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ルーカス・フェリエーラとお茶会騒動 2
しおりを挟む「貴様…!まさか貴様が私とロゼマリアの仲を裂いたのだな!?」
はい???
「何という卑劣な!!ロゼマリアは私の婚約者だ!私のモノだ!来い、ロゼマリア!二度と浮気心など起こさぬように躾けてやる!!」
この糞の残念頭脳はどう誤回答したのか急に興奮して叫び出した。ロゼマリアの人格や尊厳を根こそぎ否定するようなその言葉に、淑女のみならず紳士諸君も眉を顰めている。
自分は男爵令嬢と浮気をしているのに、ロゼマリアを物のように所有し続けるのか、と。
まあ俺としてはこの糞が糞以下の廃棄物だと自分で暴露してくれるのは手間が省ける。けれどロゼマリアが怯えているのは腹が立つ。
糞がロゼマリアに手を伸ばした。
「………2クラスターですよ、王太子殿下」
「………っ!」
焼けた鉄に触れたかのようにビクついて手を引っ込める。
「もう一度陛下の命令をご説明致しましょうか?王太子殿下及び懇意にされている令嬢は、ロゼマリア様及び私の2クラスター以内に入ってはならない。ロゼマリア様と私に何かを命ずることもできない。これは勅令であり、私、ルーカス・フェリエーラはこの事案の全ての裁量を陛下より任されております。陛下からは部位欠損や死亡以外、どんな仕置きをしても良いと」
傍観者たちが騒ついた。もうそろそろ知ってもらって良いだろう。陛下はこの糞王太子よりロゼマリアを選んだのだと。以降、ロゼマリアの周辺が騒がしくなるだろうが、この糞と同じように卒業まで勘違いしてもらおう。『ロゼマリアの次の婚約者はルーカス・フェリエーラだ』と。
「……で?何の用事でございましたか、王太子殿下?」
にっこり笑ってやると、糞は「もういい!」と叫びながら帰っていった。おとといきやがれ。
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