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第2話 黒髪の救出者
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……生きてても何も出来ないんだからしょうがないよ………。
(………やめてくれよ………)
………仕方ないよな長いこと部屋にとじ込もってれば………。
(………やめろ…やめろ……)
…………社会不適合者だから仕方ない…………。
(………やめろ………やめてくれ………やめろ………やめろ………やめろ…)
………やっと死んでくれた………。
「やめろおぉぉぉぉぉぉ!!」
(バサッ)
はっと目を覚ますと春樹は見知らぬベットの上で寝かされていた。
服も先程まで着ていたジャージではなく、寝間着とでもいうのだろうか? 見たこともない不思議な装飾の服を身に付けていた。
「うっ………くっ…」
ひどくうなされていたのか、春樹は身体中汗でびっしょりだった。
(汗で濡れた服がくっついて気持ち悪い……)
そんな事よりもこの見知らぬ部屋、そして先程のあまりにリアルな死に自分の中で整理がつかなかった。
「俺は死んだのか………だとしたらここは……あの世……」
その時だった、突然とドアが開き中に女性が入って来た。
さらりとした長い髪。
優しくも何処か寂しげな瞳。
彼女は魔女のような黒いローブに身を包み、胸元には見たこともない黒宝石のような物をあしらった首飾りをしていた。
何より春樹の目を惹いたのは容姿。
春樹は先程の白髪の少女と瓜二つだと気づいた。
「あっ、あんた……さっきの……」
「!?」
だが唯一違ったのは髪の色が白髪ではなく、まるで夜の闇に吸い込まれるような………。
「違う……」
………黒髪だった事だ…………。
「目が醒めましたか? あなたは私の家の前で倒れていて、3日も眠ったままだったんですよ」
「私の家の前に倒れていた?しかも3日も眠ったままって……?ちょっと待ってくれ、俺はコンビニに出かけてそれで…………」
「コン……ビニ?」
聞き慣れない単語を不思議に思う女性。
(俺が家の前に倒れていた?…俺は車にひかれて………)
「不思議な言葉ね、コン、ビニ?というのはこの国では聞いたことがないですからきっと国外の方なんですね。いったいどこから来られたんですか?」
「え!国外!?……ええとっ……その……俺は……」
「?」
彼女の質問に返す言葉がなぜか出てこなかった。
それよりも気になるのがここはどこなのかという事と、いくらガリガリの俺でも結構重いはずだがどうやって運んだのだろうという事だ?
いやまて、そんな事より言うべき言葉があるだろう春樹。
「あの、その……ありがとうございます。見ず知らずの俺を助けていただいちゃって」
彼女は首を横に振るとにっこりと春樹に微笑んだ。
「困ってる人がいたら助けるのは当たり前の事だから、気にしなくていいですよ」
その微笑んだ顔を見て、これまでまったく女の子との関係がなかった春樹は顔が真っ赤になった。
やっぱり………。
(めっちゃかわいい!!)
「自己紹介がまだだったですね。私はクリス、クリス・トワイライト、この屋敷に1人で住んでいるの。 えーっと、あなたの名前は?」
==================
• クリス・トワイライト レベル32
年齢???(見た目19歳くらい)
• 職業 ?????
• スキル ?????
• 装備品 黒宝石の首飾り
==================
クリスは右手をスッと春樹に差し出した。
とても綺麗な手。
掴んでよいのだろうか………。そもそも今までこんな自分に手を差し出してくれた人が今までいただろうか。
いや……いない!
