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リンゴジュレはお気に召したらしい
しおりを挟む苦くない酒も作れる、とアキにポロッと漏らしてしまった。なので今日は果実酒作りです。
俺とワンさん、椿くんが楽しく飲んでるのが羨ましかったそうで…。えっ?なにこの可愛い生き物。チューしていいかな?
まずはリンゴを洗う。日本で見ていたリンゴの半分くらいの大きさの、紅玉みたいに黒に近い赤。皮と芯を取り除いてジュースにする。皮と芯は後でジュレにするから取っておく。搾りかすはジャムにするからやっぱり取っておく。熱湯消毒した大きな瓶にジュースと砂糖、リンゴ酵母を入れて軽く混ぜて緩く蓋をする。
「……えっ?これだけ?」
「うん、これだけ。10日くらい待って瓶に入れたら冷蔵庫に入れる。そうだなあ…もっと美味しくするには、アキが1日2回くらい静か~に混ぜてくれるといいんだけどなあ」
「……!やる!おれリンゴ混ぜ係やる!」
よーしよし。自分で作ったら格段に美味いからなあ。
次にリンゴジュレ。
皮と芯をひたひたの水で煮る。まあ大体30分くらい。赤い色水になったら布巾で漉す。力を入れずに軽く絞る。無理に絞ると濁るからな。色水と同量くらいの砂糖を入れ、焦げないように混ぜながら弱火で煮詰める。まあ色水っていうけど、皮と芯だから香りは強い。リンゴの良い匂い。んで、トロッとしたら殺菌した瓶に入れて完成。
「ふああああああ…!」
透明な赤のリンゴジュレだ。個人的には普通の果肉入りジャムの方が好きだが、ジュレは女子ウケする。前世の姉ちゃんがインスタだかなんだかに「♯弟が作ってくれた」とかなんとかでのせてたし。キラキラしたものの好きなアキも気に入ったみたいだ。
仕上げにアキのお気に入りの透明グラスを準備。甘い炭酸水(これも自作した…)にそっとジュレを沈めて出したら、キラッキラした目で上から下から斜めから……ずっと眺めてた。可愛すぎる…!!
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