魔導書と王の証

ユト

文字の大きさ
1 / 2

心器

しおりを挟む
この世界に生まれたものは、12歳になると学園に入学すると同時に自分にあった心器与えられる。俺、ジンは学園に入学し心器を手に入れるためアルファナ学園に来ていた。 


「おはようございます。では入学試験を行いますので並んでください」

年齢が20代くらいの試験管らしき女性が言った。
俺は入学できるか心配しながら列に加わった。入学試験内容はこうだ水晶玉に力を込め心器を手に入れることができたら合格だ。心器とはこのせかいで戦うために必要で形は人それぞれだ。だがほとんどが刃物だ。だが俺は違った。なんかボロボロの本だった。一応合格にはなったもののずっと剣術を身につけていた俺にとってはなんなんだというのが素直な感想だ。不安になりながらも俺はアルファナ学園に入学した。

とりあえず良しと自分に言い聞かせ試験会場を後にした。



俺の家は教会で俺は孤児だ。小さい頃に捨てられたらしい。悲しいことではあるが教会の人たちにはそれなりによくしてもらってるし俺にとってはこの人たちが親だと思ってる。料理を食べシスターにお礼を言って俺は部屋に行った。すぐに眠くなり俺は深い眠りについた。




次の日、俺はワクワクしながらアルファナ学院に向かった。
俺は1年B組だった。すでに教室には俺以外の生徒が出そろっておりみんな自己紹介をしていた。俺は教会に人以外に話したことがなく緊張したがべジルという元気そうな少年が話しかけて来てくれて助かった。とりあえず入学ぼっちは回避することができた。しばらくすると人間とは思えないガタイの角刈りの男が教室に入って来て

「静かに。俺はお前たちの担任になったコリラだ。さっそくだが校庭に出ろ」

と大きな声で笑いながら告げた。俺たちは話すのをやめて校庭に出た。
コリラは皆が校庭に出たのを確認すると

「これから心器を使った実戦訓練をしてもらうまずは心器を出してみろ」

と言った。みんないかつい武器を持っていて正直言って大丈夫かと思った。俺も仕方なく力を込めるとやはりボロボロの本が出て来た。
コリラはみんな出したことを確認し

「2人1組になれ。」

と言った。すると豪華な身なりの男が俺に話しかけて来た

「僕の名前はルーカス・ペケルマンだ。僕と組を組まないかい」

とニヤニヤしながら言って来た。苗字があるということは貴族だ。相手はやはり俺になら確実に勝てると思って話しかけて来たのだろう。俺は久々に少しイラっときた。

「俺の名前はジンだ。よろしく頼む」

と愛想よく返した。内心ではすごくイライラしていた。ボコボコにしてやると思った。
しかし、相手の武器はでかい斧。対して俺は変な本。敵の攻撃なんか喰らったらひとたまりもないと思った俺は、攻撃を避けながら今まで鍛えた体術で相手に接近し必殺!本の角で殴るを相手に食らわせた。相手はなんなんだこいつはという顔をしていたが仕方ない。本だからだが結構きいたようで相手の頭は見るからにたんこぶができている。すると相手は目を真っ赤にしすごい形相で

「やるな」

とすごい顔をして俺を殺す気で襲いかかって来た。俺は、どうしたらこの戦い終わるのだと思っていると

「そこまで」

とコリラが言った。そして

「今日の授業はこれまで。あとは学園でも回ってろ」

と言った。俺はその後同じ孤児院から入学したいわば幼馴染のフェースに

「ねえジンくん。一緒に学園まわろうよ!」

と言われた。フェースは美人というか童顔で可愛い顔をしていてスタイルもよく話しかける機会がなかったのはフェースが色々な男たちに囲まれていたからだ。

「いいよ」

俺はそれだけ言って一緒にアルファナ学園を一緒に回ることにした。

「ジンくん!今日一緒に帰ろうね。」

とも言われた。フェースは同い年ではあるが、俺にとっては妹みたいな感じだ。とても甘えてくる。俺は

「もちろん。」

と言った。こんなたわいもない会話をつずけているといつの間にか陽は傾いていた。教会に着くとシスターやフェースと一緒に学園で起こったことを話した。ちなみにフェースの心器はとても凄まじい切れ味を持ったまさに心器の中でも上位に位置するとんでもないものだった。

俺は羨ましくて仕方なかった。なんで俺は変な本なんだーーと心の中で叫んだ。





しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

乙女ゲームの悪役令嬢、ですか

碧井 汐桜香
ファンタジー
王子様って、本当に平民のヒロインに惚れるのだろうか?

幼馴染みの婚約者が「学生時代は愛する恋人と過ごさせてくれ」と言ってきたので、秒で婚約解消を宣言した令嬢の前世が、社畜のおっさんだった件。

灯乃
ファンタジー
子爵家の総領娘である令嬢の前に、巨乳美少女と腕を組んだ婚約者がやってきた。 曰く、「学生時代くらいは、心から愛する恋人と自由に過ごしたい。それくらい、黙って許容しろ」と。 婚約者を甘やかし過ぎていたことに気付いた彼女は、その場で婚約解消を宣言する。 前半はたぶん普通の令嬢もの、後半はおっさんコメディーです。

ヒロインはあなたじゃない

三木谷夜宵
ファンタジー
公爵令嬢のリア・ハインツシュタインは、王立学園の卒業式を前に行われた舞踏会で婚約者であるエリアス殿下に、真実の愛で結ばれた男爵令嬢のルイーザを虐げたという理由で婚約破棄を言い渡される。 かつてこの学園では真実の愛で結ばれた身分違いのロマンスがあり、殿下と男爵令嬢は、自分たちもそのロマンスのように真実の愛で困難を乗り越えていけると夢を見ていた。 そんな二人の様子を見たリアは、ロマンスの真実を語るであった。 カクヨムにも公開しています。

『伯爵令嬢 爆死する』

三木谷夜宵
ファンタジー
王立学園の中庭で、ひとりの伯爵令嬢が死んだ。彼女は婚約者である侯爵令息から婚約解消を求められた。しかし、令嬢はそれに反発した。そんな彼女を、令息は魔術で爆死させてしまったのである。 その後、大陸一のゴシップ誌が伯爵令嬢が日頃から受けていた仕打ちを暴露するのであった。 カクヨムでも公開しています。

いまさら謝罪など

あかね
ファンタジー
殿下。謝罪したところでもう遅いのです。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

英雄一家は国を去る【一話完結】

青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。 - - - - - - - - - - - - - ただいま後日談の加筆を計画中です。 2025/06/22

醜悪令息レオンの婚約

オータム
ファンタジー
醜悪な外見ゆえに誰からも恐れられ、避けられてきたレオン。 ある日、彼は自分が前世で遊んでいたシミュレーションRPGの世界に転生しており、 しかも“破滅が確定している悪役令嬢の弟”として生きていることに気付く。 このままでは、姉が理不尽な運命に呑まれてしまう。 怪しまれ、言葉を信じてもらえなくとも、レオンはただ一人、未来を変えるために立ち上がる――。 ※「小説家になろう」「カクヨム」にも投稿しています。

処理中です...