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それから特に会長からの接触はなく、日々、平和に過ごしていた。(母親からの会長連れてこいコールがうるさいが)
とある週末の放課後、俺の教室に会長が現れた。
「佐伯くん、いますか?」
「キャー」「なんでこいつに会長が?」ひそひそガヤガヤ周りがうるさいし視線が痛い。
俺を見付けたから、会長が俺のところまで来た。
「何ですか?」
「佐伯くん、今日は、何か予定ある?」
「いや、俺、この後…」
言い切る前に隣の席の友人が、「こいつ、さっき予定ないって言ってました」
「ちょっ、待て!?」
「いいから、いいから、ほら、会長のご指名でしょ?ほら、行った行った」
グイグイ押す友人を恨めしげに見たら、ほらっ?俺いい仕事するでしょ?的な目で俺を見てきた。
友人のせいで会長と2人で廊下にでるようになり、仕方なく
「会長、何ですか?」
「いや、この前、おうちにお邪魔しちゃったから、今度は、僕の家に遊びに来ない?」
「えっ、この間のは、うちの母親のせいですから」
「それでも佐伯くんちに長いしちゃったからさ。なんか申し訳なくて…」
「そんな気にしないでください。友人宅に行ったぐらいの感覚でいてください」
「僕、仲が良い友達がいなくて、佐伯くんが友人になってくれて嬉しかったんだよね。だから、僕んちにも来てもらえないかな?」
うーん、そこまで言われたら断れないよなぁ。
「…わかりました、ちょっとお邪魔させていただきます」
「自宅で着替えてからでいいですか?」
「いいよ、僕の住所、携帯に送るから、ついたら連絡下さい」
「分かりました」
後ろ姿を見送って、家に帰った。
母親が何かを察したらしく珍しく「これからどこ行くの?」と聞かれたら、「会長のところにお邪魔してくる」と伝えたら、母親からのジト目で見られた。なので、母親の追求から逃げるために、急いで私服に着替えて会長の家に向かった。
とある週末の放課後、俺の教室に会長が現れた。
「佐伯くん、いますか?」
「キャー」「なんでこいつに会長が?」ひそひそガヤガヤ周りがうるさいし視線が痛い。
俺を見付けたから、会長が俺のところまで来た。
「何ですか?」
「佐伯くん、今日は、何か予定ある?」
「いや、俺、この後…」
言い切る前に隣の席の友人が、「こいつ、さっき予定ないって言ってました」
「ちょっ、待て!?」
「いいから、いいから、ほら、会長のご指名でしょ?ほら、行った行った」
グイグイ押す友人を恨めしげに見たら、ほらっ?俺いい仕事するでしょ?的な目で俺を見てきた。
友人のせいで会長と2人で廊下にでるようになり、仕方なく
「会長、何ですか?」
「いや、この前、おうちにお邪魔しちゃったから、今度は、僕の家に遊びに来ない?」
「えっ、この間のは、うちの母親のせいですから」
「それでも佐伯くんちに長いしちゃったからさ。なんか申し訳なくて…」
「そんな気にしないでください。友人宅に行ったぐらいの感覚でいてください」
「僕、仲が良い友達がいなくて、佐伯くんが友人になってくれて嬉しかったんだよね。だから、僕んちにも来てもらえないかな?」
うーん、そこまで言われたら断れないよなぁ。
「…わかりました、ちょっとお邪魔させていただきます」
「自宅で着替えてからでいいですか?」
「いいよ、僕の住所、携帯に送るから、ついたら連絡下さい」
「分かりました」
後ろ姿を見送って、家に帰った。
母親が何かを察したらしく珍しく「これからどこ行くの?」と聞かれたら、「会長のところにお邪魔してくる」と伝えたら、母親からのジト目で見られた。なので、母親の追求から逃げるために、急いで私服に着替えて会長の家に向かった。
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