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校外学習
テメェは俺の母ちゃんか!!
しおりを挟むその後も俺達は何だかんだ牧場を満喫して過ごした。そして待ちに待ったバーベキュー♪俺はこれを楽しみにしてたんだ♪他にも飯を食える場所はあるけどやっぱりここが一番人気らしく昼時もあり混み合っていた。
「一般の人達は食材を持って来て楽しんでるみたいね~」
「こういう場所で買うと高くつくもんな」
俺達は牧場で手に入るバーベキューセットを手にして肉が焼ける場所まで歩く。
河原の方でもやれるらしいけど、そこは予約が必要だとか。
俺は肉が食えればどこでもいいけどな。
「楓~♪肉ちょーだい♪」
「はいはい。もうちょっと待ってな?」
「貴哉って楓くんの子供か何か?」
「うるせぇ。俺と楓はこうでいいんだ」
「ほら、ピーマン焼けたよ♪食べなよ♪」
「あ!勝手に俺の皿に乗せるな!俺は野菜は嫌いなんだ!」
「だから背伸びないんじゃないのー?」
俺の目の前に座る豚美がいつものように茶化して来た。こいつは何でこんなに俺を馬鹿にしてくるんだ!せっかく楽しい気分なのに邪魔しやがって!
俺が腹を立てて言い返そうとしてると、隣に座る楓が俺の皿に肉を乗せて、代わりにピーマンを引き受けてくれた。
「はい、貴哉は肉があればいいんだよな~♪いっぱい食べな?」
「わーい♪いただきまーす♪」
「楓くん甘やかし過ぎ~!」
「まぁまぁ、貴哉の分の野菜は俺が食べるから。ほら二人も食べて?」
楓が優しく笑って目の前にいる二人の皿に取り分けてやると、二人は照れていた。
「楓くんやっさし~♪」
「野崎くんありがとう♪」
「二人共ありがたく思え?楓に取り分けてもらえるとか周りの女共が羨ましがってるぞ」
「うんうん♪今最高の気分よ♪」
「あ、秋山くん、カボチャ美味しいよ?甘くて柔らかい。カボチャもダメ?」
「あんま食わねぇな。ちょっと食ってみようかな?」
ひまりに言われたから楓に取ってとお願いすると、クスクス笑いながら取ってくれた。オレンジ色の薄っぺらい野菜。確かに他の野菜に比べたら美味そうだ。カボチャは父ちゃんがたまに煮物を作ってるけど、俺は野菜ってだけで食わないんだ。
俺はタレをたっぷり付けて口に入れてみる。すると口の中に広がる野菜本来の旨味とタレの旨味。お!カボチャ美味いじゃん♪
「美味い!ひまりはセンスあるな♪」
「ちょっと~!私があげた野菜は食べない癖に何でひまりのは食べるのよ!」
「いちいちうるせぇなぁ!お前のはモロに嫌いな野菜だからだよ!食って欲しいんならもっと俺好みのよこせや!」
「好き嫌いしないで食べなさいよ!あんたの身長の事を考えて言ってあげてるんだからね!」
「あー豚美マジでうるせぇ!テメェは俺の母ちゃんか!!」
俺と豚美のやり取りを横で大人しく聞いている楓とひまり。豚美も二人を見習って大人しくなってくんねぇかな!?
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