その手を見ていると春樹の視界は涙ぐみ、しだいに涙が溢れだした。
春樹は左手で涙をぬぐうと、そっと右手を差し出した。
「黒井春樹《くろいはるき》! 俺の名前は黒井春樹です!! 助けていただいてありがとうございます。そしてよろしくお願いします」
==================
• 黒井 春樹 レベル1 転生者
• 職業 無職
• スキル 無し
• 装備品 無し
==================
「こちらこそよろしくねハルキ!狭いお屋敷だけど、ゆっくりしてね」
春樹はクリスと握手を交わすと、手のひらから懐かしさとどこか悲しげな何かを感じとった。
(あれ?これは何処かで…………)
懐かしさ?それは何処かで会ったことのあるような、そんな………。
ごめんなさい………。
そうだ、あの時の! あの感覚に似ている。
「あの~もしかしてなんだけど、何処かで俺にその………会ったことってあるかな?」
「?」
クリスのきょとんとした顔に、春樹はそうだよなと納得した。
「世界は広いからきっと私に似てる人と勘違いしたんだと思うよ。 君に会うのは初めてだから」
考えてみればそうだ、顔は似てるけどあからさまに髪の色が違った。
死ぬ直前に見たクリスによく似た子は、髪の色が白色だった。
見間違うはずはない、先の先まで見える外灯の明かりに照らされたあの髪の色を。
「そうだよな……初めてだよな……」
「気を悪くさせてごめんなさい。でも私は本当にあなたと会うのは初めてだから……」
「いや、いいんだ……俺のほうこそ初対面なのに会ったことあるって失礼だよな……長年引きこもりやってるとコミュニケーション能力が衰えちまうのもしかたないか……」
「3日も眠ったままだからまだ頭が疲れているんだと思う、今はゆっくり休んで。あっ!でも一つだけ聞いておきたい質問があるのだけれど」
「質問?俺に?」
「ええ、あなたもしかして一度……」
「一度?」
「死んでない?」
「えっ………死んで………る?」
………死………。
………死んだ………。
………死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ……。
(やっと死んでくれた!)
「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」
クリスの言葉に春樹は胸を押さえた。
「大丈夫ハルキ!?落ちついて!ゆっくり深呼吸して!」
死んだ。
その言葉は春樹の心を意図も容易くえぐり取った。
「はぁ……はぁ……」
先ほど目覚めた瞬間と同じくらいに、春樹の心臓は鼓動を早め、額からは汗がにじみ出る。
「ごっごめんなさい、そんなつもりはなかったの!…ただ春樹からはこの世界の色を感じなくて」
………色?
「はぁ……はぁ……この世界の色?……こ世界の色っていったいどういう…」
(ドンドンドンッ!)
春樹の言葉をさえぎるように、部屋の外からドアを激しく叩く音が響いた。
「……もう来てしまったのね、大丈夫私に任せて!それと春樹の服はそこに置いといたから」
「ちょっちょっと、任せるってどういう!」
「大丈夫だから心配しないで!ハルキはこの部屋にいてゆっくり休んで」
春樹は次から次へと起こる予期せぬ事に整理がつかず、余計に混乱した。
いきなり死んで、よく分からない場所で、いきなり私に任せてと言われてもわけがわからない。
「ちくしょう! 何だってんだ、一体何が起きてるんだ!!」
クリスはすぐに部屋を出て階段を降りると、入口へ向かった。
春樹はベッドから立ち上がるとひとまず置いてある服に着替え、部屋の窓から外を見た。
今まで気づかなかったのかと言わんばかりの青空、すっかり夜は明けていた。
2階建て、春樹のいる部屋のすぐ下辺りがちょうど玄関のようだった。
玄関の近くでクリスが誰かと話している。
話している相手は真っ白なフードに身を包んだ男性と女性だった。
「いったい何を話しているんだ?」
春樹は気づかれないように、すこしだけ窓を開けた。
そして話に耳を傾けようとしたその時、話をしている3人の所にやって来た女性をみて唖然とする。
「嘘だろ! いったいどうなってんだ?………」
頭からローブに身を包んでいるため顔はよく見えないが、隙間から見えるあの白髪、間違いない。
「間違いない!あの白銀のような白髪み、あの時の女の子のにそっくりだ!」
(……ごめんなさい………)
やっと鎮まった心臓の鼓動がまた音を立てて動き出す。
今度は飛び出して来そうなその心臓の鼓動に春樹は胸を押さえた。
「帰って下さい!ここにはあなた方の探している人はいません!」
突然クリスの声が響いた。
それと同時に話していた相手の男は腰から下げていた剣を鞘から抜いた。
「まてまて! それはマズイだろ。 話はまったく聞こえないけど助けに行かなきゃ!」
……助ける………?
……誰が………?。
………どうやって……?
今まで長い間家で引きこもり生活していたハルキ。
いきなり死んで、訳もわからない場所に来て………。
……どうすればいいのかわからない、悩んだ……。
行ったところで何が出来るのかわからない。
邪魔になってかえって迷惑じゃないのか。
(生きてても何も出来ないんだから)
「そうじゃない……今度は変わるんだ!これはその変わるためのチャンスなんだ!」。
………変わるんだ!
