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第三話・酔っぱらいのお姉さんは好きですか?
バナナ食べるマッスルゴリラ②
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華奈の姿が消えた小一時間後──バナナゴリラ・オスが暴れて瓦礫が散乱する街を、鼻の下にヒゲを生やした人間形態のキングマザードンと。
マッスルボディの女性が並んで眺めていた。
買い物カゴを提げてエプロン姿のキングマザードンが、タンクトップとスパッツ姿でダンベルで筋肉トレーニングをしている女性に言った。
「バナナゴリラのオスは敗れたか……どう、巨大変態ヒロインを倒せそう?」
プロティンを飲みながら、手にしたダンベルを半壊した建物群に向かって投げつける『ココナッツゴリラ・メス』
ダンベルが貫通した建物が崩壊する。
ココナッツゴリラが言った。
「しょせんオスは、筋肉バカ……あたしなら、あんなヘマな戦い方はしない」
「期待しているわよ、剛力怪獣ココナッツゴリラ・メス」
自宅の自分の部屋に裸で飛び込んだ華奈は、ベットにうつ伏せで倒れ愚痴をもらす。
「もうイヤぁ! 変身解除したら裸で逃げ帰らなきゃならないなんて! もう巨大ヒロインやめる!」
華奈にしか見えていない、部屋に現れたタマタマンと悪美が顔を見合わせて肩をすくめる。
華奈は近くにあった、クマのヌイグルミを抱えて仰向けになると涙目で天井を見上げる。
抱えたヌイグルミが遮蔽物になって、華奈の裸体は絶妙に隠されている。
「グスッ、変身解除後に裸になるのを解決しない限り………あたし、もう巨大ヒロインには変身しません!」
二股に分かれた赤い舌をペロペロ出して、肩をすくめるタマタマン。
「しかたがないなぁ……特別サービスだぞ」
タマタマンは、見えないカバンのファスナーを開いて、中から衣服のようなモノを取り出すパントマイムで、華奈の方に見えない衣服を差し出して言った。
「ほらっ、これを着ろ………変身解除後は、毎回種類が異なるモノが、変身ブレスレットから出て、自動的に華奈の体に装着されるようにしておくから」
華奈の目には、どう見てもナニも無いように見える。
「どうした? 一定の知能水準数値がある知的生命体には見える、水着だぞ……ア○には見えないが、まさか見えていないのか?」
華奈は慌てて、ア○には見えない水着が見えているフリをする。
「見えています、見えています! かわいい水着ですね」
「かわいい? この水着が?」
「い、いいえ。素敵な水着です」
「とにかく一度着てみろ………それで、アイテム登録される」
華奈は受け取った、ア○には見えない水着を装着するフリをする。
「着てみました………どうですか?」
「う~ん、それはそれで悪くないが……華奈おまえ、水着上下逆さまに着ているぞ」
「ぎゃあ!?」
見えない水着を着て、ブレスレットにアイテム登録した華奈は、普通の下着と普通の室内着を着てタマタマンに質問してみた。
「そう言えば前から気になっていたんですけれど、巨大ヒロインって、あたし以外にはいないんですか?」
皮を剥いたミカンを丸ごと口の中に放り込んで、食べながらタマタマンが応える。
「他にもいるぞ、オレが地球に巨体で着地した時。うっかり尻モチで潰してしまって絶命したから命を分け与えた女子大生とかが……今ごろは就職して社会人になっているんじゃないかな……今ごろどうしているかな? 熱美のヤツ」
タマタマンは、不幸な着地事故で、アリのように潰して生き返らせた。
『肉野 熱美〔ニクノ アツミ〕』のコトを思い出していた。
その夜──繁華街の路地裏で、キャリアガール姿の肉野熱美は……豪快にリバースしていた。
「うげぇぇ……会社の女子飲み会で、飲み過ぎた……うげぇ」
熱美がリバースしていると、サイレンが鳴り響き怪獣出現のアラートがスマホから鳴り響いた。
地上からライトで照射されている高層ビルを、登っているメスのゴリラ怪獣──剛力怪獣『ココナッツゴリラ・メス』の姿が熱美の目に映る。
頭に顔丸出しのココナッツの被りモノをしたメス怪獣は、フリースタイルクライミングのようにビルを登っていく。
熱美が呟く。
「冗談じゃないわよ……あの高層ビルの近くには、あたしが時々上司から連れていってご馳走してもらえる、高級寿司屋があるじゃない……冗談じゃないわよ」
酔っぱらい女の熱美は、剛力怪獣が登っている高層ビルに向かって歩き出した。
ビルを登るココナッツゴリラは、小休止すると胸を手の平で叩いてドラミングした。
「うほっ、うほほっ」
拳でビルの壁を殴りつけると、古代植物がビルの中に根を張り、ココナッツのような実が成った。
ココナッツゴリラは、もぎ取ったヤシの実を地上に投げる。
逃げ惑う人びと、次々と落下してくるトラックサイズのヤシの実。
