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偽神編
蕃神討滅 3
世界を引き裂くような超高周波に脳味噌がぐわんぐわんと揺さぶられた。耳が聞こえ辛いが関係ねえ。ウォーレンに視線を送ると心得た、とばかりに頷いてくれた。そのままウォーレンに突進して構えた盾を蹴る。同時にウォーレンのシールドバッシュで空中に投げ出された。
フッ!と息を吐き出しながら一番大きな目玉を両断 ーーー ……あ、あれ…!?
ごぽっ…ごぽぽぽ……
目玉が崩れて、青い血が溢れ出す。
「……ああ、糞が…!そういう感じ?」
バンッッ!!
地面に着地した瞬間に7本目の腕が俺を潰そうと地を叩いた。
「……マジかよ…!」
飛び退くと同時に手を両だ ーーー はぁあ!?
ごぽっ…
両断したはずの手は青い血を撒き散らしたが、逆再生のようにピタリと修復。蠢いていた残り6本の手も蝿叩きのように俺を叩き潰そうと殺到する。
「…ンンン…ニャアアアア!!この愚か者ンニャアアアアアアアアアアアア!!」
ビシャン!とタマの雷魔法が7本の手を襲う。ボコボコと内側から沸騰した手は電子レンジに入れた生卵のように弾け飛んだがすぐに逆再生。
「あははははははっはははっはははははは!効かない!きかないわよ、そんなヌルい攻撃ィ!偽神舐めてんのぉ?あっはははははははは……」
迫り来る手を銃弾で牽制しながら後退。
効かない?本当に?
『よーく観察するんだよ?』
前世の上司の秋山さんの声が聞こえた気がする。
そうだ。慌てるな。よく見ろ。偽神とて不滅ではない。弱点だって当然ある。当然……
撃った銃弾が、偽神の赤い爪を弾く。 ーーー 罅割れた爪先が……
罅…?
「……ははっ…!そこかァ!」
「ギャアッ!?」
ビタン!と地を打った手を横一閃。人差し指、中指、薬指の爪部分を指の肉ごと削る。爪が無くなった指はドロリと黒い粘液となって、それからは再生しなかった。
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