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学園編
40妻の待つ家 ぱーと3
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「諦めることなんて、出来ないんです」
顔を伏せて、懇願するように、絞り出すように、ウルドはそういった。
これほどまでに愛せるものなのか。主人を、天啓人を。
そもそもからして、サポートキャラクターとはなんだ。
AIというのは人工知能と一口ではいうが、その幅は広く、明確には定義されていない。
他のゲームに出てくるAIには感情というものが一切なく、プレイヤーの指示通りに動き、倉庫代わりとして使用される例。つまりは人間が考えてすることを機械にさせようとするという例だ。これはマクロ(複数動作を自動化するための式)を組むことで、特定の条件下の場合においてその行動をとる。
エスの場合は自由思考プログラムというものをAIに取り入れた。それこそ人間の思考回路を持つAI。VRMMOならではのマクロを必要としない、口頭だけでサポートキャラクターは判断して行動し、なにより彼、彼女達は天啓人の行動、言葉によって人格が形成されていった。
でも考えてみれば、AI一体作るのに多大な負荷をかけているはずなのに、プレイヤーの数分、もしくは課金によって複数体の自由思考プログラムを搭載したAIを作ってサーバーが保つものなのか。
なんか、その疑問って、サポートキャラクターが実装されたときにも話題になったなあ。と少し思い出しながら、エテルネルは苦笑する。
「100年の恋かあ。エールも中々愛されてるにぇえ」
「エテ、さま……?」
サポートキャラクターだとか、天啓人だとか。ここは夢か、現実かだとか。
真剣なウルドを目の前にその考えはあまりにも失礼だったと自嘲する。
「ウルドってさ。前からそうだったけど、知的そうに見えて直進的で、妄信的で、胸でかいにぇ」
「む、むね?」
「んでもって、何故か斜め右上に答えを出すところなんて、昔から変わらない。覚えてるかにょ。この家で、あのソファに座っててさ。エールが来るのを待ってるだけだったのに、オムライスはいかがですかって。餌付かにょ」
「あ、あれは! その、えっと……」
「今回のは、来るのが遅いエールが悪い。こっちにエールがきた時、気が済むまで殴っても別に怒らないくらいには、にぇ?」
左頬をくいっと上げて悪餓鬼顔をすれば、ウルドははっとしたような顔をする。
そう、もっとウルドは怒って良いのだ。来るのが遅いと。もっと早く来れなかったのかと。
エールにとっては理不尽極まりないことだとしても、同じ天啓人であり、姉であるエテルネルが許可したのだ。もっと彼女は感情のままに生きても良い。
「あいつは、どーしようもないシスコンで、きっとこちら側に来ると思う。あっちでいい子ちゃんだったあいつが、限りなく素に近い状態でいられたのは、ここだけだったから」
天啓人がこの世界にくる方法。エールは3つ、確実にクリアすることがある。
1つ目はレベル700を超える廃人プレイヤーであること。カンストプレイヤーなので当然クリア。
2つ目はあちらの世界でなんらかの死を迎えること。人間誰しも死は迎えることだ。
3つ目は、こちらの世界に執着がある者。エールはとある時期を境にあちらの世界へ向ける執着はほぼ消えてしまった。そうなった一因であるエテルネルが断定することは出来ないが、彼があちらの世界で執着出来るものを見つけなければ、ほぼ確実に『エス』を渇望する。長年共に過ごし、姉弟として死に別れる日まで仲が良かった。お互いが何に執着を持っているのかくらいはわかっている。
アルモネが提示していた3つの条件。エールはその全てに当てはまることだろう。
もっとも、アルモネの予想が当たっていれば、のことだが。
「嫌な質問をしてごめんにぇ。これ、お詫びにょ」
元々渡すつもりであったものをインベントリから取り出して渡す。
包装紙に包まれたプレゼントへ視線を落としたウルドに開けてみるように促した。
「これ……」
「あいつ、写真にはちーっとも興味なかったから、この家には1つもないよにぇ」
A4サイズの写真立て。その中に入っているのは、ローテブルに置かれた豪華な食事と、ソファに座ったり、立って行儀悪く足を乗せたり、酒をらっぱ飲みしていたり、説教をしていたりと、自由に過ごす『好敵手の溜まり場』の姿があった。
その写真は驚くことにウルドの視線をうけて10秒ほど動きだす。
ソファに座っていたエテルネルが背後からきた自分のサポートキャラクターに料理を手渡されて食べたり、それを見ていたエールがむっとしているところに、ウルドがワインを渡す。立って足をソファに乗せた亜紀沙がコリネに注意を受けていたり、酒を瓶ごと飲んでいるスラッガードに、リリネアがもっと飲めとワインだけではなく他の酒を勧め、それをおろおろと見守る月下天津の姿があったり。