「うほほほっ、あたしはビルから降りない……筋肉バカの無策なオスとは違う」
その時──ビルの間で閃光と同時に。
「ニクウゥゥゥゥゥ!」の、声が響き。
裸体巨大ヒロイン【ニクノ アツミ】が現れた。
「うほっ、アレ? オスの時と違う? まぁ、いいか……くらえっ! ココナッツ爆弾!」
熱美に向かって、投げつけられてくるヤシの実。
熱美は手刀で飛んできたヤシの実を叩き割り落とすと、ココナッツゴリラに向かってヒップを向けて、挑発するようにお尻ペンペンをする。
ココナッツゴリラも、ビルにつかまったまま熱美に向かって、お尻ペンペンで返す。
「降りてこい」「登ってこい」の挑発合戦がしばらく続いた後──熱美が巨体の中の空間で合体アイテムを取り出して叫ぶ。
「別世界の闘う路上ライブアイドル」
フリフリでマイクを持った格闘アイドルの姿が熱美と重なり、裸体巨大ヒロインの肩や腰に、フリフリのフリルが付いた姿に変わった。
熱美がビルから降りてこないココナッツゴリラに向かって、ヤッホーッのポーズで叫ぶ。
「口角あげていこう! 『絶○拳』うーやーたー!」
三半規管を狂わされたココナッツゴリラ・メスが地面に落下した。
落ちてきたココナッツゴリラのメスは、薄笑いを浮かべながら仰向けで熱美が近づいてくるのを待つ。
(作戦その二、遠距離攻撃が失敗したら。剛力怪獣に有利な即接近戦に移行して、相手が近づいてくるのを待つ……まさか、落ちてきて動けない怪獣にいきなり、中距離から必殺光線を発射するヒーローはいないだろうからな……さあ、近づいてマウントをとれ!)
ココナッツゴリラの作戦通り、ニクノ アツミは跳躍して、剛力怪獣の頭側から顔を見下ろす位置に立った。
(引っかかった!)
熱美の足首をつかもうと考えていた、ココナッツゴリラは異変に気づく。
「うぷっ……うっ」
見下ろしている熱美の頬がプクッと膨らみ、酸っぱい臭いが漂う。
嫌な予感に慌てるココナッツゴリラ・メス。
「まさか……や、やめろうぅ!?」
熱美の口から滝のような、リバース光線がココナッツゴリラの顔面に向かって発射された。
「うげぇぇぇっ」
「ぎゃあぁぁぁぁ!」
数分後──白眼で気絶しているココナッツゴリラ・メスの姿があった。
地上から照らされるライトの中、肉野 熱美は片腕を上げて勝利を示した。
その生中継の様子を自分の部屋のテレビで悪美と一緒に見ていた、阪名 華奈が言った。
「あたしの出番が無かった……ねぇ、あの巨大ヒロイン、裸じゃない?」
悪美がそっけなく答える。
「あれは、単なる模様じゃねぇ?」
マッスルボディの女性が並んで眺めていた。
買い物カゴを提げてエプロン姿のキングマザードンが、タンクトップとスパッツ姿でダンベルで筋肉トレーニングをしている女性に言った。
「バナナゴリラのオスは敗れたか……どう、巨大変態ヒロインを倒せそう?」
プロティンを飲みながら、手にしたダンベルを半壊した建物群に向かって投げつける『ココナッツゴリラ・メス』
ダンベルが貫通した建物が崩壊する。
ココナッツゴリラが言った。
「しょせんオスは、筋肉バカ……あたしなら、あんなヘマな戦い方はしない」
「期待しているわよ、剛力怪獣ココナッツゴリラ・メス」
自宅の自分の部屋に裸で飛び込んだ華奈は、ベットにうつ伏せで倒れ愚痴をもらす。
「もうイヤぁ! 変身解除したら裸で逃げ帰らなきゃならないなんて! もう巨大ヒロインやめる!」
華奈にしか見えていない、部屋に現れたタマタマンと悪美が顔を見合わせて肩をすくめる。
華奈は近くにあった、クマのヌイグルミを抱えて仰向けになると涙目で天井を見上げる。
抱えたヌイグルミが遮蔽物になって、華奈の裸体は絶妙に隠されている。
「グスッ、変身解除後に裸になるのを解決しない限り………あたし、もう巨大ヒロインには変身しません!」
二股に分かれた赤い舌をペロペロ出して、肩をすくめるタマタマン。
「しかたがないなぁ……特別サービスだぞ」
タマタマンは、見えないカバンのファスナーを開いて、中から衣服のようなモノを取り出すパントマイムで、華奈の方に見えない衣服を差し出して言った。
「ほらっ、これを着ろ………変身解除後は、毎回種類が異なるモノが、変身ブレスレットから出て、自動的に華奈の体に装着されるようにしておくから」
華奈の目には、どう見てもナニも無いように見える。
「どうした? 一定の知能水準数値がある知的生命体には見える、水着だぞ……ア○には見えないが、まさか見えていないのか?」
華奈は慌てて、ア○には見えない水着が見えているフリをする。
「見えています、見えています! かわいい水着ですね」
「かわいい? この水着が?」
「い、いいえ。素敵な水着です」
「とにかく一度着てみろ………それで、アイテム登録される」
華奈は受け取った、ア○には見えない水着を装着するフリをする。