己の頼りない拳を春樹はきつく握りしめた。
(………やめてくれよ………)
………仕方ないよな長いこと部屋にとじ込もってれば………。
(………やめろ…やめろ……)
…………社会不適合者だから仕方ない…………。
(………やめろ………やめてくれ………やめろ………やめろ………やめろ…)
………やっと死んでくれた………。
「やめろおぉぉぉぉぉぉ!!」
(バサッ)
はっと目を覚ますと春樹は見知らぬベットの上で寝かされていた。
服も先程まで着ていたジャージではなく、寝間着とでもいうのだろうか? 見たこともない不思議な装飾の服を身に付けていた。
「うっ………くっ…」
ひどくうなされていたのか、春樹は身体中汗でびっしょりだった。
(汗で濡れた服がくっついて気持ち悪い……)
そんな事よりもこの見知らぬ部屋、そして先程のあまりにリアルな死に自分の中で整理がつかなかった。
「俺は死んだのか………だとしたらここは……あの世……」
その時だった、突然とドアが開き中に女性が入って来た。
さらりとした長い髪。
優しくも何処か寂しげな瞳。
彼女は魔女のような黒いローブに身を包み、胸元には見たこともない黒宝石のような物をあしらった首飾りをしていた。
何より春樹の目を惹いたのは容姿。
春樹は先程の白髪の少女と瓜二つだと気づいた。
「あっ、あんた……さっきの……」
「!?」
だが唯一違ったのは髪の色が白髪ではなく、まるで夜の闇に吸い込まれるような………。
「違う……」
………黒髪だった事だ…………。
「目が醒めましたか? あなたは私の家の前で倒れていて、3日も眠ったままだったんですよ」
「私の家の前に倒れていた?しかも3日も眠ったままって……?ちょっと待ってくれ、俺はコンビニに出かけてそれで…………」
「コン……ビニ?」
聞き慣れない単語を不思議に思う女性。
(俺が家の前に倒れていた?…俺は車にひかれて………)
「不思議な言葉ね、コン、ビニ?というのはこの国では聞いたことがないですからきっと国外の方なんですね。いったいどこから来られたんですか?」
「え!国外!?……ええとっ……その……俺は……」
「?」
彼女の質問に返す言葉がなぜか出てこなかった。
それよりも気になるのがここはどこなのかという事と、いくらガリガリの俺でも結構重いはずだがどうやって運んだのだろうという事だ?
いやまて、そんな事より言うべき言葉があるだろう春樹。
「あの、その……ありがとうございます。見ず知らずの俺を助けていただいちゃって」
彼女は首を横に振るとにっこりと春樹に微笑んだ。
「困ってる人がいたら助けるのは当たり前の事だから、気にしなくていいですよ」
その微笑んだ顔を見て、これまでまったく女の子との関係がなかった春樹は顔が真っ赤になった。
やっぱり………。
(めっちゃかわいい!!)
「自己紹介がまだだったですね。私はクリス、クリス・トワイライト、この屋敷に1人で住んでいるの。 えーっと、あなたの名前は?」
==================
• クリス・トワイライト レベル32
年齢???(見た目19歳くらい)
• 職業 ?????
• スキル ?????
• 装備品 黒宝石の首飾り
==================
クリスは右手をスッと春樹に差し出した。
とても綺麗な手。
掴んでよいのだろうか………。そもそも今までこんな自分に手を差し出してくれた人が今までいただろうか。
いや……いない!
