ゲーム補正は私がする! ~転生令嬢のハッピーエンド大作戦~

ラプラス

文字の大きさ
10 / 14

9 コンフリジェント学園

しおりを挟む
 皆さま、どうもこんにちは!主人公ですが自分のポジションをいまいち把握してないフィアナです。

 前回の終わり直前に直面した『私の記憶、もしかして不完全?問題』から数時間。


 ーーその問題、なんとか解決?しそうです。

 まぁ、それも結局は自分の努力次第なんですけどね(遠い目)…。


 時は数時間前に遡って、夜。

 話は伯母さまが私たちの部屋に乱入してきた…ところから逆再生しまして、とあるご婦人ーーレイミヤ侯爵夫人との自慢大会から発展した話によるみたいです。

 夜は夜で、大人の思惑が絡んだ、ちょっとしたお茶会があったようですね。

 そこで、王立コンフリジェント学園の話が出たようなんです。

 *(ピンポンパンポーン)これから放送される会話・映像は、あくまで私の脳内映像(想像)です。実際の会話と違う点がありましても、当方は一切責任を負いません。視聴者さま個々の自己責任ということでお願いいたしますね。

 とまあ、↑こんなに注意書きすることでもないのですが、私の脳内劇場、見てみます?……見てみましょうか。


 では、ごゆっくり。




 それはレイミヤ侯爵夫人の高笑いから始まった。


 「オーホッホッホッホッホッホー。アメリア、お久しぶねぇ。久しくあなたの顔を拝んだけれど、ますますオ・バ・サ・ンになったわね。あなたの顔、年季が入って、いい味出してるわぁ」
 「ご挨拶ですわね。あなた私のことばっかり口にするけれど、一度でもご自分の顔を見たことがありまして?私に負けず劣らずの、肌のハリのなさ。泣けますわね~」
 「くぅぅ~。なんですの?あなた、私に何か恨みでもあって?」
 「それはこっちのセリフですわ」

 両者の間にはバチバチと火花が散っています。
 そうして、ご挨拶もほどほどにあの自慢大会が始まったのです。
 何を自慢していたか、はこの際省略いたしまして…。


 「ときにアメリア、姪を引き取ったそうね」
 「それがなにか?」
 「あなたには本当の娘はいない」
 「事実ね」
 「だからあなたにはわからないわ。娘を思う母親の気持ちが」
 「私のこと、軽く見ないでちょうだい。血の繋がりが有ろうと無かろうと、あの子は私の娘になったのです。私はあの子の母親。母親の気持ちは十分わかっているつもりよ」
 「所詮でしょう?なら言うけれど、その子の将来設計はどうなっているのかしら?親なら当然算段はついているわよね」
 「勿論よ」
 「なら言ってごらんなさい」
 「顔も性格も良いお金持ちのボンボン(を私が選んで、その人)と結婚させることよ」


 「あーはっはっはっはあっ。残念ねアメリア、そんな考えはもう時代遅れなのよ!」
 「な、なんですって⁈」
 「昔なら、親の決めた相手と婚約し、結婚して、夫の帰りを待つ。それを幸せだと考えるのは親の自己満足!いい?私は自分の娘にこう言っているわ!女は生まれながらにしてハンター。ハンターになりなさいってね。だから私は娘をとある学園に入れることにしたの」
 「そ、それはどこなのよ⁈」
 「ふふふふふ。知りたい?知りたいわよね?自分の可愛い可愛い姪の将来が掛かってるんだものねぇ」
 「いいから教えなさい!」


 「王立コンフリジェント学園よ」



***

 それは突然のことでした。
 
 バターンッ



 「お、伯母さまっ⁈」
 「お母さま?どうなされたの?」


 ドアを蹴破り、いきなり現れた伯母さまはこう言いました。




 「二人とも、王立コンフリジェント学園に入学しなさい!」

 その迫力ときたら、まるで鬼のよ…げふんげふん、まあ、それだけ必死で私たちのために心を砕いてくださっている伯母さまには、勿論頭は下がりません。
 伯母さまの愛を感じますね。
 この後私たち二人は入学案内を請求したのです。





 後日届いた入学案内に目を通していて、なんと記憶に関する授業も行なっているとか。これはいい情報を手に入れました。
 そしてそして、この学校生徒の学ぶ意欲を大切にしているらしく、興味のある科目を自分で組み合わせて選択できるみたいなんです。なんて素晴らしい学校なのでしょう。

 それに、学校って響きが懐かしい。


 ああ、はやく学校に行きたい。
 友達をたくさん作ってキャッキャウフフしたい~。


 伯母さまに、(キャッキャウフフは伏せて)学校に通いたいことを話すと、ガッツポーズされました。


 「よく言ったわ!さすが私の姪ね!フハハハハ!見てなさいレイミヤ、絶対フィアナとリリアナは世界で一番幸せにするんだから‼︎」


 喜ばれたのはいいのですけど、伯母さま、性格変わってません?




 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

今日も学園食堂はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。

柚ノ木 碧/柚木 彗
恋愛
駄目だこれ。 詰んでる。 そう悟った主人公10歳。 主人公は悟った。実家では無駄な事はしない。搾取父親の元を三男の兄と共に逃れて王都へ行き、乙女ゲームの舞台の学園の厨房に就職!これで予てより念願の世界をこっそりモブ以下らしく観賞しちゃえ!と思って居たのだけど… 何だか知ってる乙女ゲームの内容とは微妙に違う様で。あれ?何だか萎えるんだけど… なろうにも掲載しております。

乙女ゲームの悪役令嬢、ですか

碧井 汐桜香
ファンタジー
王子様って、本当に平民のヒロインに惚れるのだろうか?

記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】

かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。 名前も年齢も住んでた町も覚えてません。 ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。 プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。 小説家になろう様にも公開してます。

私、お母様の言うとおりにお見合いをしただけですわ。

いさき遊雨
恋愛
お母様にお見合いの定石?を教わり、初めてのお見合いに臨んだ私にその方は言いました。 「僕には想い合う相手いる!」 初めてのお見合いのお相手には、真実に愛する人がいるそうです。 小説家になろうさまにも登録しています。

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~

ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。 彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。 敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。 この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。 「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」 無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。 正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。

自業自得じゃないですか?~前世の記憶持ち少女、キレる~

浅海 景
恋愛
前世の記憶があるジーナ。特に目立つこともなく平民として普通の生活を送るものの、本がない生活に不満を抱く。本を買うため前世知識を利用したことから、とある貴族の目に留まり貴族学園に通うことに。 本に釣られて入学したものの王子や侯爵令息に興味を持たれ、婚約者の座を狙う令嬢たちを敵に回す。本以外に興味のないジーナは、平穏な読書タイムを確保するために距離を取るが、とある事件をきっかけに最も大切なものを奪われることになり、キレたジーナは報復することを決めた。 ※2024.8.5 番外編を2話追加しました!

処理中です...