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領地編2
理論と感情は違うだろ
しおりを挟む新年会二日目。
ガラスの話題とか龍種の話題とかで貴族たちを捌きつつ、無難に終わる。何人かご令嬢の紹介もされたが、何故か 猫睛石風ガラスを見て諦めたらしい。なんで???聖女のアンティエーヌさんが来てたから挨拶して、もじもじしながら「第二夫人でも大丈夫です」とか言ってたけど、どういうこと???その時にちょっとだけお願い事をしたら「今はお友達ですもの!遠慮しないでくださいませ!」と輝く様な笑顔で言われた。……うん、良い子なんだ。ちょっと世俗から外れてるだけで。
昼過ぎまで会場に居て、狩りのために王都屋敷に帰宅。明日の献上品を、明日のために取りに来たメアリーばあちゃんに渡す。
……そう、メアリーばあちゃんに、だ。
最初、俺は反対した。リスクが大きすぎる。いくらそれが一番いいとしても。計画したラドに食ってかかった。いやもう、初めてラドに牙を剥いたよ。でも、それを笑って止めたのはメアリーばあちゃんだった。
大丈夫ですよ、リオちゃま。護衛も付くのでしょう、と。
わかっている。わかっているんだ。その方が罪に問える。けど、
「……っ理論と感情は違うだろ…!!」
漆黒のフード付きローブを引っ掴む。
ラド、あんたのその合理的なところは嫌いじゃないが、素直じゃないところはいただけない。陛下だけじゃない。欲張ったって良いんだ。今まで誰にも頼れなかったかもしれないけれど、今は俺が。俺たちがいるだろ!
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