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輝くアレからの繭歌
地が裂け、《眷属》が上質の魔力を求めて這い上がる。
《眷属・堕ちたる白き御使い》
神に逆らった天使が四肢を切られて地底に堕とされた…っていう地球世界のどっかの宗教のお話をモチーフにしてみた。まー、なんだ。はっきり言って巨大ミミズに可愛くないお口がある中ボスだよ?口を閉じてたら……うん、白く輝くチンk……げふんごふん。言っちゃダメだ。一応、アレを作るための試作とは言え《高天》の《眷属》だし。ちゃんと意思疎通もできるし、見慣れれば意外と可愛いやつだ。見た目チンコだけど。あ、言っちゃった。い…言っとくけど私があの姿にしたんじゃないよ!?一眞と元勇者パーティーのレベリング用に殺して復活を繰り返させてたら勝手に進化したんだってば!!
「何度見てもこれってモザイクもんだろ…」(奈)
「ちんこでっかい!」(桜)
言うなテメエら。特に刹那。小学生みたいな感想はおやめなさい。
そうこうしているうちに、ヴァイスエルケーニッヒ略してヴァイスくんが白頭巾の腹をぱっくりいった。あー、やっぱそれ?それ食べたいのヴァイスくん。俺の「ヨシ!」が待てないヴァイスくんは白頭巾をブンブンぶん回す。仕方ないなあ。よく噛んでお食べ。GOサインを出そうとすると、白頭巾のとんがり頭巾がポロッと落ちた。
………んんんん…?
あれ?って思った。なんだろう。まあ頭巾の下は普通の美少年。耳が長くとんがってるからエルフかな?でも……あれ???なんか…
「………クロ…?」
《うむ。気付いたか》
あっれええええええ???マジで?ウェイト!ウェイトだぞヴァイスくん。
ヴァイスくんの頭に飛び乗って白頭巾あらためエルフ少年を見る。
顔も体も性別さえ違うよ?でも。でもさあ……
「あいたい…よ…ほたかにぃ……」
魔力枯渇と出血多量で朦朧としたエルフ少年は俺に手を伸ばしてそう言った。
あちゃー…確定ですわこりゃあ。
「まゆ?」
「……穂高、にぃ………」
「うわあ…ちょ……待って、待って!ヴァイスくん、コレだめ。食べちゃだめ!ぺっして!ぺっ!」
ぺっ。
あっwほんとにペッてするやつがあるかwww
べしょっと骨と腐肉の上にエルフ少年が落っこちる。クロのストップが掛かってるから雑魚モンスターのみなさんもオロオロとエルフ少年の扱いに困っている。サササーッと骨と腐肉は仲間たちの残骸を片付けて、エルフ少年を地べたに寝かせた。うん、正しいんだけどさ?なんか違うよね?
俺を『穂高兄』と呼ぶのは前世(?)の下の妹の繭歌しかいない。あっぶねえ。ヴァイスくんのご飯にするとこだったよ。
千切れかけた胴体を引っ付けて、内臓の修復。うわあ…身体中ボロボロじゃん?誰がこんな酷いことを!?(俺だ…)
「……ほ、たか……にぃ………?」
「まゆ、お前も異世界転生してたのか…」
「…穂高兄……ゆ…夢、かな…?ああ、これが走馬灯っていうやつかぁ。でも穂高兄…なんで白髪なの?なんで目の色キラッキラしてんの?白髪になる程苦労したの?穂高兄イジメたの誰?私が殺してあげるもう人殺しがなんだとか道徳とか人道とか生ぬるいこと言わないよ私が全部全部殺してあげるから穂高兄を煩わせるもの危険なもの全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部……だから…」
おいおいおい……いつからうちの妹はヤンデレ属性になったんだ…。
「だから、もう…居なくならないで……」
「…………うん」
小さな体をギュッと抱きしめると、すぐにすうすうと寝息をたてだした。これは穂高の死んだ後確実になんかあったんだよなあ…。
ウロウロオロオロしてたクロをチラッと見るとビビビッと背筋を伸ばした。
「自白れ、駄犬」
キュウウウウウウウ…ン……
鳴いてもダメ!
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