【完結】リオ・プレンダーガストはラスボスである

とうや

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偽神編

初めての喧嘩、というか罵られ



「お暇をいただきたく思います」


3日ほど熱を出して倒れた後、数日経ってティグレがそう言った。


……………は?はあ!?!?


「えっ……ちょっ…???」


項垂れて。目も合わせてくれないティグレ。えっ、なに?俺、なんかした!?


「以前から王兄殿下の伝手で養子の話がありまして。その話をお受けしようと思います」

「は…?よ、養子?なんで!?だって、ティグレは……」

「俺はプレンダーガストを名乗れても、平民です。婚約も……白紙に戻してください」

「………っ」


今更ながらに思い出す。ティグレと婚約した時に「好きな人ができたら白紙に戻そう」と言ったこと。そうだ。軽い気持ちで婚約して、軽い気持ちでそう言った。え…?ってことは、なに!?ティグレ、好きなでもできた!?え……そ、それで、その娘と結婚したいから?俺から離れよう、と……?

じわり…と胸を焼くような、焦りのようなが襲ってくる。え……なんで?どう、し、て…?


「世話人は、すでにセバスさんに次を王都に送ってもらうように言っています」

「……ティグレ?その…なんだ。俺、お前に、なんかした…?」

「……いいえ、しておりません」

「じゃあなんで…!?」

「………っ!そん、な、だから…!!」

「え…」

「そんな風だからだよ!どうしてわからないかな、リオは!!リオのためにもなるんだから納得してよ!それで!それで聖女様とよろしくやったらいいじゃない!」

「ちょっ…待て!?待て待て!なんでアンティエーヌが出てくるんだよ!?」

「そういう鈍感なところにも愛想が尽きたの!!大体!俺のことなんだと思ってるの!聖女様のことだって!」

「はっ…!?!?はあぁぁああ!?ちょっとティグレ!おまえ、なにいっ……」


「話し合いは終わったか?」


!?!?

ラドが部屋に入ってくる。待ってろ!終わってねえ取り込み中だ!!

っていうか、アンタが唆したんだな!?ティグレは純真なんだからやめろよ!!なんか思い込んで思い詰めちまってるじゃねえか!!


………あ、れ?ラドの後ろに、だれ、か…?






「お初にお目にかかる、リオ・プレンダーガスト侯爵。私は北方諸国リュエール・デ・ゼトワールが盟主、ジュール・リュエール・デ・ゼトワールだ」







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