【完結】念願の聖女に選ばれましたが、イジワルな悪魔に甘く奪われました～悪魔に甘く奪われて～

第2章

20話☆

「さぁ、勝手なことをしたお仕置きをしようか」

「や、やめ……っ……あ……んっ」

　ヴィンスは慌てるリーナを気にもとめず、リーナの首筋に吸い付いた。
　強く、強く。
　きつく吸い上げられる。

「い……っ」

　リーナには見えないが、所有印が濃くついてしまっただろう。

「や、ぁっ」

　もう吸っていないところがない、というくらいヴィンスはリーナの首にたくさんの赤い花を咲かすと、リーナの服に手をかけた。

（ここ、外なのに!!）

　視界が塞がれ、両手の自由を奪われた身では抵抗のしようがない。
　胸元までボタンを外され、下着を付けていない胸があらわになる。
　リーナの白い胸が、ふるんと外気に触れて揺れた。

「ヴィンス……っ、ここ、外……！」
 
「それがどうかしたのか？」

　やはり彼は悪魔だ。
　見えなくても、ヴィンスがニヤリと笑ったのをリーナは感じた。 

「ぁ、ンっ」

　ヴィンスがおもむろに、リーナの乳首をキュッとつまんだ。
　クリクリと胸の先端をこねられる度、リーナの胸がいやらしく形を変えていく。

「は、ぁ……やぁ……っ」

　視界が閉ざされている分、他の感覚が鋭敏になる。
　ヴィンスが与えてくる細かな刺激さえ、敏感に拾ってしまう。
　下腹部がきゅうっと切なくなり、秘所が潤と潤むのが分かった。

「んん……っぁ……や、ぁ……ん」

　執拗に乳首を愛撫され、痛いほどに先端が尖る。
　ヴィンスは、ツンと突き出したリーナの胸の頂きをぱくりと頬張った。

「ひ、ぁあんっ、や……ぃ、やぁ……っ」

「お前は、本当にいやらしい身体だな……」

　ちゅぱちゅぱとわざと音を立てられ、リーナは恥ずかしさと気持ちよさに身悶えする。
　ヴィンスはリーナの乳首を甘噛みしながら、太ももに手を這わせてきた。 
　つつ、と下から上へと撫で上げ、下着越しにリーナの割れ目をなぞる。

「ぁ、ぃや、ぁ……っ」

　そこはもう、誤魔化しようがないほど濡れそぼっていた。
　ヴィンスがリーナの下着を引き下ろす。
　彼の手が、直にリーナの花びらに触れた。

「まだ胸しかいじってないのに、もうぐちょぐちょだな」

「言わないでぇ……っ」

　外だということも相まって、恥ずかしくて恥ずかしくてたまらない。
　ヴィンスがくすりと笑った。
　吐息が、唾液で濡れた乳首にかかってくすぐったい。

「まだお仕置きは終わってないぞ？」

「ふ、ぇ……っは、あっ、や、ぁぁあっ」

　ヴィンスはリーナの蜜壷へ、ぬぷりと指を差し入れた。