【完結】リオ・プレンダーガストはラスボスである

とうや

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領地編2

まさかこの顔面、呪われてんの?



「き…さま!無礼者!!」

「無礼は承知の上です。しかしながら我が主人あるじも大勲位聖剣大綬章を持つ身なれば、先程の殿下の行動も些かきすぎたものかと」

「だい、くんい……?なんだそれは!?」


天国の曾祖母様、大変です。アンタ激似の顔のせいで、よくわけのわからない状況に陥りました。まさかこの顔面、呪われてんの!?狭いプレンダーガスト領内ではあんまり気にする人がいなかったから「我は美少年であるぞ~!」とか冗談めかして笑ってたけど、洒落にならんわこれ。

目の前で繰り広げられる舌戦。年齢的には多分同じくらいの二人なんだけど、ティグレ優勢。語彙も理論ロジックも冷静さもティグレが上。3年前まで無教育だったド田舎地方民に負ける大都会の王子様ってどういうこと?……まあリサとセバスの教育の賜物か。ティグレの地頭が良かったのもあるだろうし、俺の兄ちゃんだしな、うんうん。

助けを求めて陛下たちの方を見ると、ラドは笑いを噛み殺してプルプルしてるし(無表情で震えているので側から見るとキレてるように見える)、陛下は「はぁ~…」と深い溜息を吐いた。クソ王兄一回死ね。一回と言わず何度か死ね。


「………血は争えぬ、か…」


???どういうこと?

っていうかさあ、護衛!こんな時に身分の高~い護衛だろエルマー!?棒立ちで置物と化してんじゃねえ!古参侯爵家ェ!?なんのためにお前を連れてきたと思ってんだよ!?こういう時のために肉壁にするためだろ!身分的にはティグレは平民なんだぞ?高位貴族の『贈り人』。王族にも物申せる立場だろうよ!?こんっなことなら護衛はウォーレンに付いてきてもらって、こいつは居残り組と一緒に王都屋敷に置いてくるんだったァ!!



ちなみにこの第一王子、この後に近衛騎士に取り囲まれて退場させられてた。なんだったんだよ、一体……。



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