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オナニ様陣営
真生活・新生活・神生活……エトセトラ
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「ミシャクジ様」と、ヲレ氏は検索した。
「前回はミシャグジ様と検索していたが」と、オナニ様は言った。
「これは……調べてみるといろんな呼び方があるっていうから、その呼び方分調べるんですよ。ちなみに、アストラっていうゲーム会社ではミシャクジ様っていう表記で、別って感じが出ている。やっぱりミシャグジではないんですよね、アストラのは」
「様」
「さっきのは様なくても問題ないのでは?」
「まあ、そこでそういう調べ方をしても、結局すべてを知れるわけでもない。でも、知らないよりはマシだな」
「調べても知れない、秘密とは……?」
「これとかさぁ」
オナニ様はアワビとカズノコなどの海鮮物系のものを見せつけた。
バッチリ見たさ。素晴らしい。
なんて鮮やかな色、シミ一つない。ヲレ氏の飼育中のミルクイなんかと比べ物にはなりゃしない。
シミだらけのヲレ氏の体、シミ一つないオナニ様の体。オナニ様はスタイル抜群、ヲレ氏の体と比べ物にはなるわけないほどに美しい、でもオナニ様はそんなヲレ氏の体をバカにしてきたりはしない。
「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええぇっ!」
「もっと見たいか」
「いいのぉ? こんな! はい、ぜひともみたいです!」
「口に含みたいか」
「はい! むしろここで断っても罰当たりってものですよね?」
「そうだな、私はそういう神だから」
「そういうとは、どういう神なんですか」
「みんなの活力になるものを捧げている」
「いいお方ですね」
「精力剤よりビンビンできる」
「はい、元気でビンビンですぅ。精力剤のビンどれだけからにするほど使っても追いつかないほどに」
「このツボはどうだ? 名器だぞ」
「アアッ! 素晴らしいですね! ……あの……ヲレ氏、あなたと出会えてから、なんか、この世界のことが好きになれました、ありがとうございます。今夕方でもうすぐ夜になりますけど、散歩、したくなったので、一緒に、散歩しませんか」
「いこうか」
「よしィッ! いくぞォーッ!」
ヲレ氏、玄関でアニメキャラにあこがれ買ったローファーを履いた。そうそう、女子高生がよく履いてるような、あれね。でもいいサイズの近所なかったから、ちょっと専門的なところで買った、特別なローファーさ。色は茶の。
「私がそれ履きたかった」
「ああ、いいよ、はい」
ヲレ氏は代わりに〝瞬脚〟というシリーズ化している靴を履く。たぶん、第四世代の型。まあ、すぐに新しいの出るから、世代はすぐ変わるし、ヲレ氏自体もしっかりと把握していないから、たぶん第四世代型。
ちなみにヲレ氏の足は遅い。瞬脚は速くなる靴のようだが。
ヲレ氏の外出。ひさしぶりだ。
ヲレ氏は専門学校進学できてもついていけないっていう理由と単に行きたくないって理由とかいろいろとほかにもあったから、半年ずっと学校にいっていない。
「この町で一番好きなところは」
「ないです。でも、あなたといると、ぜんぶ、特別に見えますね」
ヲレ氏とオナニ様は乳繰り合っているであろうカップルに見えるかもだ。
電車の音がする。
「列車に乗ってさっきみたいに見せてやろうか」
「映画みたいですね。ヲレ氏そういうのいまだによく見ています」
「でも私がいるからもうそんなものいらないだろ」
「はい。綺麗な女性と親密になれるって素晴らしい。母親には特別さを感じていませんが、やっぱりあなたのような美しい方は特別だ」
海岸到着。
「腹が減った。ミルクイが欲しい」
「どうぞ」
「小さいがガマンしよう。ダイエット中ということで」
「はい、ガマンしすぎてもう汗だくです。ていうかあなたもう十分痩せています」
「いま冬だぞ」
「でも汗は冬でもかきますよ、かくときは」
「腹減ってないのか」
「はい、さっきのアワビとカズノコ定食であと壱百年ぐらいは持つかもです。でも……中毒です、もう一度以上振る舞ってくれませんか」
「いいだろう」
「ああ♡美味しい♡」
「もっと求めろ、私はそれを求めるものを祝福する神だぞ」
「お言葉に甘えて。ぶぢゅうううううううううううううううううううううううううううううううううううううう! ああ。のどかわいたな。あそこの自販機で何か買おうか」
「私が潮水持ってるからそれ飲めばいい」
「センキュー!」
ヲレ氏は潮水をがぶ飲みした。オナニ様の潮水所持量は多く、割と長時間飲み続けた。
「どうだ、うまいか」
「ぷはぁっ! ごちそうさまです。センノリキューよく知りませんが、センノリキュー超えしています、センキュー」
「ケフィアヨーグルトが食べたい」
「いいよっ!」
ヲレ氏はあわててその場で、ケフィアヨーグルトを作成。
「作るの早くないか」
「どうぞっ!」
ヲレ氏は早くオナニ様に味わってもらいたい、むしろ味わわせたいため、勢いよくオナニ様の顔の前に出した。オナニ様の口には入っても、オナニ様の顔に結構の量のケフィアヨーグルトがかかった。
オナニ様、笑顔。
ケフィアヨーグルトまみれの顔で笑顔のオナニ様を見て、かわいさのあまりヲレ氏は小一時間その場で立ち続けた。全力出し尽くした後だというのに、驚きのあまり静止した具合に。
ヲレ氏の生活に色がついた感じだ。過去は、モノクロのように暗い世界だったからさ。
これがヲレ氏の真生活。
「そろそろいこうか、異世界に」
これから始まる新生活。
「うん!」と、オナニ様はイった。
これぞリア充な神生活?
