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モブと変わってないテオ
しおりを挟むさて《呪い》と《祝福》の件は片付いた。
ルミナが慌ててストーリーを消化しようと『東の森』に来ても、もう既に古龍 ーーー 《蜃》はこちらサイドだ。
次に実家を片付けねばならない。
陛下権限で、サルヴィーニ伯爵を外患罪で拘束。これはサヴァレーゼ王国で最も重い罪で、証拠さえきちんと揃えていれば断頭台まで裁判抜きで直行する事も可能だ。使ったことは無いらしいけど。
逃げ出そうとした使用人たちもまとめて拘束。激しい抵抗をされたので多少手荒な捕物帳だったそうだが、地下牢に入れられて居たメイド長、庭師、サルヴィーニ家嫡男は無事。俺がエリート妖精をくっつけてから、鞭は身体に当たらず何故か振るった者に直撃したそうだし、昼夜問わず犯されていたのが触れようとしただけで発狂し始めたそうだし、食事もどこからともなくそっと置いてあったらしい。(フェルディナンド談)
エリート精霊が優秀すぎる。報酬は弾まねばならんだろう。
あと、ヴィヴィアン夫人も救出されたらしいが、麻薬のようなものの中毒で回復は難しいとのこと。一応、俺が直接行って解毒はしたのだが、心の問題は俺じゃ無理だ。サルヴィーニ家は近々取り潰す予定なので、生家の侯爵家に帰された。
サルヴィーニ伯爵拘束とほぼ同時に、ロタリンギア国境線を封鎖してもらう。ロタリンギアは戦場になるからだ。当然、難民がこちらにやってくるのだろうが、難民に紛れて不純物もやってくる。他国の戦争に首を突っ込むなんて馬鹿なことはしない。状況が悪化するだけだ。難民たちは可哀想だが仕方がない。秋津の王様が……優しかったら良いね。
こういう事に心が痛まなくなってしまった俺はもう人間じゃないんだろう。
そうぼんやり思っていたら、テオに後ろからギュってされた。
「……子供は何人作ろうか?」
…………はい?
「え…、いや待って、なに?」
「《呪い》が解けたら、私の子供は化物にはならないのだろう?」
「あー…、うん、そうだね?」
「お前に似た子供がいい。きっと美しい娘になる」
「……はい?」
「……!そうだな!あとは、お前に似た男児でもきっと可愛い。それから兄上に似た子も……」
「え……ちょ…」
肯定の「はい」じゃねーよ!変わってないねテオ!?
「俺は産まないからね!!??」
俺……今、カズマの気持ちがちょっとだけわかった気がする…。
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初めての投稿です。
結構ノリに任せて書いているのでかなり読み辛いし、分かり辛いかもしれませんがよろしくお願いします。主人公がボーイズでラブするのはかなり先になる予定です。
※ストックが切れ次第緩やかに投稿していきます。
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