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帰ってきた【サカナ カナ】
『脅威ふたたび』前夜祭
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地球を望む月面──額にサイのような角を生やした、一見すると裸にも見える巨乳女性がL型に組んだ両腕から、発射された熱光線が『キングマザードン二代目』に命中した。
着ぐるみ怪獣の首の所から、女性が顔を覗かしたキングマザードンの体は、咆哮と捨てゼリフを残して爆発飛散の……直前。
「ぐあぉぉぉ! これで勝ったと思うな、タマタ星の戦士──地球は目覚めた怪獣少女たちによって【怪獣惑星】に変わる……特に日本には怪獣少女が頻繁に出現する……あははははははははっ、怪獣軍団に栄光あれ! あっ、ちなみに宇宙人とか宇宙怪獣とか異次元怪獣もありで……軍団というのは、この場のノリで言ってみただけで」
酸素が無い月面で、イラつく巨乳の巨人。
「早く爆発して死ね! 巨乳の谷間に埋もれている、カラータイマー的なモノの点滅がはじまっているんだよ! おまえ、相討ち狙っているだろう!」
「あっ、バレた……ごめんチャイ、てへっ」
片目をつぶり、横舌を出してV字型に指を出して見せた、キングマザードン二代目は、爆発して血肉を月面に拡散させた。
キングマザードン二代目の死骸は、光りの粒子となって地球へと流れていく。
一見すると裸に見える女性巨人は、感心して「エコだね」と呟く。
「月面を汚さないように、光りの粒子に変わったか、ちゃんと環境に配慮している怪獣だね、感心感心……うっ! 裸じゃありません! こういう模様なんです……まだ、この体は無酸素状態に完全適応はしていないな……タマタ星に帰るか」
浮遊する鉱石が、大切な部分を隠すように漂う中……巨乳の女性巨人は、乳房を揺らして月面から飛び立っていった。
飛行光跡や小惑星で、子供には見せてはいけない箇所を巧みに隠して。
◆◆◆◆◆◆
数ヶ月後──地球〔日本〕は怪獣少女活動期に入った。
海に、地に、空に怪獣細胞に感染した怪獣少女たちが、怪獣化して人類に脅威を与える。
海岸では海洋怪獣二体と、陸上怪獣一体が睨み合っていた。
腹部に花のような口がある、トゲムチとカマの手を持つ、視線がどこを見ているのかわからない一本角を生やした、怪獣少女【大怪獣少女アスデルモンスター】が呟く。
「参ったなぁ……何億年も地中に潜んで、明日地上に出るか、明後日出るか……怪獣少女が現れなくなった時期を狙ってチャンス到来って初回登場したのに、他にも初回登場狙っていた怪獣少女がいたなんて……誤算だった参ったなぁ」
海に立っているのは赤いタコの着ぐるみを着て、首の周りのタコ足をエリマキトカゲのマントのように拡げた怪獣エリマキ少女【海洋怪獣タコヤキダ】と、全身をミイラのように垂れた海藻で包んで、片目を海草で隠した陰キャラ海藻怪獣少女【インキャ】の二体は陸の怪獣を敵視する。
着ぐるみから顔を覗かせた、タコ怪獣少女が言った。
「後から出現して邪魔するな、うちらの初回デビューを、あんたも何か言いなさいよ」
海草陰キャラ怪獣少女が弱々しい声で言った。
「邪魔しないでくださ~い、イジメないでくださ~い」
「あんた、本当に使えない怪獣少女……こうなったら力づくで初回登場の栄光を勝ち取ってやる」
「望むところ、お腹の口で飲み込んでやる」
その時、空間に亀裂が入って割れ異次元空間から、サンゴと怪獣が融合したような姿の怪獣少女【異次元侵略ミサイル超怪獣ペロペロン】の上半身が現れる。
大きなお尻が異次元の穴に、つっかえたミサイル超怪獣少女が困り顔で言った。
「お尻が……すみませ~ん、異次元にいる人。後ろから押してくださ~い」
異次元人から押されてなんとか出てきた超怪獣少女が、三体の怪獣を見て言った。
「みなさん、こんにちは盛り上がっていますね……それじゃあ、派手に花火を打ち上げますか、そーれっ」
異次元超怪獣の全身からミサイルが、四方八方に乱発される。
慌てる海の怪獣少女と、陸の怪獣少女。
お腹に花の口がある怪獣少女が怒鳴る。
「うわぁ、危ねぇ! おまえなんなんだよ!」
「さあ、なんなんでしょう。自分でもわかりません……ペロペロ」
怒鳴るタコ怪獣少女。
「ミサイルをナメるな! ナメ方が妙にエロいんだよ!」
異次元超怪獣少女が、別のミサイルを差し出して言った。
「ナメてみますか? キャンディがコーティングされているから、甘いですよ」
「いらんわい!」
その時、今度は空から隕石が怪獣たちの真ん中に落下して水蒸気の中──半面をかぶり、手にサーベル状の武器を持った怪獣サイズの黒い宇宙人少女サーベル宇宙人【オサキマックラ星人】が立ち上がって言った。
「おまえら邪魔……初回登場する宇宙人は、あたし」
「ふざけんな! 何億年待ったと思っているんだ……宇宙人は引っ込んでいろ!」
「どいつもこいつも! 後から出てきて」
「ミサイル撃っちゃうよ……あはっ」
「みなさん、落ち着いて、ここは平和的に……あっ、ミサイル怪獣さん、あたしをかじらないでください……いじめないでください」
