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モブとハンバーグ3
しおりを挟む残ったタネはこんな感じで焼いてください、と料理人さんにお願いして。
エプロンだけ外して、ルクレツィアと一緒に食堂に急ぐ。
食堂ではすでに着替えを終わらせて席についていたテオが待っていた。
食事は温かいまま配膳してもらい、3人と1匹の和やかな夕食だった。
すごいね、って思ったのが、なにも言わなくてもデミグラスソースに似たソースが添えられていたこと。
明日のルクレツィアのお楽しみ分を残して、残りは味見してくださいと言ったのが良かったらしい。ヴァッサロ大公家の料理人軍団優秀すぎ。
問題のハンバーグは、熱々じゃなかったけど温かくて、ナイフを入れるとジュワッと肉汁が溢れた。うん、成功。
肉の歯応えじゃないのに肉の味がするし、え?え?え?と首を傾げるテオが可愛い。幸せそうに笑って頬を押さえるルクレツィアがさらに可愛い。
2人と1匹から美味しい、の一言が聞けたから大成功。
カムイは足りない足りないと大騒ぎ。残ってたら追加をあげよう。残ってたら…だが。
「ああ…これを明日の朝に薄く切ったパンに挟んで……パクッと…」
ルクレツィアがウフウフ笑っている。かぶりつくのは令嬢としてどうかと思うけど、可愛いから正義。
そしてデザートが終わり、ティールームに移動して
「ルクレツィア、16歳おめでとう」
テオがルクレツィアに贈ったのは、
原作でもヴァッサロ将軍がルクレツィアに贈った首飾りだった。
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