その手を見ていると春樹の視界は涙ぐみ、しだいに涙が溢れだした。
春樹は左手で涙をぬぐうと、そっと右手を差し出した。
「黒井春樹《くろいはるき》! 俺の名前は黒井春樹です!! 助けていただいてありがとうございます。そしてよろしくお願いします」
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• 黒井 春樹 レベル1 転生者
• 職業 無職
• スキル 無し
• 装備品 無し
==================
「こちらこそよろしくねハルキ!狭いお屋敷だけど、ゆっくりしてね」
春樹はクリスと握手を交わすと、手のひらから懐かしさとどこか悲しげな何かを感じとった。
(あれ?これは何処かで…………)
懐かしさ?それは何処かで会ったことのあるような、そんな………。
ごめんなさい………。
そうだ、あの時の! あの感覚に似ている。
「あの~もしかしてなんだけど、何処かで俺にその………会ったことってあるかな?」
「?」
クリスのきょとんとした顔に、春樹はそうだよなと納得した。
「世界は広いからきっと私に似てる人と勘違いしたんだと思うよ。 君に会うのは初めてだから」
考えてみればそうだ、顔は似てるけどあからさまに髪の色が違った。
死ぬ直前に見たクリスによく似た子は、髪の色が白色だった。
見間違うはずはない、先の先まで見える外灯の明かりに照らされたあの髪の色を。
「そうだよな……初めてだよな……」
「気を悪くさせてごめんなさい。でも私は本当にあなたと会うのは初めてだから……」
「いや、いいんだ……俺のほうこそ初対面なのに会ったことあるって失礼だよな……長年引きこもりやってるとコミュニケーション能力が衰えちまうのもしかたないか……」
「3日も眠ったままだからまだ頭が疲れているんだと思う、今はゆっくり休んで。あっ!でも一つだけ聞いておきたい質問があるのだけれど」
「質問?俺に?」
「ええ、あなたもしかして一度……」
「一度?」
「死んでない?」
「えっ………死んで………る?」
………死………。
………死んだ………。
………死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ……。
(やっと死んでくれた!)
「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」
クリスの言葉に春樹は胸を押さえた。
「大丈夫ハルキ!?落ちついて!ゆっくり深呼吸して!」
死んだ。
その言葉は春樹の心を意図も容易くえぐり取った。
「はぁ……はぁ……」
先ほど目覚めた瞬間と同じくらいに、春樹の心臓は鼓動を早め、額からは汗がにじみ出る。
「ごっごめんなさい、そんなつもりはなかったの!…ただ春樹からはこの世界の色を感じなくて」
………色?
「はぁ……はぁ……この世界の色?……こ世界の色っていったいどういう…」
(ドンドンドンッ!)
春樹の言葉をさえぎるように、部屋の外からドアを激しく叩く音が響いた。
「……もう来てしまったのね、大丈夫私に任せて!それと春樹の服はそこに置いといたから」
「ちょっちょっと、任せるってどういう!」
「大丈夫だから心配しないで!ハルキはこの部屋にいてゆっくり休んで」
春樹は次から次へと起こる予期せぬ事に整理がつかず、余計に混乱した。
いきなり死んで、よく分からない場所で、いきなり私に任せてと言われてもわけがわからない。
「ちくしょう! 何だってんだ、一体何が起きてるんだ!!」
クリスはすぐに部屋を出て階段を降りると、入口へ向かった。
春樹はベッドから立ち上がるとひとまず置いてある服に着替え、部屋の窓から外を見た。
今まで気づかなかったのかと言わんばかりの青空、すっかり夜は明けていた。
2階建て、春樹のいる部屋のすぐ下辺りがちょうど玄関のようだった。
玄関の近くでクリスが誰かと話している。
話している相手は真っ白なフードに身を包んだ男性と女性だった。
「いったい何を話しているんだ?」
春樹は気づかれないように、すこしだけ窓を開けた。
そして話に耳を傾けようとしたその時、話をしている3人の所にやって来た女性をみて唖然とする。
「嘘だろ! いったいどうなってんだ?………」
頭からローブに身を包んでいるため顔はよく見えないが、隙間から見えるあの白髪、間違いない。
「間違いない!あの白銀のような白髪み、あの時の女の子のにそっくりだ!」
(……ごめんなさい………)
やっと鎮まった心臓の鼓動がまた音を立てて動き出す。
今度は飛び出して来そうなその心臓の鼓動に春樹は胸を押さえた。
「帰って下さい!ここにはあなた方の探している人はいません!」
突然クリスの声が響いた。
それと同時に話していた相手の男は腰から下げていた剣を鞘から抜いた。
「まてまて! それはマズイだろ。 話はまったく聞こえないけど助けに行かなきゃ!」
……助ける………?
……誰が………?。
………どうやって……?
今まで長い間家で引きこもり生活していたハルキ。
いきなり死んで、訳もわからない場所に来て………。
……どうすればいいのかわからない、悩んだ……。
行ったところで何が出来るのかわからない。
邪魔になってかえって迷惑じゃないのか。
(生きてても何も出来ないんだから)
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………変わるんだ!
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