【7人の魔王1】転生したら悪役令嬢の父だったらしい

とうや

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リンゴジュレはお気に召したらしい

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苦くない酒も作れる、とアキにポロッと漏らしてしまった。なので今日は果実酒作りです。

俺とワンさん、椿くんが楽しく飲んでるのが羨ましかったそうで…。えっ?なにこの可愛い生き物。チューしていいかな?


まずはリンゴを洗う。日本で見ていたリンゴの半分くらいの大きさの、紅玉みたいに黒に近い赤。皮と芯を取り除いてジュースにする。皮と芯は後でジュレにするから取っておく。搾りかすはジャムにするからやっぱり取っておく。熱湯消毒した大きな瓶にジュースと砂糖、リンゴ酵母を入れて軽く混ぜて緩く蓋をする。


「……えっ?これだけ?」

「うん、これだけ。10日くらい待って瓶に入れたら冷蔵庫に入れる。そうだなあ…もっと美味しくするには、アキが1日2回くらい静か~に混ぜてくれるといいんだけどなあ」

「……!やる!おれリンゴ混ぜ係やる!」


よーしよし。自分で作ったら格段に美味いからなあ。


次にリンゴジュレ。

皮と芯をひたひたの水で煮る。まあ大体30分くらい。赤い色水になったら布巾で漉す。力を入れずに軽く絞る。無理に絞ると濁るからな。色水と同量くらいの砂糖を入れ、焦げないように混ぜながら弱火で煮詰める。まあ色水っていうけど、皮と芯だから香りは強い。リンゴの良い匂い。んで、トロッとしたら殺菌した瓶に入れて完成。


「ふああああああ…!」


透明な赤のリンゴジュレだ。個人的には普通の果肉入りジャムの方が好きだが、ジュレは女子ウケする。前世の姉ちゃんがインスタだかなんだかに「♯弟が作ってくれた」とかなんとかでのせてたし。キラキラしたものの好きなアキも気に入ったみたいだ。


仕上げにアキのお気に入りの透明グラスを準備。甘い炭酸水(これも自作した…)にそっとジュレを沈めて出したら、キラッキラした目で上から下から斜めから……ずっと眺めてた。可愛すぎる…!!







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