、立ち直ったクラヴィがイリシャと共にお茶をしていた。その顔には疲れが見られたが、きっと突っ込みを入れてはいけない。
「うふふ、また娘が1人増えるのね」
「いや、預かるだけだから」
「同じ家に住んでいるのよ。同じことよ」
食べ終わって食器を片付けたあと、エテルネルはイリシャの案内で2階へ上がった。ここでクラヴィは再び森の様子を見てくるらしい。
ミノタウルスが現れたことなど初めてのことらしいので、その調査だそう。
なら、あの森に存在するのはほぼ初心者で相手が出来る魔物ということだ。神桜の武器では明らかなオーバーキルだったということが判明したが、まあ、無事だったので気にしない。
イリシャに案内された部屋は殆ど使われていない客室らしく、使うとしても年に1度あるくらいだそう。ベッドと小さなテーブルセットくらいしかないが、有り難く使わせてもらうことにする。
クラヴィとイリシャの娘が幼い頃に着ていた服を何着かクローゼットに収納する。人間しかいない村では獣人の耳が目立つ為、あとでフード付きマントも作ってくれるらしい。ありがたいことだ。
「夜までどうする? 村の案内でもいいし、お部屋でゆっくりでもいいし」
「ちょっと疲れたからゆっくりしてもいいかにょ?」
村を案内してくれるのは嬉しいが、イリシャは家事の途中だった。それを邪魔しては悪いし、何よりエテルネルも確認したいことがあるから断った。
イリシャが階下へ降りることを【周囲感知】で確認してエテルネルはすぐ部屋に鍵をかけた。別に必要はないが、今からすることを見られないように念の為、というところか。
椅子に座ると、ステータス画面を再び開いて、記憶にあるステータスと変わりないか一つずつ確認していく。さらっとはしたものの、エテルネルも細やかなところまでは目を通していない。精々能力値と普段使う技能くらいだ。
大概は記憶にある通りで間違いない。
しかし、1つだけ気になった。
「獣人の【疾風】(速度10%上昇)に【狂人化】(瀕死状態になると物理攻撃20%上昇)と、エルフの【鷹の目】(命中率10%上昇)か。うーん、なんで【体力増加】(体力10%上昇)が【狂人化】になっているにょ」
記憶していた【種族特性】が違った。
エテルネルの戦闘スタイルはあるゲームの職業を真似たもので、軽業師の様にアクロバットな動きで敵を翻弄し、至近距離で体術と弓術を組み合わせた技を使う。
職業という括りがないエスだからこそ、その攻撃パターンも多種多様。至近距離では体術で避けられ、遠距離では弓術で射られるという敵にしては厄介なタイプだ。
しかし弓術を使用し、なおかつ軽業師の様に舞う為、防具は軽装備だった。
まさに一発喰らえばその場で倒れる。そんな戦闘スタイルだからこそ、【体力増加】は重宝していたのだが、なくなってしまうと少し惜しい気もしてくる。
「まあ、【狂人化】以外にステータスで変わったところはなし。インベントリの中身も当時のまま。所持金もそのまま。……あ、倉庫に預けた分はどうなったのかにょ。まぁ、それはまた今度確認で」
開き直って独り言を呟いている姿にツッコミを入れてはいけない。所詮人見知りの引きこもりや一人暮らしの者は独り言が多くなるのだ。因みにエテルネルは仕事に行っていたが、人見知りが激しく、休日は引きこもりだったので前者だ。
他にも細やかなチェックをする。自由が多く利くからこそ、全て自分で管理しなければならない。これはエスのデメリットだった。
何故それがデメリットなのかと聞かれると、普通ゲームに存在する技能は、ある程度固定されており、職業ごとであったり、技能ごとで分けられているものだ。そして、1度決めた職業から他の職業に変えるには特別なアイテムが必要であったり、そもそも種族固定の技能や職業で、キャラクターを新規に作成しないといけなかったりした。
エスはその壁を越えた。括りとして技能ごとで種類を分けているものの、どの種類の武器を装備しようとも特別なアクションやアイテムを必要とせず、無限というほどではないが、他のゲームよりも技能を多く取得できる。流石に全ての技能を取得するには数が多すぎるのだが。
