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「ここは、どこ?」
僕が目を覚まして、思ったことはこれだ。
目を開けて、まず飛び込んできたのが、真っ白い天井だったからだ。
腕に違和感があって、そちらを見ると点滴を打たれている。ということは、(ここは、病院?)なんで僕は病院にいるんだろう。
ガラッ
「あっ」ゴンッ「ゆ、ゆうまー、やっと…、目を覚ました…」
僕と目が会った瞬間に飲み物の缶を落とした。それを気にしないで僕の方に駆け寄ってきた男性。
(この人、誰だろう?僕の知り合い?カッコいいなぁ。なんか泣いてるけど)
「あっ、ちょっと待ってろよ。目を覚ましたこと先生に伝えてくるから」
黒髪のイケメンが走って病室を出て行った。缶そのままなんだけど…
(僕は、誰?考えても…何もわからない。怖い…)
しばらくして、医師と看護師がやってきた。
「悠馬くん、一週間も目を覚さなかったんだけど、わかるかい?」
首をフルフルとふった。
「ちょっと診察するね?何か不調を感じたら、すぐに言ってね」
「はい」
手早く診察してくれた。
「さて、まず私は悠馬くんの担当医をしている桑原圭吾と言います。どうしてここにいるかわかる?」
「あ…の、ぼ、僕、自分のことが分からないんです…」
「えっ、分からないって名前もかい?」
「はい、…思い出そうとしてもモヤがかかったみたいになって、何も浮かばないんです」
「…」
「先生?」
「ちょっと待っててね、ご両親とついさっきまでいた子わかるかな?悠馬くんの友達だって言っていたんだけど、その子をここに呼んでもいいかな?」
「は、い」
◇◇◇◇
担当医から両親と友人?に、説明がされた。
「そんな?!悠馬、母さんがわからないの?」
「父さんもか?それに、悠馬には兄さんもいるんだぞ」
僕は何もわからないため、すべてに首をふって、分からない、と伝えた。
母親らしき女性が、「どうしてうちの子が…」と泣きながら、父親らしき男性に慰められていた。
両親の近くにいたイケメンは、僕の方を見ずに下を向いて肩を震わせていた。
両親が落ち着いたところで、桑原先生が、
「たぶん一過性のものだとは思いますので、何かの拍子に思い出すかもしれません。今は、無理に思い出させようとすると脳が異常を感知して体調を崩すかもしれません。悠馬くん無理に思い出そうとしなくていいからね」
と優しく僕に語り掛けてくれた。
僕が目を覚まして、思ったことはこれだ。
目を開けて、まず飛び込んできたのが、真っ白い天井だったからだ。
腕に違和感があって、そちらを見ると点滴を打たれている。ということは、(ここは、病院?)なんで僕は病院にいるんだろう。
ガラッ
「あっ」ゴンッ「ゆ、ゆうまー、やっと…、目を覚ました…」
僕と目が会った瞬間に飲み物の缶を落とした。それを気にしないで僕の方に駆け寄ってきた男性。
(この人、誰だろう?僕の知り合い?カッコいいなぁ。なんか泣いてるけど)
「あっ、ちょっと待ってろよ。目を覚ましたこと先生に伝えてくるから」
黒髪のイケメンが走って病室を出て行った。缶そのままなんだけど…
(僕は、誰?考えても…何もわからない。怖い…)
しばらくして、医師と看護師がやってきた。
「悠馬くん、一週間も目を覚さなかったんだけど、わかるかい?」
首をフルフルとふった。
「ちょっと診察するね?何か不調を感じたら、すぐに言ってね」
「はい」
手早く診察してくれた。
「さて、まず私は悠馬くんの担当医をしている桑原圭吾と言います。どうしてここにいるかわかる?」
「あ…の、ぼ、僕、自分のことが分からないんです…」
「えっ、分からないって名前もかい?」
「はい、…思い出そうとしてもモヤがかかったみたいになって、何も浮かばないんです」
「…」
「先生?」
「ちょっと待っててね、ご両親とついさっきまでいた子わかるかな?悠馬くんの友達だって言っていたんだけど、その子をここに呼んでもいいかな?」
「は、い」
◇◇◇◇
担当医から両親と友人?に、説明がされた。
「そんな?!悠馬、母さんがわからないの?」
「父さんもか?それに、悠馬には兄さんもいるんだぞ」
僕は何もわからないため、すべてに首をふって、分からない、と伝えた。
母親らしき女性が、「どうしてうちの子が…」と泣きながら、父親らしき男性に慰められていた。
両親の近くにいたイケメンは、僕の方を見ずに下を向いて肩を震わせていた。
両親が落ち着いたところで、桑原先生が、
「たぶん一過性のものだとは思いますので、何かの拍子に思い出すかもしれません。今は、無理に思い出させようとすると脳が異常を感知して体調を崩すかもしれません。悠馬くん無理に思い出そうとしなくていいからね」
と優しく僕に語り掛けてくれた。
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