天啓人でも入手しづらいレアアイテム。とある高難易度遺跡の最下層でしか手に入らないもので、写真立ての中に10秒の動画をはめ込むことが出来る。
ただの写真でもよかったのだが、エスが終了すると聞く前に、元々エールにプレゼントしようとスラッガードと亜紀沙、そして自分のサポートキャラクターであるナハトを連れて取りに行ったのだ。
設定して、包装したものの、渡す前にエスが終了するお知らせを聞いてしまったので、結局渡せず仕舞いだった。
「本当に、エールを一生待つことになっても、後悔はないかにょ」
余計なおせっかいであることは重々承知している。
それでも、エテルネルは聞きたかった。
あちらの世界で、エテルネルのせいでエールは──。
「はいっ。勿論です!」
写真立てをぎゅっと抱きしめ、目尻に涙を浮かべながら微笑むウルドをみて、エテルネルは目を細めた。
彼女が待つと決めたのならば、もう、エテルネルから言えることはなかった。
第一の目標である写真立ては渡せたのだ。それでよしとしよう。
程々に義姉妹の会話を楽しみ、門限の前にエテルネルは送迎を断って1人、帰路につく。
「無駄、でもないけど。使わずに済んでよかったにょ」
インベントリから出したそれは、『フレンドリング』というもの。
合意の上で設定した一対のリングで、ダンジョンやイベントクエスト、クエスト等の特殊時以外にフレンドを呼び出すことが出来るアイテム。勿論、呼び出す時に相手が受けるかどうかは相手が決めることだし、一回の使用でアイテムが壊れる仕様だ。
リリネアに確認しないと使える分からないことで、使えるとしても、呼ばれた側が大きなリスクを背負う可能性はあった。例えば、呼ばれた瞬間に五体満足ではなかったり、記憶が抜け落ちていたり、最悪死んでいたり。あちらの世界からこちらの世界へくる時期が同じとは限らない上に、アルモネが言っている条件が本当に合っているという確証もない。出来るなら使用は避けるべきだろう。
ウルドにこのアイテムの存在を教えるか迷った。エールも持っていたはずなので、すでに知っている可能性もあった。今日、あの状態でそれを言わなかったということは、知らないのか。それとも本当に待つつもりでいるのか。
「ご都合主義なんて、望まないってことかにぇ」
ピンッと真上に飛ばしたリングをキャッチして、エテルネルはインベントリにリングを仕舞う。
「やっぱり、家族ってちょっぴり会いたくなるもにょか」
浮かべた表情は見た目の年齢に合わないものであったが、雑多な人混みは背の低い彼女の表情を確認する者はおらず、咎める者はいなかった。
顔を伏せて、懇願するように、絞り出すように、ウルドはそういった。
これほどまでに愛せるものなのか。主人を、天啓人を。
そもそもからして、サポートキャラクターとはなんだ。
AIというのは人工知能と一口ではいうが、その幅は広く、明確には定義されていない。
他のゲームに出てくるAIには感情というものが一切なく、プレイヤーの指示通りに動き、倉庫代わりとして使用される例。つまりは人間が考えてすることを機械にさせようとするという例だ。これはマクロ(複数動作を自動化するための式)を組むことで、特定の条件下の場合においてその行動をとる。
エスの場合は自由思考プログラムというものをAIに取り入れた。それこそ人間の思考回路を持つAI。VRMMOならではのマクロを必要としない、口頭だけでサポートキャラクターは判断して行動し、なにより彼、彼女達は天啓人の行動、言葉によって人格が形成されていった。
でも考えてみれば、AI一体作るのに多大な負荷をかけているはずなのに、プレイヤーの数分、もしくは課金によって複数体の自由思考プログラムを搭載したAIを作ってサーバーが保つものなのか。
なんか、その疑問って、サポートキャラクターが実装されたときにも話題になったなあ。と少し思い出しながら、エテルネルは苦笑する。
「100年の恋かあ。エールも中々愛されてるにぇえ」
「エテ、さま……?」
サポートキャラクターだとか、天啓人だとか。ここは夢か、現実かだとか。
真剣なウルドを目の前にその考えはあまりにも失礼だったと自嘲する。
「ウルドってさ。前からそうだったけど、知的そうに見えて直進的で、妄信的で、胸でかいにぇ」
「む、むね?」
「んでもって、何故か斜め右上に答えを出すところなんて、昔から変わらない。覚えてるかにょ。この家で、あのソファに座っててさ。エールが来るのを待ってるだけだったのに、オムライスはいかがですかって。餌付かにょ」
「あ、あれは! その、えっと……」
「今回のは、来るのが遅いエールが悪い。こっちにエールがきた時、気が済むまで殴っても別に怒らないくらいには、にぇ?」
左頬をくいっと上げて悪餓鬼顔をすれば、ウルドははっとしたような顔をする。
そう、もっとウルドは怒って良いのだ。来るのが遅いと。もっと早く来れなかったのかと。
エールにとっては理不尽極まりないことだとしても、同じ天啓人であり、姉であるエテルネルが許可したのだ。もっと彼女は感情のままに生きても良い。