故に、戦闘スタイルも多様化することが可能だが、同時に自分で管理しないと何の技能を持っているのか分からなくなってしまうのだ。今まで固定の職業などで遊んできた人からすると、どの技能を取るか迷うことから始まる。それが楽しいという人であればいいが、選ぶことで他の職業を考えてない者からすれば億劫なことだろう。
エテルネルは迷いなく前者だ。扱う物にしても弓や体術だけではなく、大抵の武器は最低限扱えるようにしている。
「戦闘も大切だけど、多分生活系の技能もこれからは必要かにょお」
クエストで必要だが、普段は必要でなかった技能がこれから役立つ。それを考えると、まだ少し余裕のあるスキルポイントをどう振るのか、シュミレートするだけでも楽しく時間を過ごしたのであった。
家の隣で洗濯物を干している女性がエテルネル達に気付いて顔をこちらへと向けた。
「あなた、おかえりなさい」
「ただいま、イリシャ。エテルネル、俺の妻のイリシャだ。イリシャ、この子はエテルネル。うちで預かることになった」
紹介されてエテルネルはハッとした。子供は王都にいると聞いたが、奥さんとは一緒に暮らしているのは当然のことで、その奥さんが拒絶したらエテルネルは世話になることはない。流されるままについて来たが、先に奥さんへ了承を取るべきだっただろう。
もしそうなったとしても村から出て街までの道のりを教えて貰えばあとはどうにでもなりそうだが。
インベントリに入っている全財産は、無駄遣いしなければ12歳くらいまでは暮らせるだろうだけ入っている。いざとなれば入ったままの素材を売ればいいだろうし、なんとかなると楽観視しているエテルネルであった。
エテルネルを見て目を見開いたイリシャは持っていた洗濯物を落として口元に手を当てていた。ぷるぷると震え、今にもなんてものを拾ってきたのかと怒声を喰らう覚悟をする。
「か」
「か?」
「可愛い! あなた、こんな可愛いコ、何処から拾ってきたの!?」
猪もかくやという勢いで突進してきたイリシャはエテルネルを抱えると頬ずりを始めた。どうやらエテルネルのもふもふ具合が堪らなく良かったようで、何故か息が荒い。
「うちで預かるってことはうちの子同然よね。洋服とかフィリアのがまだ着れるかしら。お部屋も必要よね。夜寂しかったら一緒に寝ましょう。あ、私のことお母さんって言ってもいいのよ。あとあと」
「イリシャ落ち着け」
鼻息の荒いイリシャをエテルネルから引き離したクラヴィは息を吐いた。こうなることが最初から分かっていたらしい。
イリシャが落ち着くのを待って、クラヴィが詳しく説明していく。30分程かけて説明が終わる頃にはクラヴィが瀕死の状態であった。
「これ、いいにょ?」
「あらあら、気にしないでエテちゃん。はい、これ今日焼いた果物パイなの」
ぐったりとしたクラヴィを尻目にイリシャはせっせとエテルネルの世話を焼く。まあ、奥さんがそう言うのならとエテルネルは切って貰った果実パイを口に含んだ。
ザ☆手作りという素朴な味で、見た目も焼け目にムラがあるが、とてもほっこりするような気分になる味だ。甘いパイにストレートティーもよく合う。
「おいしいにぇ」
「うふふ、ありがとう」
いつの間にか隣に来て鼻息荒くなっていても気にしてはいけない。頭を撫でてくるがその視線が獲物を狙うようなものになっていても気にしてはいけない。そう、気にしてはいけないのだ。
エテルネルが若干緊張しながらも食べ終わると、立ち直ったクラヴィがイリシャと共にお茶をしていた。その顔には疲れが見られたが、きっと突っ込みを入れてはいけない。
「うふふ、また娘が1人増えるのね」
「いや、預かるだけだから」
「同じ家に住んでいるのよ。同じことよ」
食べ終わって食器を片付けたあと、エテルネルはイリシャの案内で2階へ上がった。ここでクラヴィは再び森の様子を見てくるらしい。
ミノタウルスが現れたことなど初めてのことらしいので、その調査だそう。
なら、あの森に存在するのはほぼ初心者で相手が出来る魔物ということだ。神桜の武器では明らかなオーバーキルだったということが判明したが、まあ、無事だったので気にしない。