「着てみました………どうですか?」
「う~ん、それはそれで悪くないが……華奈おまえ、水着上下逆さまに着ているぞ」
「ぎゃあ!?」
見えない水着を着て、ブレスレットにアイテム登録した華奈は、普通の下着と普通の室内着を着てタマタマンに質問してみた。
「そう言えば前から気になっていたんですけれど、巨大ヒロインって、あたし以外にはいないんですか?」
皮を剥いたミカンを丸ごと口の中に放り込んで、食べながらタマタマンが応える。
「他にもいるぞ、オレが地球に巨体で着地した時。うっかり尻モチで潰してしまって絶命したから命を分け与えた女子大生とかが……今ごろは就職して社会人になっているんじゃないかな……今ごろどうしているかな? 熱美のヤツ」
タマタマンは、不幸な着地事故で、アリのように潰して生き返らせた。
『肉野 熱美〔ニクノ アツミ〕』のコトを思い出していた。
その夜──繁華街の路地裏で、キャリアガール姿の肉野熱美は……豪快にリバースしていた。
「うげぇぇ……会社の女子飲み会で、飲み過ぎた……うげぇ」
熱美がリバースしていると、サイレンが鳴り響き怪獣出現のアラートがスマホから鳴り響いた。
地上からライトで照射されている高層ビルを、登っているメスのゴリラ怪獣──剛力怪獣『ココナッツゴリラ・メス』の姿が熱美の目に映る。
頭に顔丸出しのココナッツの被りモノをしたメス怪獣は、フリースタイルクライミングのようにビルを登っていく。
熱美が呟く。
「冗談じゃないわよ……あの高層ビルの近くには、あたしが時々上司から連れていってご馳走してもらえる、高級寿司屋があるじゃない……冗談じゃないわよ」
酔っぱらい女の熱美は、剛力怪獣が登っている高層ビルに向かって歩き出した。
ビルを登るココナッツゴリラは、小休止すると胸を手の平で叩いてドラミングした。
「うほっ、うほほっ」
拳でビルの壁を殴りつけると、古代植物がビルの中に根を張り、ココナッツのような実が成った。
ココナッツゴリラは、もぎ取ったヤシの実を地上に投げる。
逃げ惑う人びと、次々と落下してくるトラックサイズのヤシの実。
「うほほほっ、あたしはビルから降りない……筋肉バカの無策なオスとは違う」
その時──ビルの間で閃光と同時に。
「ニクウゥゥゥゥゥ!」の、声が響き。
裸体巨大ヒロイン【ニクノ アツミ】が現れた。
「うほっ、アレ? オスの時と違う? まぁ、いいか……くらえっ! ココナッツ爆弾!」
熱美に向かって、投げつけられてくるヤシの実。
熱美は手刀で飛んできたヤシの実を叩き割り落とすと、ココナッツゴリラに向かってヒップを向けて、挑発するようにお尻ペンペンをする。
ココナッツゴリラも、ビルにつかまったまま熱美に向かって、お尻ペンペンで返す。
「降りてこい」「登ってこい」の挑発合戦がしばらく続いた後──熱美が巨体の中の空間で合体アイテムを取り出して叫ぶ。
「別世界の闘う路上ライブアイドル」
フリフリでマイクを持った格闘アイドルの姿が熱美と重なり、裸体巨大ヒロインの肩や腰に、フリフリのフリルが付いた姿に変わった。
熱美がビルから降りてこないココナッツゴリラに向かって、ヤッホーッのポーズで叫ぶ。
「口角あげていこう! 『絶○拳』うーやーたー!」
三半規管を狂わされたココナッツゴリラ・メスが地面に落下した。
落ちてきたココナッツゴリラのメスは、薄笑いを浮かべながら仰向けで熱美が近づいてくるのを待つ。
(作戦その二、遠距離攻撃が失敗したら。剛力怪獣に有利な即接近戦に移行して、相手が近づいてくるのを待つ……まさか、落ちてきて動けない怪獣にいきなり、中距離から必殺光線を発射するヒーローはいないだろうからな……さあ、近づいてマウントをとれ!)
ココナッツゴリラの作戦通り、ニクノ アツミは跳躍して、剛力怪獣の頭側から顔を見下ろす位置に立った。
(引っかかった!)
熱美の足首をつかもうと考えていた、ココナッツゴリラは異変に気づく。
「うぷっ……うっ」
見下ろしている熱美の頬がプクッと膨らみ、酸っぱい臭いが漂う。
嫌な予感に慌てるココナッツゴリラ・メス。
「まさか……や、やめろうぅ!?」
熱美の口から滝のような、リバース光線がココナッツゴリラの顔面に向かって発射された。
「うげぇぇぇっ」
「ぎゃあぁぁぁぁ!」
数分後──白眼で気絶しているココナッツゴリラ・メスの姿があった。
地上から照らされるライトの中、肉野 熱美は片腕を上げて勝利を示した。
その生中継の様子を自分の部屋のテレビで悪美と一緒に見ていた、阪名 華奈が言った。
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悪美がそっけなく答える。
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