【完結】リオ・プレンダーガストはラスボスである

とうや

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学園編

僕が君のお父さんだよ?



「美味しい?美味しい?」と訊きながら、照る照る坊主はひとしきり俺の世話を焼き、満足したのか向かいの席に座った。


「ねね?他に欲しいものはないかな、リオくん?僕ねえ?君のお願いなら、なんでも叶えちゃうよ?」

「………」


めちゃくちゃ怪しい!!だが敵意も狂気も感じない。しかもなんで俺の名前を知ってる!?


「……まず、名前を訊いても?

「あっ、そうだね?自己紹介がまだだったね?僕はヴィンセント?ヴィーでもヴィンたんでもとでも呼んでくれたまえよ?」

「…………では、顔を見せて貰っても?」

「ええ~?恥ずかしいなあ?僕の顔ね?ブッサイクなんだよ?ティグレくんなんか見たら気を失っちゃうくらい醜いよ?」


ティグレの名前まで把握済み、か…。

自らを醜い、不細工だと言いながら、男はフードを下す。


「………っ!」


ティグレが息を呑んだ。いや、辛うじて悲鳴を飲み込んだと言うべきか。


男の顔は息を呑むほど整っていたというのに。


作り物のように整った美貌。白すぎる肌。明るい黄色などではない、魔力でゆらゆらと揺らぐ黄金の瞳。艶やかな黒髪は短く切られ、所々跳ねている。


「ね?醜いだろう??」

「………貴方は、母の……」

「うん?そうだよ?恋人だった?そして改めまして?リオ・プレンダーガスト?」





「僕が君のお父さんだよ?」









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