【完結】リオ・プレンダーガストはラスボスである

とうや

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王都編

披露目式 2



遅れて入場してきた国王両陛下に挨拶に行く。俺が長ったらしい口上を述べ、陛下が「うむ」頷いたら合格だ。


「リオ・プレンダーガスト。であるが、余の勘違いであったようだ。許せ」

「は。誤解が解けて何よりでございます」

「献上品も素晴らしい出来であった。素晴らしい着眼点と新しい技法、そして丁寧な仕事。後ほど褒美をとらせよう」

「有り難き御言葉」


うーわー。ニップルピアス気に入っちゃったのか。一昨日は乳首にピアスつけあいこのハードなプレイだったんだろうなあ。世を忍びまくりの禁断の恋、か…。王妃様が気付いていないといいけど…

そこでパチっとお孫ちゃ…王妃殿下と目が合う。王妃様はニッコニコで陛下を見、ラドを見、ふんす!と嬉しそうに鼻息を荒くした。

あっ……これバレてんじゃねえ?しかも応援されてねえ!?どうなってんのこの王族ゥ!!??

御前を辞するとすぐに真っ白い一団 ーーー 聖女様と神殿関係者と思しき者たちが現れる。


「おめでとうございます、プレンダーガスト様」

「ありがとうございます聖女様。先日は大変お世話になりました」

「いいえ、いいえ。あれもまたかのお方の試練なれば。以来、グローヴス騎士団長は温厚になり、貴方様に会えたことを神に感謝し神殿に喜捨を頂きました。ありがたいことです」

「それは良かった」

「グローヴス騎士団長の『光』は、かつては全てを焼き尽くす業火のお色でございました。今は澄んだ朝焼けのお色をなさっております。喜ばしいことでございます。素晴らしい浄化の『拳』でプレンダーガスト様はグローヴス騎士団長を正しい道へと導かれた。それはかの勇者の如く。断罪と再起の天使の如く」

「はあ…」


言い回し、わっかりにっくーい。なにこれ、貴族語?聖女様語!?


「わたくし、プレンダーガスト様をお慕いしております」


…………はい???


「どうか、わたくしのことはアンティエーヌとお呼びください。わたくしもその…リ…リリリ…リオ、さま、とお呼びして、よろしいでしょうか…」

「えっ…?」

「あ……ぁぅ…や、やっぱり、はしたないでしょうか…?」

「んんん…???あー、いえ、はしたない…?ことは、ない?と思いますが…???」

「よろしいのですかっ」

「ヒェッ!?あー、あ、ハイ。ヨロシイデス…」


ベールで顔は見えないが、、胸の前で組んだ指は真っ赤だ。えー?なに?聖女様、お友達欲しかったの?それで性格の良さそうな俺に白羽の矢を立てた、と…。お目が高いね聖女様。いや、アンティエーヌ様。




「ではリオ様、これからもどうぞよろしくお願い申し上げますわ。女神様のご加護がリオ様にありますように」






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