イリシャに案内された部屋は殆ど使われていない客室らしく、使うとしても年に1度あるくらいだそう。ベッドと小さなテーブルセットくらいしかないが、有り難く使わせてもらうことにする。
クラヴィとイリシャの娘が幼い頃に着ていた服を何着かクローゼットに収納する。人間しかいない村では獣人の耳が目立つ為、あとでフード付きマントも作ってくれるらしい。ありがたいことだ。
「夜までどうする? 村の案内でもいいし、お部屋でゆっくりでもいいし」
「ちょっと疲れたからゆっくりしてもいいかにょ?」
村を案内してくれるのは嬉しいが、イリシャは家事の途中だった。それを邪魔しては悪いし、何よりエテルネルも確認したいことがあるから断った。
イリシャが階下へ降りることを【周囲感知】で確認してエテルネルはすぐ部屋に鍵をかけた。別に必要はないが、今からすることを見られないように念の為、というところか。
椅子に座ると、ステータス画面を再び開いて、記憶にあるステータスと変わりないか一つずつ確認していく。さらっとはしたものの、エテルネルも細やかなところまでは目を通していない。精々能力値と普段使う技能くらいだ。
大概は記憶にある通りで間違いない。
しかし、1つだけ気になった。
「獣人の【疾風】(速度10%上昇)に【狂人化】(瀕死状態になると物理攻撃20%上昇)と、エルフの【鷹の目】(命中率10%上昇)か。うーん、なんで【体力増加】(体力10%上昇)が【狂人化】になっているにょ」
記憶していた【種族特性】が違った。
エテルネルの戦闘スタイルはあるゲームの職業を真似たもので、軽業師の様にアクロバットな動きで敵を翻弄し、至近距離で体術と弓術を組み合わせた技を使う。
職業という括りがないエスだからこそ、その攻撃パターンも多種多様。至近距離では体術で避けられ、遠距離では弓術で射られるという敵にしては厄介なタイプだ。
しかし弓術を使用し、なおかつ軽業師の様に舞う為、防具は軽装備だった。
まさに一発喰らえばその場で倒れる。そんな戦闘スタイルだからこそ、【体力増加】は重宝していたのだが、なくなってしまうと少し惜しい気もしてくる。
「まあ、【狂人化】以外にステータスで変わったところはなし。インベントリの中身も当時のまま。所持金もそのまま。……あ、倉庫に預けた分はどうなったのかにょ。まぁ、それはまた今度確認で」
開き直って独り言を呟いている姿にツッコミを入れてはいけない。所詮人見知りの引きこもりや一人暮らしの者は独り言が多くなるのだ。因みにエテルネルは仕事に行っていたが、人見知りが激しく、休日は引きこもりだったので前者だ。
他にも細やかなチェックをする。自由が多く利くからこそ、全て自分で管理しなければならない。これはエスのデメリットだった。
何故それがデメリットなのかと聞かれると、普通ゲームに存在する技能は、ある程度固定されており、職業ごとであったり、技能ごとで分けられているものだ。そして、1度決めた職業から他の職業に変えるには特別なアイテムが必要であったり、そもそも種族固定の技能や職業で、キャラクターを新規に作成しないといけなかったりした。
エスはその壁を越えた。括りとして技能ごとで種類を分けているものの、どの種類の武器を装備しようとも特別なアクションやアイテムを必要とせず、無限というほどではないが、他のゲームよりも技能を多く取得できる。流石に全ての技能を取得するには数が多すぎるのだが。
故に、戦闘スタイルも多様化することが可能だが、同時に自分で管理しないと何の技能を持っているのか分からなくなってしまうのだ。今まで固定の職業などで遊んできた人からすると、どの技能を取るか迷うことから始まる。それが楽しいという人であればいいが、選ぶことで他の職業を考えてない者からすれば億劫なことだろう。
エテルネルは迷いなく前者だ。扱う物にしても弓や体術だけではなく、大抵の武器は最低限扱えるようにしている。
「戦闘も大切だけど、多分生活系の技能もこれからは必要かにょお」
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