T.Tハンター

睦月夜風

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第2章 夏祭りに百鬼夜行

第5話 約束

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「この人に触れないで!」
「ほぉ?何だ?貴様は?」
「わ、私は花白狐はなはくこ
「成る程、例の巫女の妹か」
「え、ええ」
「ふん、貴様が止めたところで何になる?」
「うっ···それは」
「まぁ、良い、守りたいなら守って見せろオラァ!」
白夜の舞びゃくやのまい!」
カンカン!!
「ふむ、なかなかやるな」
「私だって戦えるのよ!」
「そのようだな、失礼した」
ほむら!」
「何!?」
炎極士は炎に包まれた
「助かったぜ、白狐はくこ、その足止めはナイスすぎる」
「え?え?いつの間に····」
ドン!
「ぐっ」
「さーて、形勢逆転だなぁ?」
「ぐぬぬ」
炎柱えんちゅう落とし!」 
「ぐおっ!」
炎獄侍えんごくざむらい!」
ジャキン
その時、炎極士の鎧が割れた
「しまっ···」
「来い!メララ!」
「メラー!」
「一緒に決めるぞ!」
「メラ!」
大文字焼きだいまんじやき!!」
「メラメラメラー!」
二人は物凄く大きな大の文字の形をした炎を放った
「ぐ、ぐおおおおお!!!!!!」
バーーーーーーーーーン!!!!!
炎は炎極士を包みこみ爆発した




「げほっ、げほっ、この技反動がでかすぎるって」
「メッラー」
「ははっ、お前は余裕かよ」
鷹龍たかりゅう!」
「あ、白狐はくこ
白狐はくこ鷹龍たかりゅうの所まで走っていったその時だった、後ろに刃物を持った男が居たのだった
男は刃物を構え突き刺そうとしていた
「!白狐はくこ!危ない!」
「え?きゃあ!?」
鷹龍たかりゅう白狐はくこを突き飛ばした、そして
ザクッ!
「あぐっ·····」
胸元を刺された
「···え?」
「ちっ!邪魔するな!クソガキ!」
そういって男は鷹龍たかりゅうの胸元を更に刺した
「···」 
鷹龍たかりゅう!!」
「メラー!!」
男は鷹龍たかりゅうから刃を抜いた
「さて、次はお前だ···」
その時
夜蝶之舞桜やちょうのまいざくら
辺りに大量の紫色の蝶が現れた
「な、なんだ!?」
「私の妹の友達に何をしている···」
五月雨さみだれが怒った様子で扇子を広げて男を睨み付けていた
「な···さ、五月雨さみだれ!?」
束縛そくばく
「うおっ!」
男は吊し上げられた
「···覚悟は出来ていますよね?」
「ひ、ひ、お、お助け···」
「化物の餌にでもなっていろ」
五月雨さみだれは男を遥か彼方まで吹き飛ばした
「···ふぅ」
鷹龍たかりゅう鷹龍たかりゅう!しっかりして!」
五月雨さみだれ鷹龍たかりゅうの近くに行った
「う、うう····」
鷹龍たかりゅう···死なないよね?」
「···うぐっ」
「い、嫌だよ···まだ私の言いたいことも言えてないのに···たった一人の私の友達なのに····お願い!死なないで!」
「あ、あはは···そ···ん···なに···泣くなよ···まだ··死なねぇよ俺は···」
そう言うと鷹龍たかりゅうはゆっくりと目を閉じた
鷹龍たかりゅう!!!」
「···落ち着いて、白狐はくこ、この子はまだ生きてるわ···今からでも治療してもらいましょ?」
「う、うう、うう」
「···そんなにこの子が大好きなのね」
「うん···お姉ちゃん以外の初めての友達なの···」
「そう、それじゃ、早く···っ」
「?どうしたの···」
「囲まれた」
「え?」
周りには妖怪達が集まっていた
「どうしよう」
その時鷹龍たかりゅうの姿が変わりなまはげが出てきた
「うっ···あ、大将!大丈夫だべか!?」
「貴方は?」
「おいらはなまはげ、大将の妖怪だ」
「そう、なまはげ、貴方の大将は今、危険な状態なの···それで、今、囲まれてて抜け出せないの、なんとかならない?」
「任せてくだせぇ!姉御!おいらは物凄く強いんだ」
「そう、ならお願い」
そう言い終わるか否か
ザシュ!
妖怪は全員斬られていた
「···え?」
「早く!連れていってください!」
やみは血塗れになった薙刀を振り回してそう言った
「う、うん!ありがとう!なまはげ、貴方はあの子を手伝ってあげて」
「分かりやした、大将は任せましたぜ姉御」
「ええ」
二人は走っていった


医療小屋
「す、すみません、今は満員で」
「で、でも、この子はもうすぐで死んでしまうのです!そこを何とか···」
医者は鷹龍たかりゅうの傷を見た
「···これは···もしかしたら助かるかも知れませんな···分かりました取り敢えず何処かに移動してそこで診ましょう」
「あ、ありがとうございます!」
その時水月みずづきがやって来て
「此処からなら私達の家が近いからそこにしよう」
と言った





「危なかったですね、少しでも刃が奥に行ってたら心臓に突き刺さってましたよ」
「そうですか···」
「それじゃ、此処に治療器具とか置いておきます使い方、分かります?」
「ええ」
「それなら後はそちらで、事が片付いたら来ます」
「ありがとうございました」
「いえいえ」
そういって医者は行ってしまった
「ふぅ、良かった···」
白狐はくこ鷹龍たかりゅうに布団をかけた
「ごめんね···私のせいで····」
白狐はくこ、私、ご飯作ってくるから待っててくれる?」
「····うん」

しばらくして襖が開いて空華くうかがやって来た
「どう?鷹龍たかりゅうは」
「脈や呼吸は安定していて、もう死ぬ可能性は低いだそうです」
「そっか、良かったね」
「はい····」
「····君は鷹龍たかりゅうの事、好きなの?」
「大好きです」
「へぇ」
「···今日、告白出来なかったから、明日かいつかにしたいです」
「頑張りなよ~?私は応援してるからね!」
「は、はい」
それから何時間か経過してもう夜中の12時になっていた
「····全然、起きてくれない····起きてよ·····うっ、うう」
「····鷹龍たかりゅう
水月みずづき鷹龍たかりゅうの顔を触った
「····うっ」
そして泣いた
















    
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