「あいつは、どーしようもないシスコンで、きっとこちら側に来ると思う。あっちでいい子ちゃんだったあいつが、限りなく素に近い状態でいられたのは、ここだけだったから」
天啓人がこの世界にくる方法。エールは3つ、確実にクリアすることがある。
1つ目はレベル700を超える廃人プレイヤーであること。カンストプレイヤーなので当然クリア。
2つ目はあちらの世界でなんらかの死を迎えること。人間誰しも死は迎えることだ。
3つ目は、こちらの世界に執着がある者。エールはとある時期を境にあちらの世界へ向ける執着はほぼ消えてしまった。そうなった一因であるエテルネルが断定することは出来ないが、彼があちらの世界で執着出来るものを見つけなければ、ほぼ確実に『エス』を渇望する。長年共に過ごし、姉弟として死に別れる日まで仲が良かった。お互いが何に執着を持っているのかくらいはわかっている。
アルモネが提示していた3つの条件。エールはその全てに当てはまることだろう。
もっとも、アルモネの予想が当たっていれば、のことだが。
「嫌な質問をしてごめんにぇ。これ、お詫びにょ」
元々渡すつもりであったものをインベントリから取り出して渡す。
包装紙に包まれたプレゼントへ視線を落としたウルドに開けてみるように促した。
「これ……」
「あいつ、写真にはちーっとも興味なかったから、この家には1つもないよにぇ」
A4サイズの写真立て。その中に入っているのは、ローテブルに置かれた豪華な食事と、ソファに座ったり、立って行儀悪く足を乗せたり、酒をらっぱ飲みしていたり、説教をしていたりと、自由に過ごす『好敵手の溜まり場』の姿があった。
その写真は驚くことにウルドの視線をうけて10秒ほど動きだす。
ソファに座っていたエテルネルが背後からきた自分のサポートキャラクターに料理を手渡されて食べたり、それを見ていたエールがむっとしているところに、ウルドがワインを渡す。立って足をソファに乗せた亜紀沙がコリネに注意を受けていたり、酒を瓶ごと飲んでいるスラッガードに、リリネアがもっと飲めとワインだけではなく他の酒を勧め、それをおろおろと見守る月下天津の姿があったり。
天啓人でも入手しづらいレアアイテム。とある高難易度遺跡の最下層でしか手に入らないもので、写真立ての中に10秒の動画をはめ込むことが出来る。
ただの写真でもよかったのだが、エスが終了すると聞く前に、元々エールにプレゼントしようとスラッガードと亜紀沙、そして自分のサポートキャラクターであるナハトを連れて取りに行ったのだ。
設定して、包装したものの、渡す前にエスが終了するお知らせを聞いてしまったので、結局渡せず仕舞いだった。
「本当に、エールを一生待つことになっても、後悔はないかにょ」
余計なおせっかいであることは重々承知している。
それでも、エテルネルは聞きたかった。
あちらの世界で、エテルネルのせいでエールは──。
「はいっ。勿論です!」
写真立てをぎゅっと抱きしめ、目尻に涙を浮かべながら微笑むウルドをみて、エテルネルは目を細めた。
彼女が待つと決めたのならば、もう、エテルネルから言えることはなかった。
第一の目標である写真立ては渡せたのだ。それでよしとしよう。
程々に義姉妹の会話を楽しみ、門限の前にエテルネルは送迎を断って1人、帰路につく。
「無駄、でもないけど。使わずに済んでよかったにょ」
インベントリから出したそれは、『フレンドリング』というもの。
合意の上で設定した一対のリングで、ダンジョンやイベントクエスト、クエスト等の特殊時以外にフレンドを呼び出すことが出来るアイテム。勿論、呼び出す時に相手が受けるかどうかは相手が決めることだし、一回の使用でアイテムが壊れる仕様だ。
リリネアに確認しないと使える分からないことで、使えるとしても、呼ばれた側が大きなリスクを背負う可能性はあった。例えば、呼ばれた瞬間に五体満足ではなかったり、記憶が抜け落ちていたり、最悪死んでいたり。あちらの世界からこちらの世界へくる時期が同じとは限らない上に、アルモネが言っている条件が本当に合っているという確証もない。出来るなら使用は避けるべきだろう。
ウルドにこのアイテムの存在を教えるか迷った。エールも持っていたはずなので、すでに知っている可能性もあった。今日、あの状態でそれを言わなかったということは、知らないのか。それとも本当に待つつもりでいるのか。
「ご都合主義なんて、望まないってことかにぇ」
ピンッと真上に飛ばしたリングをキャッチして、エテルネルはインベントリにリングを仕舞う。
「やっぱり、家族ってちょっぴり会いたくなるもにょか」
浮かべた表情は見た目の年齢に合わないものであったが、雑多な人混みは背の低い彼女の表情を確認する者はおらず、咎める者はいなかった。
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