「バトルするか……望むところ、まとめて斬る」
中腰姿勢になった、タコヤキダが半球に手足が生えたような戦闘体型に変わる。
怪獣少女たちの、大怪獣バトル勃発で港町は壊滅した。
着ぐるみ怪獣の首の所から、女性が顔を覗かしたキングマザードンの体は、咆哮と捨てゼリフを残して爆発飛散の……直前。
「ぐあぉぉぉ! これで勝ったと思うな、タマタ星の戦士──地球は目覚めた怪獣少女たちによって【怪獣惑星】に変わる……特に日本には怪獣少女が頻繁に出現する……あははははははははっ、怪獣軍団に栄光あれ! あっ、ちなみに宇宙人とか宇宙怪獣とか異次元怪獣もありで……軍団というのは、この場のノリで言ってみただけで」
酸素が無い月面で、イラつく巨乳の巨人。
「早く爆発して死ね! 巨乳の谷間に埋もれている、カラータイマー的なモノの点滅がはじまっているんだよ! おまえ、相討ち狙っているだろう!」
「あっ、バレた……ごめんチャイ、てへっ」
片目をつぶり、横舌を出してV字型に指を出して見せた、キングマザードン二代目は、爆発して血肉を月面に拡散させた。
キングマザードン二代目の死骸は、光りの粒子となって地球へと流れていく。
一見すると裸に見える女性巨人は、感心して「エコだね」と呟く。
「月面を汚さないように、光りの粒子に変わったか、ちゃんと環境に配慮している怪獣だね、感心感心……うっ! 裸じゃありません! こういう模様なんです……まだ、この体は無酸素状態に完全適応はしていないな……タマタ星に帰るか」
浮遊する鉱石が、大切な部分を隠すように漂う中……巨乳の女性巨人は、乳房を揺らして月面から飛び立っていった。
飛行光跡や小惑星で、子供には見せてはいけない箇所を巧みに隠して。
◆◆◆◆◆◆
数ヶ月後──地球〔日本〕は怪獣少女活動期に入った。
海に、地に、空に怪獣細胞に感染した怪獣少女たちが、怪獣化して人類に脅威を与える。
海岸では海洋怪獣二体と、陸上怪獣一体が睨み合っていた。
腹部に花のような口がある、トゲムチとカマの手を持つ、視線がどこを見ているのかわからない一本角を生やした、怪獣少女【大怪獣少女アスデルモンスター】が呟く。
「参ったなぁ……何億年も地中に潜んで、明日地上に出るか、明後日出るか……怪獣少女が現れなくなった時期を狙ってチャンス到来って初回登場したのに、他にも初回登場狙っていた怪獣少女がいたなんて……誤算だった参ったなぁ」
海に立っているのは赤いタコの着ぐるみを着て、首の周りのタコ足をエリマキトカゲのマントのように拡げた怪獣エリマキ少女【海洋怪獣タコヤキダ】と、全身をミイラのように垂れた海藻で包んで、片目を海草で隠した陰キャラ海藻怪獣少女【インキャ】の二体は陸の怪獣を敵視する。
着ぐるみから顔を覗かせた、タコ怪獣少女が言った。
「後から出現して邪魔するな、うちらの初回デビューを、あんたも何か言いなさいよ」
海草陰キャラ怪獣少女が弱々しい声で言った。
「邪魔しないでくださ~い、イジメないでくださ~い」
「あんた、本当に使えない怪獣少女……こうなったら力づくで初回登場の栄光を勝ち取ってやる」
「望むところ、お腹の口で飲み込んでやる」
その時、空間に亀裂が入って割れ異次元空間から、サンゴと怪獣が融合したような姿の怪獣少女【異次元侵略ミサイル超怪獣ペロペロン】の上半身が現れる。
大きなお尻が異次元の穴に、つっかえたミサイル超怪獣少女が困り顔で言った。
「お尻が……すみませ~ん、異次元にいる人。後ろから押してくださ~い」
異次元人から押されてなんとか出てきた超怪獣少女が、三体の怪獣を見て言った。
「みなさん、こんにちは盛り上がっていますね……それじゃあ、派手に花火を打ち上げますか、そーれっ」
異次元超怪獣の全身からミサイルが、四方八方に乱発される。
慌てる海の怪獣少女と、陸の怪獣少女。
お腹に花の口がある怪獣少女が怒鳴る。
「うわぁ、危ねぇ! おまえなんなんだよ!」
「さあ、なんなんでしょう。自分でもわかりません……ペロペロ」
怒鳴るタコ怪獣少女。
「ミサイルをナメるな! ナメ方が妙にエロいんだよ!」
異次元超怪獣少女が、別のミサイルを差し出して言った。
「ナメてみますか? キャンディがコーティングされているから、甘いですよ」
「いらんわい!」
その時、今度は空から隕石が怪獣たちの真ん中に落下して水蒸気の中──半面をかぶり、手にサーベル状の武器を持った怪獣サイズの黒い宇宙人少女サーベル宇宙人【オサキマックラ星人】が立ち上がって言った。
「おまえら邪魔……初回登場する宇宙人は、あたし」
「ふざけんな! 何億年待ったと思っているんだ……宇宙人は引っ込んでいろ!」
「どいつもこいつも! 後から出てきて」
「ミサイル撃っちゃうよ……あはっ」
「みなさん、落ち着いて、ここは平和的に……あっ、ミサイル怪獣さん、あたしをかじらないでください……いじめないでください」
「バトルするか……望むところ、まとめて斬る」
中腰姿勢になった、タコヤキダが半球に手足が生えたような戦闘体型に変わる。
怪獣少女たちの、大怪獣バトル勃発で港町は壊滅した。
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