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学園編
魔王と踊れ 3
しおりを挟む「ねね?リオくん、リオくんはどれがお勧めかな?僕は甘いのも塩っぱいのも大丈夫だよ?ちゃんとお腹も減らしてきたから重たいものもどんと来い?だよ?」
今日もヴィンセントは絶好調だ。
テーブルについたのはラドと四公、王妃様とアンティエーヌ。あと俺とヴィンセント。ティグレは俺の後ろに立って控えてくれている。大きめの丸テーブルに所狭しと並べられたのは大量のケーキスタンドに乗った菓子。軽食。全部王妃様監修のめちゃくちゃ美味しいお菓子たちだ。最初、ラドが「菓子に聖水を入れよう」とか巫山戯た事を言いやがったが王妃様と俺で大ブーイング。ヒノモト人の『美味いもの』への情熱舐めるな。美味いものに毒を入れるとか洒落でも許さん。
ちなみにアンティエーヌがヴィンセントにかけようとしていた術は『魔素を抑える』ものであり、まったくの無害だった。ヴィンセント曰く、「君は神の娘なのに『悪役令嬢』なんだねぇ?」……と。なるほど、よくわからん。だが何故かヴィンセントとアンティエーヌが仲良くなった。え……なんで???
「いやぁ、息子の嫁候補がデキた子で助かるねぇ?」
「まあ、お義父様。わたくしは第二夫人候補です。第一夫人はティグレ様ですのよ」
「もしかして?リオくんモッテモテ~?」
「もてもて~、ですわ~」
えええ……。よくわからん話題で盛り上がってるゥ…。
チラッと後ろのティグレを見ると、なんだか憂い顔で遠い目をしている。いかん。なんだかわからんがティグレの目に生気がない。
「さて?」
テーブルナプキンで上品に口元を拭いて、魔王が笑う。
「リオくんと聖女ちゃん以外は全く食が進んでないようだから本題に移ろうか?」
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