「前回はミシャグジ様と検索していたが」と、オナニ様は言った。
「これは……調べてみるといろんな呼び方があるっていうから、その呼び方分調べるんですよ。ちなみに、アストラっていうゲーム会社ではミシャクジ様っていう表記で、別って感じが出ている。やっぱりミシャグジではないんですよね、アストラのは」
「様」
「さっきのは様なくても問題ないのでは?」
「まあ、そこでそういう調べ方をしても、結局すべてを知れるわけでもない。でも、知らないよりはマシだな」
「調べても知れない、秘密とは……?」
「これとかさぁ」
オナニ様はアワビとカズノコなどの海鮮物系のものを見せつけた。
バッチリ見たさ。素晴らしい。
なんて鮮やかな色、シミ一つない。ヲレ氏の飼育中のミルクイなんかと比べ物にはなりゃしない。
シミだらけのヲレ氏の体、シミ一つないオナニ様の体。オナニ様はスタイル抜群、ヲレ氏の体と比べ物にはなるわけないほどに美しい、でもオナニ様はそんなヲレ氏の体をバカにしてきたりはしない。
「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええぇっ!」
「もっと見たいか」
「いいのぉ? こんな! はい、ぜひともみたいです!」
「口に含みたいか」
「はい! むしろここで断っても罰当たりってものですよね?」
「そうだな、私はそういう神だから」
「そういうとは、どういう神なんですか」
「みんなの活力になるものを捧げている」
「いいお方ですね」
「精力剤よりビンビンできる」
「はい、元気でビンビンですぅ。精力剤のビンどれだけからにするほど使っても追いつかないほどに」
「このツボはどうだ? 名器だぞ」
「アアッ! 素晴らしいですね! ……あの……ヲレ氏、あなたと出会えてから、なんか、この世界のことが好きになれました、ありがとうございます。今夕方でもうすぐ夜になりますけど、散歩、したくなったので、一緒に、散歩しませんか」
「いこうか」
「よしィッ! いくぞォーッ!」
ヲレ氏、玄関でアニメキャラにあこがれ買ったローファーを履いた。そうそう、女子高生がよく履いてるような、あれね。でもいいサイズの近所なかったから、ちょっと専門的なところで買った、特別なローファーさ。色は茶の。
「私がそれ履きたかった」
「ああ、いいよ、はい」
ヲレ氏は代わりに〝瞬脚〟というシリーズ化している靴を履く。たぶん、第四世代の型。まあ、すぐに新しいの出るから、世代はすぐ変わるし、ヲレ氏自体もしっかりと把握していないから、たぶん第四世代型。
ちなみにヲレ氏の足は遅い。瞬脚は速くなる靴のようだが。
ヲレ氏の外出。ひさしぶりだ。
ヲレ氏は専門学校進学できてもついていけないっていう理由と単に行きたくないって理由とかいろいろとほかにもあったから、半年ずっと学校にいっていない。
「この町で一番好きなところは」
「ないです。でも、あなたといると、ぜんぶ、特別に見えますね」
ヲレ氏とオナニ様は乳繰り合っているであろうカップルに見えるかもだ。
電車の音がする。
「列車に乗ってさっきみたいに見せてやろうか」
「映画みたいですね。ヲレ氏そういうのいまだによく見ています」
「でも私がいるからもうそんなものいらないだろ」
「はい。綺麗な女性と親密になれるって素晴らしい。母親には特別さを感じていませんが、やっぱりあなたのような美しい方は特別だ」
海岸到着。
「腹が減った。ミルクイが欲しい」
「どうぞ」
「小さいがガマンしよう。ダイエット中ということで」
「はい、ガマンしすぎてもう汗だくです。ていうかあなたもう十分痩せています」
「いま冬だぞ」
「でも汗は冬でもかきますよ、かくときは」
「腹減ってないのか」
「はい、さっきのアワビとカズノコ定食であと壱百年ぐらいは持つかもです。でも……中毒です、もう一度以上振る舞ってくれませんか」
「いいだろう」
「ああ♡美味しい♡」
「もっと求めろ、私はそれを求めるものを祝福する神だぞ」
「お言葉に甘えて。ぶぢゅうううううううううううううううううううううううううううううううううううううう! ああ。のどかわいたな。あそこの自販機で何か買おうか」
「私が潮水持ってるからそれ飲めばいい」
「センキュー!」
ヲレ氏は潮水をがぶ飲みした。オナニ様の潮水所持量は多く、割と長時間飲み続けた。
「どうだ、うまいか」
「ぷはぁっ! ごちそうさまです。センノリキューよく知りませんが、センノリキュー超えしています、センキュー」
「ケフィアヨーグルトが食べたい」
「いいよっ!」
ヲレ氏はあわててその場で、ケフィアヨーグルトを作成。
「作るの早くないか」
「どうぞっ!」
ヲレ氏は早くオナニ様に味わってもらいたい、むしろ味わわせたいため、勢いよくオナニ様の顔の前に出した。オナニ様の口には入っても、オナニ様の顔に結構の量のケフィアヨーグルトがかかった。
オナニ様、笑顔。
ケフィアヨーグルトまみれの顔で笑顔のオナニ様を見て、かわいさのあまりヲレ氏は小一時間その場で立ち続けた。全力出し尽くした後だというのに、驚きのあまり静止した具合に。
ヲレ氏の生活に色がついた感じだ。過去は、モノクロのように暗い世界だったからさ。
これがヲレ氏の真生活。
「そろそろいこうか、異世界に」
これから始まる新生活。
「うん!」と、オナニ様はイった。
これぞリア充な神生活?
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